札幌工業高校の全日制では、機械・電気・建築・土木の専門分野から大学へ進む例が公表されています。令和8年3月卒業生の資料をもとに、学科別の大学進学先と、理系の総合型・公募推薦に向けた準備を紹介します。
大学進学は56人。室蘭工業大学、札幌市立大学、千葉工業大学などへの進学先が掲載されています。 高校で身につけた専門知識や課題研究を、大学での学びへつなげる道があります。
北海道札幌工業高校の大学進学先
以下は、学校が公表した全日制・2026年3月卒業生の進路に基づく大学一覧です。
| 高校の学科 | 公表された大学進学先の例 |
|---|---|
| 機械科 | 室蘭工業大学、千葉工業大学、北海道科学大学、北海学園大学、東京農業大学、日本医療大学など |
| 電気科 | 室蘭工業大学、北海道科学大学、札幌国際大学、北翔大学、大阪産業大学、北海学園大学 |
| 建築科 | 札幌市立大学、北海道科学大学、北海学園大学、星槎道都大学、日本工業大学、北海道情報大学など |
| 土木科 | 北海道科学大学、北海学園大学、札幌学院大学、札幌大学、星槎道都大学、東洋大学、駒澤大学、北海商科大学 |
大学進学者の内訳は、機械科12人、電気科10人、建築科23人、土木科11人です。表の大学名は主な例で、人数順のランキングではありません。
建築科では建築系に加えて札幌市立大学デザイン学部、機械科では千葉工業大学の宇宙半導体工学科などが掲載されています。工業高校で身につけた技術を、設計・デザイン・情報・生命など、どの方向へ発展させたいかを考えてみましょう。
進学先を見るときに確認したいこと
掲載された大学に、すべて推薦で進学したという意味ではありません。 この資料の大学別一覧だけでは、利用した選抜方式までは分かりません。
先輩の大学名を参考にしつつ、自分が学びたい学科、出願できる方式、必要な履修科目や成績などを調べてみてください。
工業高校の学びを生かし、理系推薦で名門大学へ
工業系の専門科目では、実習や課題研究を通じて、設計・製作・計測・実験などに取り組めます。その経験を具体的に説明できることが、理系の総合型選抜や公募制の学校推薦型選抜に向けた準備の基本です。
「何を作ったか」に加え、自分が考えたこと、試したこと、結果から分かったことまで整理しましょう。 資格名や完成品の写真だけでは伝わらない、活動の中身を説明できます。
例えば建築系の志望者でも、構造や施工を深めたい人と、利用者の行動や空間の使いやすさを考えたい人では、大学で学ぶ内容が変わります。製作した模型や図面を見返し、自分が最も考えた点を言葉にすると、建築系とデザイン系のどちらを目指すかも検討しやすくなります。
グループで取り組んだ課題研究なら、チーム全体の成果と、自分が担当した設計・製作・プログラミング・分析などを分けておきましょう。面接で質問されたときも、自分の経験として話しやすくなります。
資格・コンテスト・課題研究の実績例
次の表は、これからの学習や活動を考えるための例です。この高校の生徒が取得・受賞した実績を示すものではありません。
| 分野 | 資格・活動の例 | 志望理由書や面接で説明したい内容 |
|---|---|---|
| 機械・電気 | ロボット製作、制御プログラム、電子回路の計測 | 機構や回路を選んだ理由、不具合の原因、改善前後の違い |
| 建築・デザイン | CAD図面、模型、利用者を想定した空間の提案 | 敷地条件、採光や動線、使いやすさを確かめた方法 |
| 土木・環境 | 測量、構造物や地域の防災・環境調査 | 計測条件、データの比較、地域の課題との関係 |
資格の取得で終わらず、学んだ知識を製作・実験・調査に使った経験まで伝えることが大切です。 資格やコンテストの扱い、提出できる活動資料は、大学・選抜方式によって異なります。
総合型・公募推薦を目指すための準備
志望する学部・学科の募集要項で、工業系の学科から出願できるか、どのような条件があるかを早めに確かめておきましょう。
| 確認したいこと | 準備のポイント |
|---|---|
| 出願資格 | 学科・課程、卒業年度、評定、履修科目、資格、学校長の推薦など |
| 学力の確認 | 数学・理科・英語などの必要科目、口頭試問や学力試験、共通テストの有無 |
| 活動の説明 | 課題研究、製作・実験、資格やコンテストについて、自分の役割と結果を整理 |
| 志望理由 | 高校で生まれた関心と、大学で学びたい授業・研究分野とのつながり |
| 受験の組み合わせ | 出願期間、試験日、合格後の入学条件、他大学との日程 |
実習で経験したことを、数学や理科の言葉でも説明できるようにしておくと、活動と学力を関連づけて準備できます。例えば測定や制御に取り組んだなら、使った式やグラフが何を表しているかまで振り返ってみてください。
志望理由書では、将来の希望と過去の活動をつなげることが大切です。学びたい分野を考える際は、次の大学別記事も参考にしてください。各大学の募集要項で、出願条件も確認してください。
北海道札幌工業高校の大学進学でよくある質問
札幌工業高校の大学進学者は、どの学科に多いですか?
2026年3月卒業生の全日制資料では、建築科23人、機械科12人、土木科11人、電気科10人で、大学進学者は合計56人です。人数だけで学科を選ばず、学びたい専門分野も合わせて考えてください。
工業系の資格があれば、推薦入試に合格できますか?
資格だけで合否が決まるとは限りません。出願条件と評価内容を確認し、基礎学力、志望理由書、活動の説明、面接なども合わせて準備してください。
課題研究がまだ終わっていなくても、準備を始められますか?
テーマを選んだ理由、調べたこと、途中で試したことを記録するところから始められます。未完成の成果を完成済みのように書かず、応募時点の進捗と分かったことを説明できるようにしておきましょう。
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工業高校の専門知識や課題研究を生かして、理系推薦で名門大学を目指しましょう。 志望する分野と方式に合う実績づくり、基礎学力の準備、志望理由書・面接の対策を、早い時期から考えることが大切です。
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