ショベルローダー等の技能講習で学ぶ荷役や力学は、荷を持ち上げる機械の仕組みを考える入口になります。総合型選抜では、講習修了と、自分が構造や安定性を調べた経験を合わせて伝えましょう。
荷を持ち上げる仕組みと、機械が安定する条件に目を向けましょう。2027年度の大学入試の公式資料から、国立1大学と理工系私立2大学の方式を紹介します。
技能講習の対象と修了の記録
ショベルローダー等運転技能講習は、最大荷重が1トン以上のショベルローダーやフォークローダーを運転する業務に関わります。道路上の走行は除かれ、フォークリフトの技能講習とは別です。
コベルコ教習所の案内では、走行・荷役装置の構造、取扱い、力学、法令の学科と、走行・荷役操作の実技を扱います。免許や経験に応じた受講区分があり、未経験者向けのコースも紹介されています。出願資料には正式な講習名と修了時期を記載し、何を理解したのかを実習記録と合わせて説明しましょう。
同教習所では18歳未満の受講に別途同意書が必要です。講習の受講・修了と、業務に就く際の年齢などの条件は分けて確認しましょう。
修了証と、自分で考えた実習・探究の記録を一緒に残しましょう。
出典:コベルコ教習所「ショベルローダー等運転技能講習」、同教習所「よくある質問」
機械の学びを伝える3大学
| 大学・方式 | 経験を伝える資料・選考 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 東京農工大学・SAIL機械システム工学科 | 工学・自然科学の特別活動レポート、発表 | 成績優秀、第一志望、最終合格時の入学確約 |
| 東京電機大学・工学部とんがりAO | とんがり報告書、学習・制作の発表 | 数学・外国語とも3.3以上、履修・活動要件 |
| 日本工業大学・活動アピール型 | 資格取得報告、実習を説明する面接 | 大学入学資格、他大学との併願可 |
いずれも、この技能講習の修了による固定加点を紹介するものではありません。講習で学んだ内容を実習・探究へ発展させ、活動資料や面接で伝える方法です。
東京農工大学のSAIL入試
工学部機械システム工学科の2027年度SAIL入試では、工学や自然科学の活動を特別活動レポートにまとめます。講習での学習から、荷役装置や機械設計に関心が広がった経緯を整理する方法が考えられます。
高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象です。学習成績が優秀であることを求めますが、公式Q&Aには評定の具体的な数値基準はないと記載されています。第一志望とし、最終合格した場合は必ず入学する確約が必要です。
第1次は志望理由書、特別活動レポート、調査書で選考します。第2次には活動の発表と質疑応答を含む面接、数学・物理の口頭試問があり、共通テストは課しません。実習の説明と、重心や力の関係を含む基礎学力を一緒に準備しましょう。
出典:東京農工大学「2027年度SAIL入試募集要項」22~26ページ、SAIL入試Q&A
東京電機大学のとんがりAO
工学部の2027年度とんがりAOは、高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象です。高校からの出願では、数学と外国語の学習成績の状況がともに3.3以上必要です。工業科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修中・履修済みが条件で、普通科等は必要科目が異なります。
所定の「とんがり要件」または類似の経験・技能も必要です。とんがり報告書に、実習や測定を通じて考えたことをまとめ、資格証明や写真等を任意で添付できます。
第1次は書類、第2次は発表と個別面接で、数学Ⅰ・Ⅱの口頭試問を含みます。他大学との併願は認められていますが、第一志望とし、合格時は東京電機大学へ入学することが前提です。
出典:東京電機大学「2027年度AO・とんがりAO要項」15~17・24ページ
日本工業大学の活動アピール型
2027年度は、大学入学資格を持つ高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが出願でき、評定の数値基準はありません。他大学との併願も可能です。活動状況・資格取得報告書や資格証明の写しなどを提出し、書類と面接で選考します。
面接では製作物や写真等を使った説明もできます。機械の仕組みを説明する図や、条件を変えて比べた記録を使い、機械工学でさらに学びたい内容を伝えましょう。
荷の位置と模型の安定性を比べる
今後の活動例として、学校で荷役装置を参考にした小さな模型を作り、軽い荷の位置やアームの高さで、支えにかかる力がどう変わるかを調べる方法があります。予測と測定の条件をそろえ、結果を図にまとめます。
模型の寸法、荷の位置、測定値、修正した箇所を残しましょう。実機を操作する活動と区別し、機械の構造や力学を学ぶ実験として整理できます。志望理由書では、講習で学んだ荷役の知識を使い、設計や安定性について生まれた疑問から、大学で機械工学を深めたい理由へ進めます。
大学別の志望理由書例文
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで荷役装置の学びを大学進学へ
講習での学習から機械の探究、志望理由書・面接まで一緒に準備しましょう。スキルパスは評定や履修科目、学習・制作の経験に合わせ、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


