森から木材を運ぶ仕組みには、車両の構造や地形への対応が関わります。走行集材機械の学びを、大学で機械・環境を深めたい理由につなげる方法を紹介します。
運材への関心を、地形や運搬条件を調べた経験と結びつけましょう。2027年度の北見工業大学、東京電機大学、工学院大学を例に、総合型選抜に向けた準備を紹介します。
走行集材機械運転特別教育の学習内容
林内を走行して木材を集めたり運んだりする機械の運転業務に関する特別教育です。学科6時間・実技6時間で構成されます。CIC日本建設情報センターの講座は学科のみのため、実技は事業場などで別に行う必要があります。
学科だけの受講と、実技を含む修了は区別してください。林災防兵庫県支部の2026年度講習は、満18歳以上で対象業務に従事する予定の人が対象です。同支部では原則として車両系建設機械技能講習の修了も条件としています。
出典:CIC日本建設情報センター「走行集材機械運転特別教育」、林災防兵庫県支部「2026年度講習」
学習経験を生かして比較したい大学
| 大学・方式 | 経験を伝える場面 | 準備したい内容 |
|---|---|---|
| 北見工業大学・総合型選抜ユニット確定枠 | 学修計画書・面接 | 機械・環境への学修計画 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 活動報告書・発表 | 地形や運搬条件を調べた経験 |
| 工学院大学先進工学部(対象学科)・探究成果活用型選抜 | 理数系探究の報告・発表 | 模型や地形資料を比べる探究・発表 |
表は講習での学びを関連分野の調査・探究へ広げる例です。修了しただけで決まる加点表ではありません。
北見工業大学は学びと専門分野をつなげる
総合型選抜ユニット確定枠は、学びたい工学分野が定まっている人を対象に、意欲・適性などを評価する方式です。先進工学科の機械・エネルギーや社会基盤・環境などの分野を調べ、運搬と地形について深めたい内容を考えてみましょう。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。出願資格に評定の数値基準は示されていません。共通テストは課さず、数学Ⅰと物理基礎または化学基礎の確認試験、個人面接、調査書・学修計画書で選考されます。
学修計画書では、これまでの学びを入学後・卒業後にどう生かすか、関心分野、他者との協働などを記述します。合格した場合は必ず入学する意思が必要です。
出典:北見工業大学「2027年度総合型選抜学生募集要項」1〜2・4ページ、学修計画書
東京電機大学は活動の過程と基礎学力を確認
理工学部の総合型選抜(AO)では、探究や資格・活動経験などを評価します。機械工学系を志望するなら、機械の学習と、学校で行った模型や資料による調査を結びつけて説明できます。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格によるルートでは数学・外国語が各3.3以上。工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ、普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修が必要です。
一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。機械工学系の口頭試問では数学Ⅰ・Ⅱと物理基礎・物理の基礎知識が問われます。理工学部は他大学と併願できます。
出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜入学者選抜要項」4・6〜9・23ページ
工学院大学は理数系探究と発表を準備
探究成果活用型選抜では、2027年3月卒業見込みであることに加え、テーマを定めた理数系探究と、学内外の発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。先進工学部は普通科・理数科の全体評定3.2以上、専門学科3.5以上などの条件があります。
一次は数学・英語の基礎学力調査と探究活動書類審査、二次は発表と面接等です。他大学と併願できます。運搬条件を比較する基準を定め、結果を発表する理数系探究への発展が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
講習の学びを志望理由書・面接へ
今後の活動例として、公開された地形資料を読み、運搬距離や高低差を地図上で比較する方法があります。先生の指導のもとで、小さな模型を使って荷物の位置や重さによる違いを調べてもよいでしょう。資料の範囲、模型の寸法、比較した条件を記録し、実際の森林では路面など他の条件も関わることを考察してください。
「集材機械の学習→地形・運搬条件の比較→大学で深めたい機械・環境」をつなげましょう。面接では、講習で知った内容と自分の調査を分け、どんな根拠から考えたのかを話しましょう。これは学校の資料や模型を使う学習例です。
スキルパスでは、受講して学んだ内容を探究や進路に結びつけるところから、出願先の検討、志望理由書・小論文・面接まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


