日本栄養大学の総合型選抜は、探究の発表がある1期、基礎学力試験もある2期、面接と小論文がある3期で準備が異なります。栄養学部の実践栄養学科、保健栄養学科の2専攻、食文化栄養学科それぞれの学びに合わせて、志望理由を整理しましょう。
面接で大切なのは、資格の名前を並べることではなく、食や健康について学んだ過程と、大学で深めたいことをつなげて話すことです。 以下の質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
3期の面接対策|小論文と志望理由をつなぐ
総合型選抜3期は、小論文、個人面接、出願書類によって選考します。小論文は当日に示されるテーマについて60分で800字程度、面接は10分程度です。小論文・面接・出願書類の配点比率は1:1:1です。
2026年10月27日〜11月2日が出願期間で、書類は最終日の15時必着です。試験は11月15日、坂戸キャンパスで行われます。1期・3期は、合格した場合に必ず入学することが条件です。
出願前に確認したい共通条件
高校等を2027年3月に卒業見込み、または2026年3月に卒業した人のほか、所定の大学入学資格等を満たす人が対象です。資格取得時期や個別の入学資格審査に条件があるため、該当区分を募集要項で確認してください。
志望学科・専攻の教育目標を理解し、学習意欲と能力、適性を有することも条件です。また、受験年度のオープンキャンパスで志望学科・専攻の学科コーナーに1回以上参加するか、公式の学科説明動画を視聴する必要があります。
面接の準備では、提出する志望理由書を読み直し、「その経験で何が変わったか」「なぜこの学科・専攻で学びたいか」を短く説明してみましょう。小論文も、知っている言葉を使うだけでなく、理由や具体例を添える練習が役立ちます。
1期の探究学習型|発表・質疑応答・面接を分けて準備
大学の1期は、小論文、プレゼンテーションと面接、出願書類で一次選抜を行います。小論文は60分で800字程度、発表は5分程度、質疑応答は2分程度、個人面接は5分程度です。小論文:プレゼンテーションと面接:出願書類の配点比率は1:2:1です。
発表内容は、高校での探究学習や興味を持って取り組んだこと、入学後の目標等です。発表では着席し、手持ち資料やスケッチブックを使えますが、パソコンやタブレットは持ち込めません。パソコンで作成・印刷した紙資料は使えます。面接員への資料配付もできません。
発表原稿だけでなく、質問への答えも用意
「何を調べたか」に加え、調べ方を選んだ理由、結果の限界、自分が担当した部分を振り返りましょう。発表で説明しきれない点を、質疑応答で補えるようにする練習が大切です。
一次選抜の試験は2026年9月27日に終了しています。二次選抜は、学習計画と読書感想文の提出です。読書感想文は「食・栄養・健康・環境」に関する本が対象で、漫画や写真集は対象になりません。一次の面接と、二次の提出書類を同じものだと考えないようにしましょう。
発表した成果だけでなく、調べ方・考え直した点・まだ確かめられていないことまで、自分の言葉で説明できることが重要です。
2期と資格の扱い|面接だけで特待生が決まるわけではない
大学の2期「栄大スカラシップ」は、10分程度の個人面接、出願書類、60分の基礎学力試験による選考です。面接:出願書類:基礎学力試験の配点比率は1:1:2です。
基礎学力試験は、現代の国語、化学基礎、生物基礎のマーク式です。生物基礎では「生物の多様性と生態系」を除きます。基礎学力試験内の配点割合は国語50%、化学基礎25%、生物基礎25%です。
3つの評価を合わせて合否を判定し、合格者のうち基礎学力試験の成績で特待生を選びます。面接の出来だけで特待生が決まるわけではありません。2027年度入試の2期試験は2026年10月25日に終了しています。
書類の加点対象と、学習経験の紹介を区別
総合型選抜の出願書類には、所定の資格による加点制度があります。数学検定準2級以上、栄養と調理技能検定3級以上、食の検定・食農3級以上、ITパスポート試験などが対象です。英語資格、調理関係、簿記関係では、対象試験・級や同じ区分での重複加点に条件があります。証明書の提出も必要です。
資格の取得年次は不問ですが、募集要項の一覧にない資格を、独自に「加点対象」として扱うことはできません。例えば化学検定や生物検定で学んだ経験は、本人の学習を説明する材料にはなっても、この一覧の加点対象とは別です。
質問例と回答例|栄養学部の4つの学びに合わせる
以下は架空の練習例です。省略部分には本人の経験を入れてください。資格、調査、活動の実績を作り上げたり、例文をそのまま自分の経験として話したりしないでください。
質問1|実践栄養学科で学びたい理由は何ですか
…(食事や健康に関心を持った本人の経験)…をきっかけに、…(実際に学んだ内容)…を調べました。生物検定の学習では…(自分が理解した内容)…を学びましたが、栄養の知識を一人ひとりの健康状態に合わせて使うには、さらに学習が必要だと感じています。大学では…(学びたい内容)…を深めたいです。
実践栄養学科を想定した独自の練習例です。管理栄養士の仕事に関心がある場合も、職業名だけで終わらず、どんな経験から関心を持ったかを整理しましょう。検定の合格や受検経験がなければ、その部分は使わず、授業や読書など本人が実際に取り組んだ内容で説明できます。
質問2|栄養イノベーション専攻で、何を考えてみたいですか
…(本人が気づいた食生活の課題)…について、…(実際に行った調査や資料比較)…に取り組みました。…(得られた結果)…がありましたが、…(調査の限界)…も残りました。統計検定やITパスポートの学習で得た…(実際の知識)…も生かし、食行動や生活習慣を変える方法を学びたいです。
保健栄養学科・栄養イノベーション専攻を想定した独自の練習例です。調査人数や比較条件を説明し、小さな調査で全体の傾向を断定しないことも大切です。統計検定の学習経験と、公式の加点対象であるITパスポート試験の扱いは区別してください。
質問3|保健養護専攻を志望する理由は何ですか
…(子どもの健康や学校生活に関心を持った本人の経験)…から、体の不調だけでなく、生活や心の状態にも目を向ける必要があると感じました。…(実際に読んだ資料や授業で学んだこと)…を通じ、…(さらに知りたい点)…が生まれました。大学では子どもの発達と心身の健康、健康教育について学びたいです。
保健栄養学科・保健養護専攻を想定した独自の練習例です。養護教諭に関心がある場合、栄養だけでなく、子どもをどう理解したいかも考えてみましょう。本人や周囲の人の病歴など、話したくない個人情報まで面接練習に入れる必要はありません。
質問4|食文化栄養学科で深めたいことは何ですか
…(本人が関心を持った料理や地域の食文化)…について、…(実際の調理・資料調査・活動)…に取り組みました。…(材料や作り方を変えて気づいたこと)…があり、味だけでなく、栄養や文化の背景にも関心を持ちました。大学では…(調理や食文化について学びたい内容)…を深めたいです。
食文化栄養学科を想定した独自の練習例です。栄養と調理技能検定等の経験があれば、取得級だけでなく、学習で気づいたことを説明しましょう。地域の料理を扱うときも、調べていない由来を事実のように話さないことが大切です。
質問5|探究の結果について、説明が足りない点はありませんか
…(本人が実際に取り組んだ探究)…では、…(比較方法)…で調べました。ただ、…(人数・期間・測定条件などの限界)…があるため、この結果だけで…(広い結論)…までは言えません。次は…(改善して確かめたい方法)…で検討したいです。
探究学習型の質疑応答を想定した独自の練習例です。結果を大きく見せるより、何が分かり、何がまだ分からないかを区別して話す練習をしましょう。食や健康の調査では、個人情報や安全にも配慮が必要です。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、学習経験・書類・面接を一緒に準備
まずは志望学科・専攻の学びを確認し、授業、探究、資格、調理、読書などの記録を振り返りましょう。1期なら発表と質疑応答、3期なら小論文と面接というように、受験方式に合わせた練習が必要です。
スキルパスでは、本人が実際に取り組んだことを振り返り、志望する学びに合わせて、志望理由書や発表と面接で伝える内容を一緒に整理します。 下のフォームからご相談ください。合格や特定の評価を保証するものではありません。


