東京造形大学の総合型選抜(自己アピール)では、書類審査の後にプレゼンテーション選考があります。作品を見せるだけでなく、何を考え、どう制作したかを説明し、その後の質問に答える準備が大切です。

東京造形大学の面接・発表対策は、ポートフォリオと本人の制作過程を一致させ、約5分の自己アピールと質疑応答を準備することが基本です。この記事は2027年度の造形学部の総合型選抜を扱います。以下の質問・回答例は独自の架空練習で、公式過去問、合格者の回答、出題予告ではありません。

書類審査からプレゼンテーション選考へ

確認項目2027年度の主な内容
選考の手順出願書類で発表の対象者を決め、書類とプレゼンテーション選考を総合して判定
本人の発表約5分の自己アピール。その後に質疑応答
作品等の持ち込み台車等を使わず、本人が一度で運べる範囲
発表時の注意面接官との距離は約2メートル。面接官への資料配付は不可
ポートフォリオA4判ファイル1冊、全体で30〜60ページ程度。基礎的能力・専門的能力の資料は必須、その他の活動資料は任意

大学が示している約5分は、自己アピールの時間です。質疑応答まで含めた所要時間や、面接官の人数を、この数字から推測することはできません。

提出資料の説明と当日の発表が食い違わないように、作品ごとの制作時期、素材、課題の条件、本人の担当を確認しましょう。共同制作・共同活動は、自分が行った内容が分かるようにする必要があります。

同じ造形学部でも、デザインと美術、さらに志望する専攻領域によって伝えたい専門性は異なります。「作品を作るのが好き」という理由に加えて、その領域で何を深めたいかを説明する練習が考えられます。

ポートフォリオから発表の中心となる作品を選ぶ

発表の練習では、全ページを同じ長さで説明するより、志望領域との関係が分かる作品を中心に、制作の目的と工夫を整理する方法が役立ちます。これは独自の練習方法で、大学が指定した作品数や発表順ではありません。

デザインなら、誰のどんな課題を考え、形や色、配置などをなぜ選んだのか。美術なら、何を観察し、素材や技法を試す中で何に気付いたのか。作品の完成度だけでなく、判断の理由を本人の言葉で説明できるようにしましょう。

制作途中のスケッチや試作が残っていれば、最初の案から何を変えたかを振り返れます。ただし、残っていない記録を後から当時の資料として作ったり、実施していない調査を制作過程に加えたりしてはいけません。

資格・検定やコンクールの実績を資料に入れる場合も、名称や級、時期、本人の関わりを正確に確認してください。プログラミングやデータ分析を作品に使った実績があれば、その知識をどう使ったかまで説明する方法が考えられます。資格取得そのものが、この入試の必須条件や加点を意味するわけではありません。

共同制作での担当、自主制作か学校の課題か、生成AIを使用した箇所を明確にし、本人の判断や作業を説明しましょう。要項には、生成AIを使用した場合に使用箇所を明記する案内があります。使ったことを隠して、すべて自力で作ったと説明することはできません。

作品や映像を見せながら話すための準備

当日は面接官と約2メートル離れるため、普段の机上の見え方とは異なります。自主練習では、作品の大きさや画面表示を離れた場所から確かめ、説明している箇所が伝わるかを確認する方法が役立ちます。

会場の机・イーゼル・電源コードは必要に応じて使えると案内されています。映像等の再生機器は、見せ方と距離を考慮して準備する必要があります。会場に任意の機器がすべて用意されていると思い込まないようにしましょう。

ポートフォリオのデジタルデータは、指定された電子媒体等で提出する案内です。URLを掲載して制作物へのアクセスを促す方法は認められていません。作品の持ち込みと、出願時の資料提出は別の手順として確認してください。

発表後の質疑では、完成作品の紹介にとどまらず、なぜその方法を選んだか、ほかにどんな案があったかを説明する練習が考えられます。質問を聞いてから答え、確認できないことは分からないと伝えたうえで、自分の考えを説明しましょう。

作品発表・質疑応答の質問と回答例

以下の省略箇所には本人の事実を入れてください。作品の内容や受賞歴を創作するための例ではありません。

質問1|この作品の目的やテーマを説明してください

この作品では…(実際に考えたテーマ・課題)…を扱いました。…(本人の観察や経験)…がきっかけです。…(実際に選んだ形・素材・技法)…によって、…(伝えようとしたこと)…を表そうとしました。

デザイン・美術に共通する独自練習です。鑑賞者が実際にどう受け止めたかと、自分が意図したことは区別してください。

質問2|制作途中で、何を変えましたか

最初の案は…(実際の案)…でしたが、…(制作中に気付いた問題)…がありました。そこで…(本人が行った変更)…を試しました。結果として…(確認できた変化)…があり、…(残っている課題)…も分かりました。

試作や描き直しの過程を説明する独自練習です。完成後の解釈を、最初から決めていた意図として話す必要はありません。

質問3|共同制作で、あなたは何を担当しましたか

この作品は…(実際の人数や役割分担)…で制作しました。私が担当したのは…(本人の作業)…です。…(ほかの人の作業)…は共同制作者の担当で、…(実際に相談したこと)…を話し合いながら進めました。

共同制作の独自練習です。本人の仕事を具体的に説明し、ほかの人が行った作業も明確にしてください。

質問4|制作に使った技術やツールを説明してください

…(実際に使った素材・道具・ソフト等)…を使い、…(本人が行った操作や判断)…を行いました。…(実際に参考にした資料や支援)…も使っています。生成AIを使用した箇所は…(実際の使用箇所と本人の作業)…で、資料にも明記しました。

AIを実際に使用した人を想定した独自練習です。使用していない場合は、その部分を話す必要はありません。技術名だけでなく、本人が判断した内容を説明しましょう。

質問5|東京造形大学のその専攻領域で、何を学びたいですか

…(本人の制作経験)…を通じて、…(もっと深めたい疑問)…を持ちました。貴学の…(公式情報で確認した専攻領域の学び)…に関心があります。大学では…(具体的に学びたい内容)…を学び、現在の制作の…(課題)…を考えていきたいです。

志望領域との関係を説明する独自練習です。授業や設備等の名称は、大学の公式情報で確認したものを使ってください。

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2027年度の選考日程とスキルパスの発表準備

2027年度総合型の出願は2026年9月1日〜7日、書類審査結果発表は10月8日、プレゼンテーション選考は10月24日でした。10月26日現在、発表の選考まで実施済みで、合格発表は11月2日です。これから出願できる日程として扱わないようにしてください。

対象者への個別案内にある集合時刻や、当日の持ち込み・機器の扱いも、一般的な面接対策とは別に確認が必要です。次年度以降の受験を考える場合は、該当年度の新しい要項を確認してください。

公式資料:総合型選抜(自己アピール)の案内、2027年度総合型選抜募集要項、ポートフォリオ作成要領。提出資料の仕様や最新の案内も公式情報で確認しましょう。

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