ものづくりの形は、材料だけでなく金型や機械の仕組みにも左右されます。プレスに関する学びを、大学で機械・材料を研究したい理由につなげてみませんか。
講習の内容を、型や材料について自分で確かめた経験につなげましょう。2027年度の北見工業大学、東京電機大学、工学院大学を例に、総合型選抜に向けた準備を紹介します。
動力プレス金型調整等特別教育の学習内容
動力プレス機械の金型の取付け・取外し・調整などの業務に関する特別教育です。大阪・東大阪労働基準協会では、受講資格を18歳以上としています。教育は学科8時間・実技2時間で構成され、同協会が実施するのは学科部分です。
学科を受講したことと、実技を含めて教育を修了したことは区別しましょう。同協会の案内では、実技は各事業場で別に実施する必要があります。また、プレス機械作業主任者技能講習とも別の教育です。
出典:大阪・東大阪労働基準協会「動力プレス金型調整等特別教育」
学習経験を生かして比較したい大学
| 大学・方式 | 経験を伝える場面 | 準備したい内容 |
|---|---|---|
| 北見工業大学・総合型選抜ユニット確定枠 | 学修計画書・面接 | 機械・材料分野への学修計画 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 活動報告書・発表 | 型と形状の関係を調べた経験 |
| 工学院大学先進工学部(対象学科)・探究成果活用型選抜 | 理数系探究の報告・発表 | 模型を使った理数系探究と発表 |
表は講習での学びを関連分野の調査・探究へ広げる例です。修了しただけで決まる加点表ではありません。
北見工業大学は学びと専門分野をつなげる
総合型選抜ユニット確定枠は、学びたい工学分野が定まっている人を対象に、意欲・適性などを評価する方式です。先進工学科の機械・エネルギーなどの分野を調べ、加工の仕組みや材料について深めたい内容を考えてみましょう。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。出願資格に評定の数値基準は示されていません。共通テストは課さず、数学Ⅰと物理基礎または化学基礎の確認試験、個人面接、調査書・学修計画書で選考されます。
学修計画書では、これまでの学びを入学後・卒業後にどう生かすか、関心分野、他者との協働などを記述します。合格した場合は必ず入学する意思が必要です。
出典:北見工業大学「2027年度総合型選抜学生募集要項」1〜2・4ページ、学修計画書
東京電機大学は活動の過程と基礎学力を確認
理工学部の総合型選抜(AO)では、探究や資格・活動経験などを評価します。機械工学系を志望するなら、金型や材料への関心と、学校での模型づくりや調査の経験を結びつけて説明できます。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格によるルートでは数学・外国語が各3.3以上。工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ、普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修が必要です。
一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。機械工学系の口頭試問では数学Ⅰ・Ⅱと物理基礎・物理の基礎知識が問われます。理工学部は他大学と併願できます。
出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜入学者選抜要項」4・6〜9・23ページ
工学院大学は理数系探究と発表を準備
探究成果活用型選抜では、2027年3月卒業見込みであることに加え、テーマを定めた理数系探究と、学内外の発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。先進工学部は普通科・理数科の全体評定3.2以上、専門学科3.5以上などの条件があります。
一次は数学・英語の基礎学力調査と探究活動書類審査、二次は発表と面接等です。他大学と併願できます。模型の形状や測定条件を定めて結果を比べ、発表する探究への発展が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
講習の学びを志望理由書・面接へ
例えば、先生の指導のもとで、紙粘土などを手で型に押し当て、型の形と完成した形の違いを調べる活動があります。材料の量や観察の方法をそろえ、写真と寸法を記録してみましょう。実機の調整とは分けた学校の学習として、模型で確かめられたことと、材料の性質をさらに学ばなければ説明できないことを整理してください。
「プレスの学習→模型による形状の比較→大学で深めたい機械・材料」をつなげましょう。面接では、講習で知ったこと、自分が考えて試したこと、大学で調べたいことを順に伝えると、経験に基づく志望理由になります。
スキルパスでは、受講して学んだ内容を探究や進路に結びつけるところから、出願先の検討、志望理由書・小論文・面接まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


