木材に触れた経験から、材料の性質や機械の仕組みに関心が広がることがあります。伐木等の特別教育で得た疑問を、大学で深めたいテーマへつなげてみましょう。
木材や機械への関心を、自分で観察・比較した経験で伝えましょう。2027年度の北見工業大学、東京電機大学、工学院大学を例に、総合型選抜に向けた準備を紹介します。
伐木等の業務に係る特別教育の学習内容
チェーンソーを用いて行う立木の伐木、かかり木の処理、造材などの業務に関する特別教育です。林災防東京都支部の案内では、2020年8月から学科と実技を含む18時間の講習となっています。林災防兵庫県支部の2026年度講習は、満18歳以上で対象の作業に従事する予定の人が対象です。
チェーンソーを扱う教育と、伐木等機械を運転する特別教育は別です。出願資料では、修了証に記載された教育名と、自分が実際に学んだ内容を正確に伝えてください。
出典:林災防兵庫県支部「2026年度チェーンソー作業従事者特別教育」、林災防東京都支部「伐木等業務特別教育」
学習経験を生かして比較したい大学
| 大学・方式 | 経験を伝える場面 | 準備したい内容 |
|---|---|---|
| 北見工業大学・総合型選抜ユニット確定枠 | 学修計画書・面接 | 機械・材料への学修計画 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 活動報告書・発表 | 木材の性質を調べた経験 |
| 工学院大学先進工学部(対象学科)・探究成果活用型選抜 | 理数系探究の報告・発表 | 木材の観察と資料比較・発表 |
表は講習での学びを関連分野の調査・探究へ広げる例です。修了しただけで決まる加点表ではありません。
北見工業大学は学びと専門分野をつなげる
総合型選抜ユニット確定枠は、学びたい工学分野が定まっている人を対象に、意欲・適性などを評価する方式です。先進工学科の機械・エネルギーや材料に関する学びを調べ、木材を利用する技術について深めたい内容を考えてみましょう。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。出願資格に評定の数値基準は示されていません。共通テストは課さず、数学Ⅰと物理基礎または化学基礎の確認試験、個人面接、調査書・学修計画書で選考されます。
学修計画書では、これまでの学びを入学後・卒業後にどう生かすか、関心分野、他者との協働などを記述します。合格した場合は必ず入学する意思が必要です。
出典:北見工業大学「2027年度総合型選抜学生募集要項」1〜2・4ページ、学修計画書
東京電機大学は活動の過程と基礎学力を確認
理工学部の総合型選抜(AO)では、探究や資格・活動経験などを評価します。機械工学系を志望するなら、材料を扱う機械への関心と、学校での材料観察や調査を結びつけて説明できます。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格によるルートでは数学・外国語が各3.3以上。工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ、普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修が必要です。
一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。機械工学系の口頭試問では数学Ⅰ・Ⅱと物理基礎・物理の基礎知識が問われます。理工学部は他大学と併願できます。
出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜入学者選抜要項」4・6〜9・23ページ
工学院大学は理数系探究と発表を準備
探究成果活用型選抜では、2027年3月卒業見込みであることに加え、テーマを定めた理数系探究と、学内外の発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。先進工学部は普通科・理数科の全体評定3.2以上、専門学科3.5以上などの条件があります。
一次は数学・英語の基礎学力調査と探究活動書類審査、二次は発表と面接等です。他大学と併願できます。木材の性質について問いを立て、比較の条件をそろえて発表する探究への発展が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
講習の学びを志望理由書・面接へ
例えば、先生が用意した市販の木片を使い、木目の方向や寸法、樹種による見た目の違いを観察する活動があります。公的な物性資料と比べ、観察だけで分かることと測定が必要なことを分けてみましょう。木片の入手先と観察条件を記録し、写真や調べた資料を残すと、材料の性質を大学で深めたい理由を説明する材料になります。
「伐木と安全の学習→木材の観察・資料比較→大学で深めたい機械・材料」をつなげましょう。これは切断作業の方法を試す活動ではなく、用意された材料を観察する学習例です。面接では、関心がどう広がったかを具体的に話しましょう。
スキルパスでは、受講して学んだ内容を探究や進路に結びつけるところから、出願先の検討、志望理由書・小論文・面接まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


