Excelでデータを整理し、根拠をもとに考える力を大学入試に生かしたい人へ。統計検定データサイエンス基礎(DS基礎)の学習は、情報系・データサイエンス系の探究と相性があります。

DS基礎の合格に、自分で問いを立てて分析した成果を組み合わせましょう。2027年度の電気通信大学、工学院大学、東京電機大学を例に、資格の学びを推薦・総合型選抜の実績へ育てる方法を紹介します。

DS基礎はExcelを使ってデータを分析する試験

DS基礎は、提示されたデータをExcelで処理し、その結果をもとに答えるCBT方式の試験です。解答形式は多肢選択、数値・文字入力。小問は合計45問程度で、試験時間は90分、合格水準は100点満点中60点以上です。電卓の持ち込みはできません。

前処理や集計、グラフ、分析結果の読み取りを一連の作業として練習することが大切です。関数を覚えたら、何を比較したいのか、欠けた値をどう扱ったのか、結果から何を言えるのかまで言葉にしてみましょう。

計算結果と、その結果に至った判断を説明できることが探究にもつながります。DS基礎は、通常の統計検定2級などとは別の検定種別です。大学が特定の級を出願条件としている場合、DS基礎の合格に置き換えることはできません。

出典:統計検定公式「データサイエンス基礎」試験内容

DS基礎の学びを実績として伝える大学・方式

大学・方式評価につながる資料・選考育てたい分析実績
電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜特別活動レポート、動画、発表・口頭試問データ分析の方法と動く成果物
工学院大学情報学部・探究成果活用型選抜探究活動書類、基礎学力調査、発表理数系の課題を分析し発表した経験
東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO)事前課題、活動報告書、発表・面接自分の問い、集計、考察の記録

表は資格学習を関連する活動へ発展させる方式の例です。DS基礎の合格だけに決まった加点が付くという紹介ではありません。

電気通信大学はデータ分析の内容を提出できる

情報理工学域Ⅰ類の活動実績報告書では、要項7ページに「データ分析」「解析手法」とあります。Excelでの集計を出発点に、入力条件を変えると図表も変わる分析用の表を作り、方法と結果を特別活動レポートへまとめる活動が考えられます。

対象は、日本の高校等を2027年3月卒業見込みの人などで、2026年度途中の卒業も含みます。数値による評定基準は示されず、卒業までに数学Ⅲ・物理・化学の履修が望まれています。合格した場合、必ず入学する確約が必要です。

Ⅰ類は数学・情報の基礎学力検査をCBTで実施します。一次は出願書類とCBT、二次は発表10分程度と面接・口頭試問20分程度です。非認知能力調査もあり、共通テストは課しません。活動をPRする3分以内の動画も必要なので、分析の操作と工夫を見せる準備が役立ちます。

出典:電気通信大学「2027年度総合型選抜学生募集要項」5〜8ページ

工学院大学は分析した経験を成果発表へ

情報学部の探究成果活用型選抜は、2027年3月卒業見込みの高校生等が対象です。理数系のテーマを設定して探究し、学内外で発表するか、外部のコンクール等へ提出した経験が必要です。データの分析だけで終わらせず、発表の機会まで計画してください。

情報学部の評定条件は、普通科・理数科が全体3.2以上、専門教育を主とする学科が3.5以上です。その他の学科は、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと、指定された理科1科目群の両方を履修・履修見込みなら3.2以上、そうでなければ3.5以上となります。

一次は数学・英語の基礎学力調査と探究活動書類審査、二次は探究の発表10分程度と質疑応答5〜10分程度です。発表では、グラフを作った手順に加え、その比較で課題をどこまで説明できたかを伝えましょう。

出典:工学院大学「2027年度探究成果活用型選抜募集要項」4〜5ページ

東京電機大学は問いから考察までを説明する

理工学部の総合型選抜(AO)では、探究型の人物像として、自ら問いを設定し、情報収集・分析・考察を行った経験などを示しています。情報システムデザイン学系などを目指すなら、分析した結果を人に見やすく伝える仕組みの制作へ広げる方法もあります。

高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象で、高校卒業資格のルートでは数学・外国語がそれぞれ3.3以上必要です。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。

一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表と口頭試問を含む個別面接です。口頭試問の範囲は学系ごとに異なります。理工学部は他大学と併願できます。

出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜要項」4・6〜9・23〜24ページ

活動例は公開データの集計と可視化から

例えば、地域の人口と公共施設の公開データを使い、施設の数だけでなく人口当たりの数も比べる探究が考えられます。地域名や年度の表記をそろえ、比較する単位を決め、Excelで集計表とグラフを作ってみましょう。

平均値だけの場合と年齢構成も考慮した場合で、見え方がどう変わるかを検討できます。表を整理する前後の記録、使用した関数、比較できない項目を残すと、面接で自分の判断を説明しやすくなります。

資格で学んだ方法を、自分の分析結果と考察で示すことが大切です。志望理由書では、分析で分かったこと、残った問い、大学で学びたい統計・情報分野をつなげてください。

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
    合格へ

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スキルパスでDS基礎と探究を組み合わせる

スキルパスでは、DS基礎の資格対策として、Excelでの前処理・集計と統計の考え方を確認します。そのうえで、本人の関心と志望分野に合う公開データを選び、問いの設定、分析、可視化へ進めます。

資格対策と具体的な分析成果を組み合わせ、大学へ伝わる実績を育てる指導です。分析用の表、図、考察を活動資料に整理し、電気通信大学のレポート、工学院大学の探究発表、東京電機大学の活動報告へ作り分けます。自分が使った方法の理由を問われる口頭試問まで、オンラインで徹底伴走します。

電気通信大学の志望理由書例文スキルパスの理系特化推薦対策

工学院大学の志望理由書例文スキルパスの理系特化推薦対策

東京電機大学の志望理由書例文スキルパスの理系特化推薦対策

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