統計検定データサイエンスエキスパート(DSエキスパート)で学んだ知識を、情報系の大学への進学に生かしたい人へ。高度な統計や計算、モデル化を学ぶ経験は、自分の分析を深めるために生かせます。

資格の学習と、問いを立てて方法を検証した研究・制作を組み合わせましょう。筑波大学、電気通信大学、工学院大学の2027年度方式を例に、実績を出願資料と面接へつなげる対策を紹介します。

DSエキスパートの内容と試験形式

DSエキスパートは、計算、統計、モデリング、領域知識について大学専門レベルの内容を扱います。CBT方式で、多肢選択問題と数値入力問題が40問程度出題されます。試験時間は90分、合格水準は100点満点中60点以上です。

202601版の出題範囲表は、統計基礎、数学基礎、計算基礎、モデリング・AIと評価で構成されています。推定・検定、線形代数、アルゴリズム、モデルの作成と検証など、分析の仕組みを理解する知識が関わります。

Pythonなどでのモデル制作は、この知識を自分の探究で使う取り組みとして考えられます。試験自体を、Excelを操作して解答するDS基礎と同じ実技形式として捉えないようにしてください。

出典:統計検定公式「DSエキスパート」・202601版出題範囲表

高度な分析の実績を伝えられる大学・方式

大学・方式評価の場面資格から育てる実績
筑波大学情報科学類・AC入試自己推薦書、活動経過、面接・口述継続した問題発見と分析手法の検証
電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜特別活動レポート、動画、CBT、面接解析プログラムと説明できる成果
工学院大学情報学部・探究成果活用型選抜探究活動書類、英数、発表・質疑理数系テーマの探究と成果発表

DSエキスパートは通常の統計検定2級などとは別の検定種別です。特定の級を指定した出願条件へ置き換えず、ここでは資格の学びと研究・制作を実績として伝える戦略を紹介します。

筑波大学は継続した問題解決の過程を評価

AC入試全般の評価方針は、最近2年間またはそれ以上にわたる主体的・継続的な取り組みから「問題解決能力」を評価するものです。情報科学類は、自ら研究課題と目標を設定し、分析・解決の過程と結果を論理的に説明できる人を求めています。

DSエキスパートの学習を、以前から続けているプログラム制作やデータ分析の改善に生かす方法が考えられます。どの問題を見つけ、どの方法を試し、何を改善したかを活動の経過で示しましょう。

対象は高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などで、出願資格に数値評定の基準はありません。一次は書類審査で、自己推薦書、活動経過報告書と根拠資料、志願理由書を重視します。二次は30分程度の個別の面接・口述試験です。共通テストは課しません。

出典:筑波大学「令和9年度AC入試学生募集要項」5〜7ページ

電気通信大学Ⅰ類は解析手法と成果物を示す

活動実績報告書には、プログラミングやデータ分析のアルゴリズム・制作物・解析手法などをまとめた特別活動レポートが必要です。3分以内の活動PR動画も提出します。分析の処理が動く様子と、比較結果を併せて説明する準備が考えられます。

対象は日本の高校等を2027年3月卒業見込みの人などで、2026年度途中等の卒業も含みます。数値評定の基準は示されず、数学Ⅲ・物理・化学の履修が望まれています。合格した場合は必ず入学する確約が必要です。

一次は書類、数学・情報の基礎学力検査CBTと非認知能力調査。二次は発表10分程度と面接・口頭試問20分程度で、共通テストは課しません。高度な方法を使っても、その計算や前提を自分で説明できることが重要です。

出典:電気通信大学「2027年度総合型選抜学生募集要項」5〜8ページ

工学院大学は探究を成果発表の経験へ

情報学部の探究成果活用型選抜は、2027年3月卒業見込みの人が対象です。理数系テーマの探究に取り組み、学内外の発表または外部コンクール等への提出を経験していることが必要です。

全体の評定は、普通科・理数科3.2以上、専門教育を主とする学科3.5以上。その他の学科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと指定理科1科目群を両方履修・履修見込みなら3.2以上、そうでなければ3.5以上です。

一次は探究活動書類審査と数学・英語の基礎学力調査、二次は発表10分程度と質疑応答5〜10分程度です。モデルの仕組み、比較方法、結果の解釈を、専門用語だけに頼らず説明する練習が役立ちます。

出典:工学院大学「2027年度探究成果活用型選抜募集要項」4〜5ページ

活動例は予測モデルの比較と検証

例えば、継続して扱ってきた公開の時系列データを使い、単純な予測方法と別のモデルで誤差を比べる研究が考えられます。過去の期間で方法を調整し、後の期間を検証用に分け、予測に使える時点の情報だけで比較してみましょう。

全体の誤差に加え、季節や条件による違いも調べられます。結果が良かった条件、外れた条件、別のデータで試した結果を、コードと図表に残してください。モデルの複雑さより、比較の根拠と考察を伝えることが大切です。

志望理由書では、検証を通じて見えた課題を、大学で学びたい推測統計、情報科学、モデル評価などにつなげましょう。

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
    合格へ

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スキルパスで資格と分析研究を組み合わせる

スキルパスでは、DSエキスパートの資格対策で扱う統計・数学・計算の理解を確かめ、実際のデータ分析へつなげます。既に続けている探究があれば、比較条件や検証方法を見直し、プログラム、図表、考察を一緒に整理します。

資格対策から研究の発展、出願資料、面接・口述までを一貫して支える指導です。筑波大学には本人の継続した問題解決の経過、電気通信大学には解析手法と成果物、工学院大学には探究と発表の経験が伝わるよう、資料を作り分けます。使った数式や分析の限界を自分で説明する準備まで、オンラインで徹底伴走します。

筑波大学の志望理由書例文スキルパスの理系特化推薦対策

電気通信大学の志望理由書例文スキルパスの理系特化推薦対策

工学院大学の志望理由書例文スキルパスの理系特化推薦対策

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