統計検定4級からデータ分析の学習を始め、推薦入試につなげたい高校生へ。平均やグラフの読み方を学んだら、自分の関心のあるテーマでデータを集め、違いを説明する経験を積んでみましょう。
4級は統計の入門。資格取得をきっかけに、集計・比較・発表まで取り組みましょう。2027年度の麗澤大学、北見工業大学、東京電機大学を例に、資格と分析の経験を生かす方法を紹介します。
統計検定4級の範囲と受験方式
4級はデータの収集、棒グラフや折れ線グラフ、度数分布、平均値・中央値・最頻値、箱ひげ図、クロス集計、確率の基礎などを扱います。CBT方式で4〜5肢選択、30問程度、60分。100点満点で60点以上が合格水準です。
統計の基礎を学ぶ入口なので、取得後は高校数学や3級の内容へ進み、データを扱う経験を増やすことが大切です。グラフを読めることと、目的に合うグラフを自分で選べることの両方を目指してください。
資格の扱いと活動を伝える大学の例
| 大学・方式 | 資格や活動の扱い | 準備したい内容 |
|---|---|---|
| 麗澤大学工学部・総合型選抜の選択テーマ発表方式 | 統計検定4級以上が加点対象 | 資格証明と学びの発表 |
| 北見工業大学・総合型選抜ユニット確定枠 | 学修計画書と面接で学びを説明 | 分析経験と工学への関心 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 活動報告書と発表等で過程を説明 | 集計方法・考察・改善 |
麗澤大学は資格を明示した加点の例、後の2大学は関連する学習・活動を伝える例です。3大学で同じ資格加点を受けられるという意味ではありません。
麗澤大学は資格と学びの発表を組み合わせる
工学部の選択テーマ発表方式では、統計検定4級以上が加点対象です。加点は他の要件との合算で最大20点であり、資格だけで20点と決まるわけではありません。発表15分・50点、インタビュー15分・50点に、該当する加点を加えます。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。アドミッション・ポリシーの了承が必要で、専願型は合格後の入学確約、併願型はこの確約条件がありません。評定の数値基準は出願の必須条件には示されていません。資格の証明や発表計画書も準備してください。
募集要項の自分の学びPRテーマには、「学びの事例」が含まれます。4級で学ぶ平均・割合・グラフを使って学校の課題を調べれば、資格の学習をどう活用したか、自分の学びとして説明できます。
出典:麗澤大学「2027年度総合型選抜要項」11〜15・49〜50ページ
北見工業大学は学習と専門分野への関心を伝える
工学部先進工学科の総合型選抜ユニット確定枠は、学びたい工学分野が定まっている人の意欲・適性等を評価します。データサイエンスなどを志望するなら、4級の勉強を入口に、調査で分かったことと、大学でさらに学びたい分析方法を説明する準備が考えられます。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象で、出願資格に評定の数値基準はありません。数学Ⅰと物理基礎または化学基礎の確認試験、個人面接、調査書・学修計画書で選考。共通テストは課さず、合格した場合は必ず入学する意思が必要です。
出典:北見工業大学「2027年度総合型選抜要項」1〜2・4ページ
東京電機大学は分析の過程と基礎学力を準備
理工学部の総合型選抜(AO)では、事前課題・活動報告書等による一次選考と、発表・口頭試問を含む面接による二次選考があります。データの集め方、集計方法、分かったことを活動報告に整理しておきましょう。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格のルートでは、数学・外国語がそれぞれ3.3以上。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。理工学部は他大学と併願できます。
出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜要項」4・6〜9ページ
学んだ統計を自分の分析へ発展させる
例えば、学校の許可を得て、昼休みに使いたい学習スペースについて任意・無記名のアンケートを行う方法があります。利用したい場所に加え、希望する利用時間(分)も尋ねます。個人が特定される項目を避け、何を改善するための調査かを説明し、回答しなくても不利益がない形にしてください。
希望する場所は学年ごとの回答数や割合を表にし、希望する利用時間は平均値と中央値を比べてみましょう。答えてくれた人の意見が学校全体を代表するとは限らないため、対象や回収方法も報告書に残します。表計算で集計できたら、Pythonで同じ処理を試す発展も考えられます。
問い、使用データ、分析方法、結果、限界をつなげた報告書を作ると、自分の担当と工夫を説明しやすくなります。将来学びたいことは、その活動で見つかった疑問から書いてみましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで資格を推薦の実績へ育てる
4級の対策では、平均・中央値やグラフの読み方を、身近なデータで理解するところから支援します。スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方を熟知したうえで、無理なく続けられる調査テーマ、質問項目、集計とグラフ作成を一緒に考えます。
分析用の表やコード、グラフ、考察を活動報告と発表資料へ整理し、大学ごとに伝える順番を調整します。麗澤大学の発表とインタビュー、北見工業大学の学修計画、東京電機大学の活動報告・口頭試問まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。
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