電気を扱う教育で学ぶ設備や回路の知識は、制御や電気工学への関心につながります。総合型選抜では、修了した教育の対象と、自分で回路の仕組みを調べた経験を合わせて伝えましょう。
講習で得た知識を、自分で考えた探究や制作の経験へつなげましょう。2027年度の大学入試の公式資料から、国立1大学と理工系私立2大学の方式を紹介します。
講習の対象と修了の記録
電気取扱業務の特別教育には、高圧・特別高圧と低圧など、対象による区分があります。電気工事士免許とは別の制度で、修了した教育の名称と範囲を正確に記載することが大切です。
低圧の実施例として、コベルコ教習所は、所定の充電電路の敷設・修理や開閉器操作に関わる教育を案内しています。電気設備や作業用具、法令の学科と実技を扱い、電気自動車等の整備の教育は含みません。同所は18歳未満の受講に同意書を求めています。受講と就労の条件を分けて確認し、学科だけの受講か、実技を含め修了したかも整理しましょう。
修了した事実と、学習や実際の業務で自分が担当した内容を整理しましょう。
出典:厚生労働省(安全衛生特別教育規程)の公式資料、厚生労働省(労働安全衛生規則36条)の公式資料、コベルコ教習所の公式資料、コベルコ教習所(受講FAQ)の公式資料
学習経験を伝える3大学
| 大学・方式 | 経験を伝える資料・選考 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 電気通信大学・総合型選抜Ⅱ類 | 資格・活動の報告、3分以内の自己PR動画 | 現役等の卒業時期条件、合格時の入学確約 |
| 東京電機大学・工学部とんがりAO | とんがり報告書、制作・学習経験の発表 | 数学・外国語とも3.3以上、履修・活動要件 |
| 日本工業大学・活動アピール型 | 資格取得報告、製作物や写真を使う面接 | 大学入学資格、他大学との併願可 |
これらは、講習修了の実績による固定加点を示した方式ではありません。教育で学んだ知識を活動に使い、その内容を伝える方法です。
電気通信大学のⅡ類・融合系
2027年度の総合型選抜Ⅱ類には、コンテストや研究発表、各種資格の一覧と内容紹介をまとめる活動実績報告書があります。3分以内の自己PR動画も必要です。講習で学んだ内容から、電気回路と動作条件を調べ、自分の考察を資料にまとめる準備が考えられます。
対象は日本の高校等を2027年3月卒業見込みの人などで、2026年度途中・学期区分で卒業が認められた人も含みます。数値評定基準はなく、数学Ⅲ・物理・化学を卒業までに履修することが望まれています。
第1次は書類、第2次は活動のプレゼンと面接・口頭試問です。数学・理科の基礎学力も評価します。Ⅱ類はCBTと共通テストを課さず、合格時は必ず入学する確約が必要です。
出典:電気通信大学「2027年度 総合型選抜募集要項」5~9ページ
東京電機大学のとんがりAO
工学部の2027年度とんがりAOは、高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象です。高校からの出願では、数学と外国語の学習成績の状況がともに3.3以上必要です。工業科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修中・履修済みが条件で、普通科等は履修科目が異なります。
所定の「とんがり要件」または類似の経験・技能を持つことも必要です。とんがり報告書に、資格証明や写真等を任意で添付できます。第1次は書類、第2次は発表と個別面接で、数学Ⅰ・Ⅱの口頭試問を含みます。
他大学との併願は認められていますが、第一志望とし、合格時には東京電機大学へ入学することが前提です。自分で動作条件を考え、試した経験を、大学で学びたい制御や機械の分野へつなげましょう。
出典:東京電機大学「2027年度 AO・とんがりAO要項」15~17・24ページ
日本工業大学の活動アピール型
大学入学資格を持つ高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象で、出願の評定数値基準はありません。活動状況・資格取得報告書や資格証明の写しを提出し、書類と面接で選考します。他大学との併願も可能です。
面接では製作物や写真等を使う説明もできます。動作の順序をどのように決めたのか、想定と違う動きをどう直したのかを整理すると、ロボティクスや機械工学への関心も具体的になります。
電池と教育用回路で動作条件を考える
今後の活動例として、学校で先生が用意した電池と教育用回路を使い、スイッチやセンサーの状態と動作を対応させて記録する方法があります。条件の表と回路図を作り、予想と結果を照合します。
実際の充電電路の工事や修理とは分けた、基礎的な回路の学習です。自分が設計・記録した部分と、先生や資料を参考にした部分を分けましょう。志望理由書では、教育で電気設備に関心を持ち、回路で残った疑問を、大学で制御や電気工学を深めたい理由へつなげられます。
大学別の志望理由書例文
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで学習経験を大学進学へ
講習で学んだ内容から探究、志望理由書・面接まで一緒に準備しましょう。スキルパスは評定や履修科目、学習・制作の経験に合わせ、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


