部品の寸法や材料を、なぜそのように選ぶのか。機械設計技術者試験の学習は、ものづくりの経験を計算や図面で説明する力につながります。
設計の根拠と、試作・計算で確かめた結果を実績資料へまとめましょう。2027年度の北見工業大学、東京電機大学、工学院大学を例に、総合型選抜に向けた準備を紹介します。
機械設計技術者試験の学習内容
日本機械設計工業会が実施する、機械設計技術者の技術力を認定する試験です。1級・2級・3級があり、3級は実務経験がなくても学生が受験できます。1級・2級には学歴や実務経験等に応じた別の条件があります。
3級では機構・機械要素、材料力学、機械力学、流体・熱、制御、工作法、製図などの基礎知識を扱います。試験で学んだ知識を、設計計算や図面、自分の制作経験と結びつけましょう。3級はマークシート方式の試験です。
学習経験を生かして比較したい大学
| 大学・方式 | 経験を伝える場面 | 準備したい内容 |
|---|---|---|
| 北見工業大学・総合型選抜ユニット確定枠 | 学修計画書・面接 | 機械設計の学習と専門への関心 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 活動報告書・発表 | 設計・試作・検証の過程 |
| 工学院大学先進工学部(対象学科)・探究成果活用型選抜 | 理数系探究の報告・発表 | 材料や形状の比較と発表 |
表は関連分野の活動・学習を説明する方式の例で、資格名ごとの固定加点を示したものではありません。
北見工業大学は学びと専門分野をつなげる
総合型選抜ユニット確定枠は、学びたい工学分野が定まっている人を対象に、意欲・適性などを評価する方式です。先進工学科の機械に関する分野を調べ、設計計算と実物の違いを大学でどう学びたいか考えてみましょう。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。出願資格に評定の数値基準は示されていません。共通テストは課さず、数学Ⅰと物理基礎または化学基礎の確認試験、個人面接、調査書・学修計画書で選考されます。
学修計画書では、これまでの学びを入学後・卒業後にどう生かすか、関心分野、他者との協働などを記述します。合格した場合は必ず入学する意思が必要です。
出典:北見工業大学「2027年度総合型選抜学生募集要項」1〜2・4ページ
東京電機大学は活動の過程と基礎学力を確認
理工学部の総合型選抜(AO)では、探究や資格・活動経験などを評価します。機械工学系を志望するなら、材料や機構を選んだ理由と、計算・実験の結果を結びつけて説明できます。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格によるルートでは数学・外国語が各3.3以上。工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ、普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修が必要です。
一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。機械工学系の口頭試問では数学Ⅰ・Ⅱと物理基礎・物理の基礎知識が問われます。理工学部は他大学と併願できます。
出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜入学者選抜要項」4・6〜9・23ページ
工学院大学は理数系探究と発表を準備
探究成果活用型選抜では、2027年3月卒業見込みであることに加え、テーマを定めた理数系探究と、学内外の発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。先進工学部は普通科・理数科の全体評定3.2以上、専門学科3.5以上などの条件があります。
一次は数学・英語の基礎学力調査と探究活動書類審査、二次は発表と面接等です。他大学と併願できます。形状や材料の条件をそろえて結果を比べ、設計の理由を発表する探究が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
資格から志望理由書・面接につながる活動例
例えば、模型の梁の形状や支持する位置を変え、たわみの違いを比べる活動があります。先生の指導のもとで材料・寸法・荷重の条件を定め、計算した値と測定値を記録してください。違いが出た理由を考えると、材料力学や加工精度など、大学で深めたい内容が具体的になります。
「設計の学習→計算・図面と試作の比較→大学で深めたい機械工学」をつなげましょう。面接では、完成品の紹介に加え、形状を選んだ理由や途中で修正した理由も説明しましょう。自分の担当した設計・製作・測定の範囲も明確にしてください。
スキルパスでは、資格・評定・履修科目から出願先を一緒に考え、実績づくりから志望理由書・小論文・面接まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


