文教大学の総合型選抜は、教育・人間科学・文学・情報・健康栄養・国際・経営の7学部で、実施方式や試験内容が異なります。一般的な志望理由の練習に加え、発表、質疑応答、口頭試問、課題、実技など、受験する学科・専修に合う準備が必要です。
まずは志望学科・専修の方式を確認し、本人の経験と大学で学びたい内容を、自分の言葉で説明できるようにしましょう。 以下の質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
教育・人間科学・文学|同じ発表型でも内容が違う
教育学部
プレゼンテーション型は、学校教育課程の理科・音楽・美術・家庭と、発達教育課程の特別支援教育・幼児心理教育の各専修が対象です。全専修で実施するわけではありません。
例えば理科専修は、自然科学に関する観察・実験・研究等から1つを選び、発表10分、質疑応答5〜10分程度の予定です。何を理解するための活動だったか、取り組みから何が分かったかを説明します。音楽は実技と面接、美術や特別支援教育にも面接があり、家庭や幼児心理教育は発表・質疑応答の内容を専修別に確認する必要があります。
人間科学部
プレゼンテーション型は、事前課題と、力を入れて取り組んだことの発表を準備します。発表7分、質疑応答8分の予定です。事前課題について質問される場合もあります。
人間科学科・心理学科は大学のパソコンを使う資料等を用意できますが、臨床心理学科は紙媒体のみです。臨床心理学科では、過去の経験以上に、大学で何を学び、将来何をしたいかを中心に資料をまとめるよう求められています。「実績紹介だけで十分」とは考えないでください。
文学部
資格優先型、課題遂行型、プレゼンテーション型、適性評価型等がありますが、対象学科は方式ごとに異なります。
資格優先型の英米語英米文学科・外国語学科は、日本語と簡単な英語で面接を行います。中国語中国文学科は日本語の口頭試問です。英米語英米文学科のプレゼンテーション型は、個別試験20分で、英語による発表10分と、日本語・英語による質疑応答10分を行います。単なる英語の自己紹介だけでなく、扱うテーマを調べ、自分の考えを説明する練習が必要です。
情報・健康栄養・国際・経営|課題と資格条件を確認
情報学部
小論文型、プレゼンテーション型、資格優先型等があり、データサイエンス学科には適性評価型もあります。小論文型は3学科とも書類・小論文・面接による選考です。資格優先型では、情報システム学科は資格審査と面接、データサイエンス学科とメディア表現学科は口頭試問を行います。
情報システム学科のプレゼンテーション型では、学習計画、デジタルコンテンツ制作、情報システムの提案、探究学習の成果から課題を選びます。発表15分、質疑応答を含めて30分程度です。制作物で生成AIを使った場合は、利用箇所や利用方法も説明する内容に含まれます。
資格優先型の対象には、情報システム学科のITパスポート合格、統計検定3級以上、数学検定準2級以上などがあります。ただし、対象資格や級は学科ごとに異なります。学科のアドミッション・ポリシーへの賛同や、所定の大学入学資格等を含め、出願条件全体を確認してください。
健康栄養学部
課題遂行型、適性検査型、プレゼンテーション型等があります。適性検査型は生物基礎または化学基礎から1科目を選ぶ60分の筆記試験で、発表型と同じ選考ではありません。
プレゼンテーション型は、食や栄養に関する資格・コンテスト、部活動、食育活動、調理、探究等の本人の経験と、志望理由・大学での学びをつなげて説明する方式です。発表15分、質疑応答と合わせて30分程度です。取得していない資格や、参加していない活動を実績にしてはいけません。
国際学部
課題遂行型と資格優先型があります。課題遂行型は、学科の指定課題や事前提出物に加え、当日の発表やグループでの活動等を確認しましょう。例えば国際理解学科は、課題図書に基づくレポート・発表資料、当日の発表とグループディスカッションによる選考です。
資格優先型は英語と日本語の口頭試問です。対象となる英語資格のうち、英検では2級以上の合格に加え、CSEスコア1980点以上という条件があります。他の対象試験も含め、級だけで出願できると判断しないことが大切です。
経営学部
資格優先型は書類・面接・60分の小論文による選考です。ITパスポート、日商簿記2級以上、英検2級以上、数学検定2級以上等、所定の条件のいずれかを満たす必要があります。
ビジネスキャリアは、書類・面接・模擬授業課題・60分の適性検査による選考です。今年度の経営学部模擬授業で3回以上の受講認定が必要で、そのうち1回以上は来場型での受講が条件です。同じ番号の授業を来場型と配信型の両方で受けても、認定は1回と数えます。
実績や資格の扱い、発表資料、使用言語は学科・方式によって異なります。他学科の条件をそのまま当てはめないことが大切です。
基礎学力試験と公募推薦|別の入試として準備
総合型選抜・基礎学力試験
文学部・情報学部・健康栄養学部が対象です。学科のアドミッション・ポリシーに賛同し、所定の大学入学資格を有する、または2027年3月31日までに有する見込みであることが条件です。
面接30点、書類審査20点に、学科ごとの学力試験の得点を合わせて判定します。学力試験では必ず2科目を受験します。情報学部の「1教科型」は、受験した2科目のうち高得点の1科目を判定に使う方式で、最初から1科目だけ受験する意味ではありません。英語外部検定試験のスコア活用には別の条件があります。
試験日は2026年11月21日ですが、出願は10月19日に締め切られています。全員が学科ごとの学修計画書を提出するため、学力試験だけの入試だと考えないでください。
公募制推薦
日本の高校等を2026年4月〜2027年3月に卒業見込みで、大学を専願とし、学部・学科・専修ごとの条件を満たす人が対象です。学校長の推薦が必要で、出願できるのは1学科・専修のみです。全体の成績に加え、教科別成績や履修科目の条件がある学科・専修もあります。
教育学部は小論文・面接・書類を基本とし、音楽・美術・体育には実技もあります。人間科学部は小論文・面接・書類、文学部は学科により面接または口頭試問を組み合わせます。情報学部は、情報システムとメディア表現が小論文・書類、データサイエンスが口頭試問・書類です。健康栄養学部は口頭試問・書類、国際学部は小論文・口頭試問・書類、経営学部は小論文・面接・書類です。
試験は2026年11月22日です。「文教大学は全学科同じ面接」とは考えず、必ず受験先の試験科目を確認してください。
質問例と回答例|経験から学びたいことを説明
以下は架空の練習例です。省略部分には本人の経験を入れ、実績のない部分は使わないでください。資格の受検経験を紹介することと、その資格が出願条件になることは別です。
質問1|理科を学ぶことの意義を、どう考えていますか
…(本人が実際に行った観察・実験)…で、…(予想と異なる結果)…がありました。…(条件を変えて確かめたこと)…から、結果だけでなく、確かめ方を考える大切さを学びました。物理検定や化学検定等で学んだ…(実際の知識)…も振り返り、大学では…(理科教育について学びたいこと)…を深めたいです。
教育学部理科専修を想定した独自の練習例です。発表の練習では、何を理解するための実験だったかも説明してください。検定の取得が必須という意味ではありません。
質問2|制作や探究の中で、どんな工夫をしましたか
…(本人が実際に作った作品や取り組んだ探究)…では、…(困ったこと)…がありました。…(自分が試した方法)…で改善しましたが、…(残った課題)…があります。情報オリンピック等の学習で身につけた…(本人の学び)…も生かし、大学で…(深めたい情報分野)…を学びたいです。
情報学部を想定した独自の練習例です。予選Bランク等の実績に触れる場合は、本人の大会・年度・成績を正確に説明しましょう。この成績が一律の出願資格や加点になるという意味ではありません。
質問3|人の心や行動について、どんな疑問がありますか
…(本人が関心を持った出来事)…から、…(人の行動についての疑問)…を持ちました。…(実際に読んだ資料や授業)…を通じ、印象だけで人を理解する難しさに気づきました。大学では…(志望学科で学びたい内容)…を学び、…(考えたいこと)…への理解を深めたいです。
人間科学部を想定した独自の練習例です。人間科学・臨床心理・心理の学びの違いを確認してください。特に臨床心理学科では、大学で何を学びたいかが伝わる資料にすることも大切です。
質問4|言語や異文化について、何を学びたいですか
…(本人が実際に読んだ作品・資料や学習経験)…から、…(関心を持った言語・文化・社会の課題)…を調べました。…(複数の資料で気づいた違い)…があり、…(さらに確かめたい点)…が残っています。大学では…(志望学科の学び)…を通じて考えを深めたいです。
文学部・国際学部を想定した独自の練習例です。面接や発表で使う言語は方式別に確認しましょう。英語を使う方式でも、内容を理解しない難しい原稿を暗記するだけでは、質疑応答の準備になりません。
質問5|これまでの経験を、大学でどう深めたいですか
…(本人が続けてきた調理・地域活動・学習等)…では、…(自分が工夫したこと)…に取り組みました。…(得られた気づき)…を通じ、…(さらに知りたいこと)…が生まれました。大学では…(志望学科の科目や分野)…を学び、経験だけでは分からなかった点を深めたいです。
健康栄養・経営などを想定した独自の練習例です。健康栄養なら食や健康への関心、経営なら人や組織・社会の課題への関心というように、志望分野に合わせて本人の経験を選びましょう。資格の級だけでなく、学習過程や実際の取り組みも説明できます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、学科・方式に合わせた準備を
発表内容、質疑応答、事前課題、口頭試問を、同じ暗記原稿で済ませないことが大切です。資格がある場合も、出願条件としての扱いを確認し、本人がどう学んだかを整理しましょう。
スキルパスでは、本人の学習・資格・探究・活動を振り返り、志望学科や受験方式に合わせて、書類・発表・面接で伝える内容を一緒に整理します。 下のフォームからご相談ください。合格や特定の評価を保証するものではありません。


