立命館大学のAO選抜は、学部と方式によって選考内容が大きく異なります。個人面接のほか、発表、口頭試問、グループ討論、当日の資料作成などがあり、面接を行わない方式もあります。志望理由の練習に加え、自分が受ける方式の内容を把握することが大切です。

この記事では2027年度の公式要項をもとに、AO選抜の面接・発表と準備方法を整理します。質問・回答例は独自の架空の練習用で、実際の過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。文化・芸術活動やスポーツ能力の特別選抜とは区別し、ここではAO選抜を扱います。

立命館大学のAO面接は学部・方式ごとに確認する

通常のAO選抜とUNITE Program対象方式は、別の要項で案内されています。まず、自分の方式名と選考内容を確認してください。

学部・方式面接・発表などの主な内容
産業社会・産業社会小論文方式一次に小論文・書類。二次に個人面接約20分
国際関係・国際関係学専攻講義選抜方式二次は講義・小論文。面接の方式ではない
文・国際方式人間研究・国際文化・国際コミュニケーションは面接約15分。東アジア研究は約30分で中国語または朝鮮語の読解・質疑もある
文・人文学プロポーズ方式発表10分・質疑10分・個人面接10分程度。国際コミュニケーション学域の発表は英語
デザイン・アート・視覚表現型/ポートフォリオ型提出作品・書類をもとに個人面接約20〜25分
経営・英語重視方式日本語と英語の個人面接約15〜20分
政策科学・政策科学セミナー方式一次に講義・レポート等。二次に面接約10分と討論約60分
映像・映像撮影型/絵コンテ作画型当日の実技約120分の後、発表・個人面接を合わせて20分程度
経済・英語重視方式個人面接約20〜30分。一部英語で質疑
スポーツ健康科学・グローバル・アスレティックトレーニング型当日資料作成60分、発表10分、個人面接約10分
スポーツ健康科学・教員熱望型当日資料作成60分、発表5分、個人面接約15分
食マネジメント・課題論文型発表約10分・質疑約10分、個人面接約10分
理工・理工セミナー方式セミナー・筆記等。口頭試問は数理科学科約30分、物理科学科約50分のみ
生命科学・探究活動評価方式1人につき発表約10分、受験者同士等の質疑約15分。他者の発表への質問もある

「立命館大学のAOは面接だけ」と考えるのは適切ではありません。学部・方式ごとに、面接の有無、言語、発表、筆記、討論を分けて準備しましょう。

理工セミナー方式の電気電子工学科、電子情報工学科、機械工学科、ロボティクス学科、環境都市工学科には、この方式の面接・口頭試問はありません。書類とセミナー内容の理解を問う筆記試験による選考です。

文学部の人文学プロポーズ方式も、学域によって発表内容と言語が異なります。英語発表がある国際コミュニケーション学域を、他の学域と同じ準備で済ませないようにしてください。

UNITE Program対象方式と英語学位プログラムの違い

UNITE Program対象方式は、所定の学習修了・修得チェックへの合格などが出願条件です。通常の資格学習やコンテスト実績があっても、これらの要件に置き換えられるわけではありません。

学部・UNITE対象方式面接・発表などの内容
産業社会・英語日本語の個人面接約20分
デザイン・アート・情報発表約5分・質疑約5分・個人面接約5分
政策科学・数学(統計)個人面接約15分。提出内容や数学的素養等を評価
総合心理・データサイエンス発表約10分・面接約10分、合わせて約20分
経済・数学・情報重視発表約5分・個人面接約15分
スポーツ健康科学・課題発見・解決型事前送付資料をもとに発表10分、面接約15分
スポーツ健康科学・数学的素養型当日資料作成60分、発表5分、面接約15分
食マネジメント・UNITE型発表約10分・質疑約10分、面接約10分
情報理工・UNITE当日資料作成60分、発表約5分・質疑約5分・個人面接約10分
生命科学・各学科のUNITE型小論文80分、個人面接10分。小論文の内容も質疑の対象
薬・課題探究型小論文60分、個人面接約10分。探究で学んだことや小論文等を質疑

英語学位プログラムの要項では、国際関係学部GS・JDPと情報理工学部ISSEに英語の個人面接約15分が示されています。JDPは自宅等からのオンライン会議システムまたは電話による面接です。一方、グローバル教養学部GLAの4月入学総合評価方式は書類選考で、面接は示されていません。

同じ「英語を使う入試」でも、選考言語や方法は同一ではありません。提出書類と受験案内を確認し、自分の経験や学びたい内容を、指定された言語で説明できるようにしましょう。

実績・探究・作品を面接の説明につなげる

産業社会学部の小論文方式は、継続して取り組んだ活動から生まれた問題意識と、大学で学びたいテーマとの関係を確認します。活動の名称だけを並べず、そこで何を考えたかを振り返ることが重要です。

デザイン・アート学部のポートフォリオ型は、制作の動機、完成までの過程、課題への対応なども質疑の対象です。完成作品だけでなく、試作や修正の理由を自分で説明できるように準備しましょう。

生命科学部の探究活動評価方式では、共同研究での自分の役割・貢献を発表に含める必要があります。また、他者の発表に質問する際の思考力・的確性も評価の対象です。

実績は、結果だけでなく、目的・方法・自分の担当・結果の解釈・残った課題まで説明できることが大切です。資格の名称を、大学の出願要件や一律の加点対象と混同しないようにしましょう。

たとえば本人が取り組んだ情報オリンピック予選Bランクの学習なら、問題をどう分解し、どこで行き詰まり、解法をどう見直したかを振り返れます。物理検定・化学検定・生物検定の学習も、関連する探究で知識をどう使ったかを説明する材料になります。いずれも、ここでは本人の学習例であり、立命館大学がすべての方式で指定する資格・実績という意味ではありません。

発表機材や持参資料の条件も方式別です。たとえば生命科学部の探究活動評価方式はスライドの印刷物8部、文学部の人文学プロポーズ方式は2部が必要です。総合心理学部のデータサイエンス方式は自分のノート型コンピュータ等で発表します。他方式の条件をそのまま当てはめないでください。

立命館大学の面接に向けた質問例と回答の考え方

以下は独自の架空の口頭練習例です。大学の実際の質問や課題の解答ではありません。省略部分は本人の事実で考え、提出書類・課題に転用しないでください。

例1:活動を通じて、どのような問題意識を持ちましたか

私は…(本人が継続した活動と担当)…に取り組みました。そこで…(具体的な出来事)…を経験し、…(疑問)…を持ちました。…(調べた資料や実際に試したこと)…から、…(理解したこと)…が分かりました。まだ…(残る課題)…があるため、大学では…(確認した専門分野)…を学びたいです。

活動をして終わりにせず、そこで生まれた問いと学修目的を説明する練習です。関心のある社会課題については、自分の体験だけで一般化せず、資料も確かめましょう。

例2:探究の方法と、結果の限界を説明してください

私は…(本人が設定した問い)…について、…(方法と選んだ理由)…で調べました。私の担当は…(具体的な作業)…です。結果は…(実際の結果)…でした。ただし、…(対象数・条件・測定などの限界)…があるため、…(言えることと言えないこと)…を区別しています。次は…(検討したい方法)…を試したいです。

情報・生命科学系に限らず、データを使った探究を説明する練習に適しています。相関があることだけで原因まで断定せず、どこまで確かめたかを明確にしてください。

例3:作品の表現を選んだ理由は何ですか

私は…(本人が制作した作品)…で、…(伝えたいこと)…を表現しようとしました。初めは…(試作)…でしたが、…(気づいた問題)…があったため、…(修正)…を加えました。…(構図・素材・撮影方法など)…を選んだ理由は…(意図)…です。まだ…(改善点)…があり、大学では…(学びたいこと)…を深めたいです。

制作物の説明では、他者の作品や助言と、自分が行った作業を区別しましょう。映像学部では当日の実技を説明するため、準備した作品の話だけで済ませないことも重要です。

例4:他の人の発表に、どのような質問を考えますか

発表の…(相手が示した方法や結果)…に関心を持ちました。…(自分が理解した内容)…という理解でよいでしょうか。そのうえで、…(確認したい条件や別の可能性)…について、どのように検討されたか伺いたいです。

生命科学部の探究活動評価方式のように、他者への質問もある選考に向けた練習です。相手の発表を正確に理解し、内容に沿った問いを考えましょう。政策科学セミナー方式の討論でも、相手の意見を受け止め、理由を添えて意見を述べることが大切です。

例5:英語で、自分の経験と学修目的を説明してください

私は…(本人の活動)…で、…(具体的な課題)…に関心を持ちました。…(取り組んだ学習や調査)…を通じて、…(理解したこと)…を学びました。大学では…(確認した学び)…を深め、…(目指す方向)…につなげたいです。

まず話す内容を自分で整理し、知っている英語で伝える練習に取り組みましょう。英語重視方式や英語面接のある方式では、資格のスコアに加え、自分の経験や考えをその場で説明する準備が必要です。

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

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  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

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  4. 合格第一志望
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日程・持参物・資料作成のルールを確認する

提出書類や発表資料は、本人作成の条件と方式別のAI利用ルールを必ず守ってください。この記事の架空の回答例を、本人の経験や提出課題として使うことはできません。

多くの方式では、出願書類や事前準備資料への生成AIの使用を認めていません。一方、総合心理学部のUNITE Programデータサイエンス方式には、本人が独力で作成し、AIを利用した場合は利用内容を申告・明記する条件があります。大学全体で同じルールだと決めつけず、必ず自分の方式の注意事項を確認してください。

2027年度の主な9月出願方式は、2026年10月17日または18日に二次選考が行われました。理工セミナー方式、生命科学部、情報理工・薬学部などの該当方式は10月16日〜23日が出願期間で、選考は11月29日です。試験がこれからでも、出願期間は終了しています。

デザイン・アート学部のポートフォリオ型は11月2日〜9日出願、12月12日が二次選考です。JDP・GLAの12月選考は11月12日〜19日出願ですが、GLAは書類選考です。日程だけでなく、方式の内容も確認しましょう。

スキルパスでは、本人の学習・探究・制作の過程を振り返り、志望分野との関係を自分の言葉で説明する練習を支援しています。出願条件と資料作成のルールを守り、方式に合わせた面接・発表の準備に取り組むことが重要です。

公式情報:AO選抜の入学試験要項・訂正情報/通常のAO選抜要項/UNITE Program対象方式の要項/英語学位プログラムの要項。出願・受験の際は最新の案内もご確認ください。

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