龍谷大学の総合型選抜は、学部によって面接、口頭試問、発表、農場でのグループワークなどが異なります。出願書類を読み返すだけでなく、当日の課題や活動についても、自分の考えを説明できるように準備することが大切です。

この記事では2027年度の公式要項をもとに、学部独自方式・検定試験利用型・英語型と、公募推薦の面接対象を整理します。質問・回答例は独自の架空の練習用で、実際の過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。2027年4月新設の環境サステナビリティ学部・情報学部と、名称変更後の理工学部も扱います。

龍谷大学の総合型選抜は学部別に面接内容が異なる

学部独自方式は一次が書類選考で、通過者が二次に出願します。二次では、以下の選考が行われます。

学部・課程学部独自方式の二次選考
心理課題論文90分、エントリーシート・課題論文に基づく個人面接・口頭試問
政策地域活動の発表7分・質疑8分、別に面接約15分
社会小論文60分、エントリーシートを参考に個人面接・口頭試問
環境サステナビリティ小論文60分、個人面接・口頭試問
情報発表約10分・質疑を含む。個人面接・口頭試問約10分
理工・数理・情報科学発表約5分・質疑約5分、個人面接・口頭試問
理工・電子情報通信発表約10分・質疑を含む。個人面接・口頭試問約10分
理工・機械工学・ロボティクス発表約10分・質疑約3分を含む。個人面接・口頭試問約10分
理工・応用化学発表約10分・質疑約3分を含む。個人面接・口頭試問約10分
農・農学科農場での実践活動によるグループワーク60分、その後に個人面接・口頭試問

発表時間に質疑が含まれる方式があります。「10分間ずっと話す」と決めつけず、方式別の内訳に合わせて練習しましょう。

情報・理工学部の該当する発表は、PCのスライド投影、ポスター掲示、印刷したA4資料から方法を選べます。政策学部はスライド投影またはA4印刷資料です。資料提出方法などは一次通過者への案内で確認してください。

心理・社会・環境サステナビリティ学部などは、要項に面接開始時刻が示されていますが、それを受験生1人の面接時間と読むことはできません。たとえば「11時50分〜」は所要時間ではありません。

文学部・国際学部と活動実績型の面接を区別する

文学部の検定試験利用型は、仏教学科、歴史学科の東洋史学・仏教史学専攻、英語英米文学科が対象です。二次は小論文60分と、エントリーシートに基づく個人面接で選考します。指定された資格・検定を満たすことと、志望分野への関心を説明することは、どちらも準備が必要です。

国際学部の英語型は、国際文化学科とグローバルスタディーズ学科で発表の内容が異なります。

国際学部・英語型二次の内容
国際文化学科出願時の英語エッセーや志望動機等について、英語で発表・質疑。約10分で質疑を含む
グローバルスタディーズ学科志望動機や当日与えられるテーマについて、英語で発表・質疑。約10分で質疑を含む

質疑は基本的に英語で、必要に応じて日本語の質問もあります。いずれも発表室への資料の持ち込みは不可です。国際文化学科の提出エッセーも持ち込めません。自分が書いた内容を理解し、その場で受け答えできる準備が必要です。

伝道者推薦型は、僧侶として伝道を志す人を対象とする別の総合型選抜です。文学部・国際学部で小論文と面接があり、国際学部グローバルスタディーズ学科は英語小論文と日英併用の面接です。得度等の条件もあり、一般的な学部独自方式と混同しないようにしてください。

スポーツ活動選抜と文化・芸術・社会活動選抜も別要項です。一次の実績等の書類審査を経て、二次は小論文60分と面接があります。活動実績に加え、志望学部での学修意欲を説明することが重要です。これらの国際学部グローバルスタディーズ学科も、英語小論文と日英併用の面接です。

実績を発表・口頭試問で説明できるようにする

情報学部は、在学中に行った情報分野の取り組みを発表します。単に作品を見せるだけでなく、取り組みの目的、使った技術、工夫、結果を説明できるようにしましょう。口頭試問では、社会における情報技術の役割への関心や理解、自分の考えの具体性も問われます。

理工学部応用化学課程では、目的・方法・結果・考察・結論を要領よくまとめて発表します。機械工学・ロボティクス課程も、研究活動や教科書の実験など、要項に示された選択肢から課題を選びます。大規模な大会実績だけが発表の題材というわけではありません。

実績の名前だけでなく、自分が行った作業、工夫した理由、結果から言えることを説明しましょう。共同活動では、他の人の担当と自分の貢献を分けることも大切です。

本人が取り組んだ情報オリンピック予選Bランクの学習なら、解法の検討や計算量の見直しを振り返れます。物理検定・化学検定・生物検定の学習も、実験・探究で知識をどう使ったかを説明する材料になります。ただし、これらは本人の学習例です。大学が定める資格条件や加点に、そのまま置き換わるものではありません。

たとえば社会学部の学部独自方式には、所定の時期に取得した数学検定2級以上で満たせる出願要件があります。一方、情報学部は履修・成績・情報分野の取り組みなどの条件が組み合わされています。資格が一つあれば、どの学部にも出願できるという制度ではありません。

農学科のグループワークは農業技術の優劣を評価するものではなく、多様な人と協働して学ぶ姿勢を評価します。作業の速さだけを意識せず、説明を聞き、周囲と協力し、活動を通じて考えたことを振り返りましょう。天候等によって屋内で実施する場合もあります。

龍谷大学の面接に向けた質問例と回答の考え方

以下は独自の架空の練習例です。実際の質問、合格者の回答、出題予告ではありません。省略部分には本人の事実を入れ、提出書類と食い違いがないか確かめてください。

例1:その活動が、志望学部の学びとどうつながっていますか

私は…(本人が取り組んだ活動)…で、…(役割と具体的な出来事)…を経験しました。その中で…(疑問)…を持ち、…(自分で調べたこと)…に取り組みました。まだ…(残る問題)…があるため、大学では…(確認した専門分野)…を学びたいと考えています。

政策・社会・環境分野なら、活動で生まれた問題意識と学修計画の関係を整理する練習に適しています。大きな社会問題を挙げるだけでなく、自分が何を見て考えたかを具体的に説明しましょう。

例2:発表した取り組みで、どのような工夫をしましたか

私は…(本人の制作・実験・調査)…で、…(目的)…を設定しました。初めは…(試した方法)…でしたが、…(問題)…がありました。そこで…(変更と理由)…を考え、…(結果)…を得ました。ただし…(検証の限界)…があるため、今後は…(確かめたいこと)…を検討したいです。

情報・理工系の発表では、使った技術や測定方法を、自分が理解している範囲で説明してください。成功した結果だけに絞らず、修正の過程を振り返ることも大切です。

例3:グループワークから何を学びましたか

私は…(当日の活動で担ったこと)…に取り組みました。…(他者の意見や行動)…から、…(気づいたこと)…を学びました。自分は…(具体的な提案や協力)…をしましたが、…(反省点)…もありました。次は…(改善したいこと)…を意識したいです。

農学科の選考に向けた練習です。実際には当日の体験を振り返って答えます。事前に作った美談を当てはめず、その場での役割や気づきを説明しましょう。

例4:小論文で述べた考えを説明してください

私は…(当日書いた主張)…と考えました。根拠は…(資料や自分の経験・知識)…です。ただし、…(異なる立場や条件)…から考えると、…(検討すべき点)…もあります。論文では…(書き切れなかった点)…が残ったため、さらに考えたいです。

課題論文を面接資料とする心理学部などに向けた練習です。引用した情報と自分の考えを分け、質問された内容に沿って答えましょう。

例5:英語で、学びたいこととこれまでの経験を説明してください

私は…(本人の経験)…から、…(文化・言語・社会への関心)…を持ちました。…(自分で続けた学習や調査)…を通じて、…(理解したこと)…を学びました。一方、…(残る疑問)…があるため、大学では…(確認した学び)…を深めたいです。

国際学部の英語型では、自分の知っている英語で内容を説明する練習が必要です。国際文化学科は提出エッセー、グローバルスタディーズ学科は当日のテーマも扱うため、暗記した志望理由だけに頼らない準備が重要です。

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
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公募推薦の面接対象と日程を確認する

公募推薦の総合評価型と、専門高校・専門学科・総合学科対象では、面接の有無が異なります。総合型選抜の発表・面接とも分けて確認してください。

公募推薦の総合評価型は、事前課題の大学入学希望理由と、学部・方式に応じた2科目、調査書、英語資格試験等による選考です。この方式に面接は示されていません。

専門高校・専門学科・総合学科対象の公募推薦は、2027年3月卒業見込み等の条件があり、学部別の履修・成績・資格条件も満たす必要があります。

専門高校等対象の公募推薦試験科目
経営国語100点・面接100点
国際・社会・環境サステナビリティ・農小論文100点・面接100点
経済・法英語100点・エッセー100点。面接なし
政策英語100点・小論文100点。面接なし
情報数学100点・小論文100点。面接なし
理工数学または該当課程で選択可能な化学100点・小論文100点。面接なし

国際学部グローバルスタディーズ学科の専門高校等対象公募は、英語の小論文と日本語・英語併用の面接です。経営学部では、取得した資格や志望動機、大学生活の抱負なども面接で扱います。

総合型の学部独自方式・検定試験利用型・英語型は、一次出願が2026年9月1日〜9日、二次試験は10月17日でした。活動選抜の一次通過者は10月26日〜29日の二次出願が必要で、試験は11月7日です。一次の書類審査が済んだだけで、受験手続がすべて終わるわけではありません。

公募推薦は11月1日〜11日出願で、専門高校等対象の試験は11月29日です。対象方式の受験案内、会場、集合時刻、印刷した受験票、発表資料の提出方法を確認しましょう。

スキルパスでは、本人の探究・資格学習・制作・活動を振り返り、志望理由と面接・発表の説明をつなげる準備を支援しています。志望学部の選考に合わせ、本人が取り組みを説明できる力を養うことが重要です。

公式情報:総合型選抜の要項・変更案内/総合型選抜要項/活動選抜の要項/公募推薦等の要項。出願・受験の際は大学の最新情報もご確認ください。

龍谷大学の志望理由書例文|総合型・推薦対策【2027年度】スキルパスの理系特化推薦対策

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