大阪芸術大学の総合型選抜は、2日間の模擬授業と面談を通じて、大学の学びと本人の目標を確かめる方式です。完成した作品や実績を紹介するだけでなく、授業で何を考え、どのように取り組んだかを説明する準備が大切です。
この記事は2027年度の公式学生募集要項・入試ガイド等に基づいています。質問・回答例は独自の架空の練習用で、実際の過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。
大阪芸術大学の総合型は2日間の模擬授業と面談
総合型選抜の1期・2期では、エントリー後に2日間の模擬授業を受け、提出物や授業での取り組みを総合的に評価して出願可否を判断します。面談の形式や実施する課題は学科・コースによって異なります。
| 段階 | 確認すること・準備すること |
|---|---|
| エントリー | 志望理由、入学後の学修計画・将来の展望、受賞歴・活動歴・自己PRを整理 |
| 模擬授業 | 指示を理解し、制作・実習・討論等に2日間続けて取り組む |
| 面談 | 関心、制作での判断、授業から学んだこと、大学で深めたいことを説明 |
| 出願可否の通知後 | 出願可となった人が、別途正式な出願と必要書類の提出を行う |
エントリーと正式な出願は別の手続きです。また、面談の時間・人数は全学科共通の一律の数値が公表されているわけではありません。以下では、実際の過去の質問を推測せず、課題に取り組む準備を整理しています。
総合型では、2日間の授業での取り組みと提出物も評価の対象です。面談の回答だけでなく、考えた過程を振り返る準備が必要です。
学科別に作品や体験を説明する練習をする
以下は模擬授業と面談のつながりを考える主な例です。内容が変更される場合もあるため、当日は学科・コースの指示に従ってください。
| 学科・分野 | 授業と面談に向けて整理したいこと |
|---|---|
| アートサイエンス | 発想を絵・図・文章等で表し、デッサンやプログラミング等の成果と考え方を説明する |
| 美術 | 対象を観察して制作し、見方や表現の工夫を個別面談・講評につなげる |
| 建築 | 敷地・周辺の環境を考えた模型制作。空間の計画と制作上の判断を説明する |
| 映像 | シナリオや絵コンテで、意図を他者に伝える。個別面談で関心や表現を振り返る |
| キャラクター造形 | 条件に沿ったキャラクターや物語を制作し、合評やグループ面談で考えを伝える |
| 文芸 | 創作と作品の読解・意見交換を行い、言葉の選び方や考えをグループ面談につなげる |
| 演奏・ポピュラー音楽 | 実技・作品発表や指導を受け、個別面談で自分の課題と学びたいことを説明する |
| 初等芸術教育 | 造形・音楽・身体等の表現を体験し、討論や自己アピール、面談で気づきを伝える |
たとえば建築なら、形の好みだけでなく、その場所で誰がどのように使うのかまで考える練習が役立ちます。映像なら、描いた絵を見た人にどんな情報が伝わるか。文芸なら、言葉の選択によって人物や場面の印象がどう変わるかを振り返りましょう。
アートサイエンスでは、プログラミングや探究の経験がある場合も、技術名を並べるだけで終わらず、何を表現・解決したかったかを伝えることが大切です。情報オリンピックや資格に向けた学習経験も、本人の取り組みと授業で考えたことに関係する範囲で説明できます。
活動歴は本人の役割と学ぶ理由まで整理する
エントリーでは、志望理由、学修計画・将来像、受賞歴や活動歴等の項目を入力します。コンクール、公募展、コンテスト、部活動、制作、探究などを扱う際は、実際の結果と自分の役割を正確に振り返りましょう。
作品が完成するまでに、何を変えたか、助言をどう受け止めたか、まだ納得できていない点は何かを整理すると、大学で学ぶ必要性も具体的になります。共同作品の場合は、他の人の担当を自分の実績として説明しないことが大切です。
面談では、準備した文章を最後まで話すことより、質問を聞いて必要な内容を答える練習が役立ちます。制作中に考えが変わった場合も、その理由を具体的に説明できるようにしましょう。
実績の大きさだけでなく、本人が考え、試し、学んだことを具体的に話し、入学後に深めたい課題につなげましょう。
大阪芸術大学の面談に向けた質問例と回答
以下は本人の経験を整理するための架空例です。未制作の作品や未受賞の実績を、自分が行ったこととして話さないでください。
共通:なぜこの学科で学びたいのですか
私は…(本人が制作や表現に関心を持った経験を書く)…。作ってみると、自分の意図が相手にそのまま伝わるとは限らないと気づきました。技術だけでなく、何を伝えたいのかを考え直す必要があると感じています。志望する学科の授業を通じて、表現と考え方の両方を深めたいです。
どの大学にも当てはまる説明で終わらず、本人が確かめた学科の学びと結びつけてください。存在を確認していない授業や教員名を挙げないことも大切です。
アートサイエンス・建築:試した案をどう見直しましたか
…(本人が考えた案や制作した物を書く)…。最初は見た目を優先していましたが、使う人や場所を想定すると、別の問題があると分かりました。条件を整理し、案を比較し直しました。自分の発想を具体的な形にして、理由を説明できるようになりたいです。
プログラミングや模型の経験を使う場合は、本人が試した範囲を正確に話しましょう。検定やコンテストの実績も、課題にどう取り組んだかを説明する材料として扱います。
美術・映像・キャラクター造形:何を伝えようとしましたか
私は…(本人の作品と表現したかった内容を書く)…。制作の途中で、強調したい部分よりも別のところに目が向くと感じました。配置や見せる順番を変えて比べ、意図が伝わるかを考え直しました。ほかの人の見方も知り、自分だけでは気づかない表現上の課題を学びたいです。
描画、絵コンテ、キャラクターなど、実際に扱った課題に合わせて考える練習例です。借用した素材や共同制作の担当を明らかにしてください。
文芸:言葉を選び直した理由は何ですか
…(本人が書いた作品や読んだ文章を書く)…。私は、説明を増やせば伝わると思っていましたが、書き直すと、人物の行動から示せることもあると気づきました。同じ場面でも言葉の選び方で印象が変わるため、読み手がどう受け取るかを考える方法を学びたいです。
グループで意見を交換する際は、自分の読み方だけを正解とせず、相手がどの表現を根拠にしたかも聞く練習が役立ちます。
音楽・教育:助言や共同の体験から何を学びましたか
私は…(本人が演奏や表現活動で受けた助言を書く)…。最初は自分が上手くできることに意識が向いていましたが、相手と一緒に取り組むと、伝え方や受け止め方も大切だと感じました。自分の課題を確かめながら、表現を通して人と関わる力を学びたいです。
演奏を学ぶ人と、子どもの教育を学ぶ人では、深めたい専門性が異なります。本人の志望に合わせて、経験から何を考えたかを具体化しましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
2027年度の日程と推薦方式を確認する
総合型1期は2026年9月12日・13日、2期は10月11日・12日に模擬授業を実施しました。2期の正式出願は10月22日で終了し、1期・2期とも合格発表は11月1日、入学手続締切は11月17日です。今から新たにエントリーできる日程と誤解しないようにしてください。
学校推薦型には、スポーツ選抜とクラシック音楽系選抜があります。スポーツ選抜は対象となる競技実績と出願資格審査を経た人が、面接と基礎運動能力テストを受ける方式です。クラシック音楽系は演奏学科クラシック音楽コースの対象専攻で、技能判定等を経て面接試問を受けます。いずれも11月の出願だけを見て申し込める方式ではありません。
両方式の本選考は2026年11月6日、合格発表は12月1日です。事前審査や技能判定の申し込みはすでに終了しているため、認定を受けた人は案内に従って出願・受験の準備を進めてください。面接の所要時間・人数を、他方式の情報から推測しないことも大切です。
エントリー、模擬授業、出願可否の通知、正式出願を分けて確認し、必要な手続きを進めましょう。
スキルパスでは、本人の探究・制作・資格・活動を振り返り、志望理由と面接での説明につなげる準備を支援しています。授業で学んだことや、制作で考えたことを、自分の言葉で伝える練習を重ねていきましょう。
詳細は2027年度学生募集要項・入試ガイド、公式の総合型選抜情報、スポーツ選抜、クラシック音楽系選抜をご確認ください。


