大阪産業大学のAO入試は、エントリーシートに書いた経験と、大学で学びたい内容を自分の言葉で説明する準備が大切です。ただし、前期は学部・コースによって課題や配点が異なり、中期・後期と同じ選考ではありません。
2027年度の公式入試ガイドに基づき、AO入試の面接対策を整理しました。質問・回答例は独自の架空の練習用で、実際の過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。
大阪産業大学のAOは前期と中・後期を分けて準備する
AO中期・後期は、全学部・学科・コース共通の方法で、エントリーシートに基づく面接100点と調査書50点の計150点で評価します。ただし、募集するコースは時期によって異なります。例えば、経営学部・経済学部は中期の募集があり、後期の募集はありません。
前期には次のような違いがあります。面接の時間・担当者数は、以下の概要に共通する一律の数字が示されているわけではありません。
| AO前期の主な方式 | 面接と併せて準備する内容 |
|---|---|
| 国際学部・国際探究プログラム | 小論文50点、面接50点、調査書50点 |
| 国際学部・パフォーマンス型 | 事前にまとめた資料を使う5〜10分程度の発表と、その内容に関する口頭試問。発表100点、調査書50点 |
| 国際学部・英語チャレンジ型 | 日本語による面接50点、英語によるミニ口頭面接50点、調査書50点 |
| スポーツ健康学部・面接重視型 | 面接50点、口頭試問50点、調査書50点。口頭試問には本人が実践する運動についての発表を含む |
| 経営学部 | エントリーシートに基づく面接100点。口頭試問を含み、調査書50点を加える |
| 経済学部 | コース別の面接等。上級キャリアコースは小テスト50点と面接50点で、原則として小テストの得点率70%以上が必要 |
| 情報デザイン学部 | エントリーシートに基づく面接100点、調査書50点 |
| 建築・環境デザイン学部 | 実技型は制作・発表と面接、課題解決型は事前小論文と面接。各50点に調査書50点を加える |
| システム工学部 | コースに対応した事前の課題小論文30点、面接70点、調査書50点 |
スポーツ健康学部には基礎体力テストを組み合わせる方式や、活動実績の確認を伴うアスリート向けの方式もあります。同じ学部でも、受験する方式を取り違えないよう注意が必要です。
AO前期の学部別課題と、中期・後期の共通面接は別の選考です。まず受験する時期とコースを確かめましょう。
学部・コースの学びと本人の経験を結びつける
経営学部には、経営学、商学、会計スペシャリスト、ファッションビジネス、スポーツキャリア、交通まちづくりの各コースがあります。例えば、部活動の運営に関わった経験でも、組織づくり、会計、商品企画など、本人が何に疑問を持ったかで学ぶ理由は変わります。
経済学部では、社会の問題への関心に加えて、その問題を調べるために必要な学習を考えましょう。前期の経済学・公務員・観光ビジネス・アスリート支援の各コースでは、基礎学力の現状認識や今後の学習計画に関する質問があると案内されています。
情報デザイン学部なら、情報システムを作ること、使うこと、情報を伝えることのどこに関心があるのかを整理できます。システム工学部では、機械、車両、鉄道、交通、電気・電子、情報といった志望コースの違いを踏まえ、制作や観察から生まれた疑問を説明する準備が有効です。
資格やコンテストの実績がある人は、名称の紹介だけで終わらせず、何を学び、どこでつまずいたかを話しましょう。情報オリンピック予選Bランク、物理検定、簿記などを挙げる場合も、本人が実際に得た結果だけを使ってください。これらを取得すれば一律に加点されるという意味ではありません。
前期の発表・制作・英語面接は方式ごとに練習する
国際学部のパフォーマンス型は、国や地域の文化・経済・社会の問題と解決案、または本人が実践した国際交流活動が発表テーマです。スライドや動画を事前に準備し、当日の発表後には内容について口頭試問があります。英語チャレンジ型は別方式なので、発表の準備だけで済ませず、英語で質問を聞いて答える練習が必要です。
スポーツ健康学部・面接重視型では、本人が実践するスポーツ種目の動きについて、発表が3分程度、その後の質疑応答が約2分です。パソコンや資料などは持ち込めません。この時間は口頭試問内の発表・質疑の目安であり、面接全体の所要時間ではありません。
建築・環境デザイン学部の実技型は、当日の2時間の模擬授業で与えられた課題を制作し、授業後に作品と意図を説明します。課題解決型は、事前の小論文をもとに当日パワーポイントで発表し、質疑応答と面接を受けるため、資料の準備も必要です。
システム工学部の前期は、志望コースに応じた課題小論文を事前に提出します。例えば、自動車・鉄道・交通システムの各コースでは、将来その分野がどう変わるべきかが課題です。自分が書いた主張について、理由と根拠、他の案との違いを説明できるようにしましょう。
発表時間や持込条件は方式ごとに違います。本人が提出した文章・資料について、理由を尋ねられても説明できる準備が大切です。
大阪産業大学の面接に向けた質問例と回答の考え方
以下は、本人の経験を振り返るための架空の練習例です。大学が公表した面接の過去問ではありません。省略した部分は自分の事実に置き換え、経験していない活動や成績を付け加えないでください。
情報デザイン・システム工:制作で工夫した点は何ですか
私は…(本人が作ったプログラムや装置について書く)…。最初は動くことだけを目標にしていましたが、条件が変わると正しく動かない問題がありました。入力と結果を記録し、原因を分けて確かめました。大学では、仕組みを理解して設計し、別の条件でも確かめられる力を身につけたいです。
情報オリンピックなどの学習経験がある場合も、本人の担当部分と、他の人から教わった部分を分けて説明しましょう。
建築・環境デザイン:その提案にした理由は何ですか
…(本人が観察した場所や制作の経験を書く)…。私は、使いやすさを考えて案を作りましたが、他の人に見てもらうと、想定していなかった使い方があると分かりました。観察した事実と自分の推測を分け、案を修正しました。大学では、形だけでなく、人や環境との関係から考える方法を学びたいです。
実技型なら当日の制作で判断した理由を、課題解決型なら小論文と発表資料の根拠を、自分の言葉で説明する練習が必要です。
経営・経済:その問題に関心を持った理由は何ですか
私は…(本人の販売、会計、地域調査などの経験を書く)…。同じ商品でも伝え方や売る場所によって反応が変わることに疑問を持ちました。記録を比較しましたが、少ない事例だけでは理由を決められませんでした。大学では、経営や経済の考え方を学び、数字と人の行動の両方から考えたいです。
コース名を挙げるだけでなく、本人の疑問がそのコースの学びとどうつながるかを説明しましょう。
国際:交流を通じて考えが変わった点はありますか
…(本人が経験した言語学習や交流の場面を書く)…。私は、言葉の意味が分かれば伝わると思っていましたが、前提にしている習慣が違うと受け取り方も変わると気づきました。相手に確認することで、自分の思い込みが分かりました。大学では、言語と、その背景にある社会や文化を学びたいです。
これは日本語で考えを整理した例です。英語チャレンジ型を受ける人は、自分の経験を英語でも説明し、質問に応じて言い換える練習を重ねましょう。
スポーツ健康:経験からどのような疑問が生まれましたか
私は…(本人の競技や運動の経験を書く)…。練習を重ねるだけでなく、動きを記録して見直すことが必要だと感じました。同じ助言でも人によって改善の仕方が違い、経験だけでは説明できない点がありました。大学では、身体や運動について学び、根拠を確かめながら考えたいです。
面接重視型の口頭試問では、自分が実践している種目の動きを、資料なしで分かりやすく説明する準備も必要です。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
AO中期・後期の日程と公募推薦との違い
AO前期は2026年10月17日に試験を実施済みです。中期は2026年11月9日〜12月9日出願、12月20日試験、2027年1月13日発表。後期は2027年2月17日〜3月1日出願、3月11日試験、3月13日発表です。出願期間は消印有効です。
公募推薦はAOと別の方式です。2027年度の公募推薦後期は、英語・国語・数学から2科目を選んで90分で解答する筆記試験等の方式で、面接は選考項目にありません。過年度の面接を含む型と混同しないよう注意が必要です。
エントリーシートの内容、本人の経験、大学での学習計画をつなげ、追加の質問にも自分の言葉で答える練習を重ねましょう。
スキルパスでは、資格・探究・制作などの実績づくりから、志望理由と面接での説明まで準備を支援しています。実績の大小だけでなく、本人が取り組んだ過程と、大学で学ぶ必要性を言葉にしていくことが大切です。
詳細は公式AO入試案内、AO前期の2027年度入試ガイド、AO中期・後期のガイド、公募推薦後期の公式案内をご確認ください。


