立命館アジア太平洋大学(APU)の面接では、これまでの活動と、志望学部で学ぶ理由をつなげて説明する準備が大切です。探究型、活動アピール方式、公募制IBDP型では面接の形式が異なります。オンラインでも原稿の暗記だけに頼らず、本人の考えを言葉にする練習を進めましょう。

アジア太平洋学部、国際経営学部、サステイナビリティ観光学部の3学部を扱います。以下は独自の架空の練習用の質問・回答例です。過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。省略部分には本人の実際の経験を入れてください。国内学生向け入試のうち、総合型と公募制IBDP型を中心に解説します。

APUの方式別の面接・口頭試問

方式面接の形式併せて準備する内容
総合評価方式・探究型二次にオンラインの個人面接・口頭試問20~30分出願書類と、一次のオンライン解答試験の内容に基づく質疑応答。一次の解答試験は90分
活動アピール方式二次にオンラインの個人面接約20分出願書類に基づく質疑応答。これまでの活動の説明も含む。日本語基準は日本語、英語基準は英語
学校推薦型公募制IBDP型デジタル面接システムによる録画面接。所要約30~40分志望理由書、IBの成績等、高等学校長推薦書等を審査。指定期間に録画面接を完了
総合評価方式・論述型面接は課さない書類とオンライン解答試験による1段階選考。解答試験は90分、記述量約1200字

帰国生徒・海外就学経験者選抜にも録画面接がありますが、海外での就学歴等の出願条件があります。公募制IBDP型と同じ資格で受けられるとは限らないため、本人の学修歴に合った方式を確認してください。

出典:APU公式2027年度4月・9月入学入学試験要項12~23ページ・出願・受験の手順書20~21ページ。

ライブ面接と録画面接は準備が異なります。探究型の口頭試問では、一次の解答内容も自分の言葉で説明できる準備が必要です。

活動の結果だけでなく、学びと成長を説明する

活動アピール方式では、語学、学業、探究、文化・芸術、スポーツ、生徒会、地域活動等が示されています。例えば基本情報技術者試験や簿記、探究コンテスト等の経験がある場合も、本人の役割、難しかったこと、工夫と結果を整理しましょう。

「国際的な環境で学びたい」という希望から一歩進め、何について、異なる立場の人と考えたいかを説明することが大切です。本人の地域調査、制作、企画、語学学習から生まれた問いが、どの学部の学びにつながるかを考えてください。

探究型では、与えられた資料・図表から問いや仮説を考える解答試験があります。普段の探究でも、事実と解釈を区別し、別の説明が可能か、何を調べれば確かめられるかを考える練習が役立ちます。結論だけを覚えず、その考えに至った理由を説明できるようにしましょう。

3学部の質問例と、活動を掘り下げる練習

アジア太平洋学部:異なる立場から、どう考え直しましたか

……(本人が社会や国際的な課題に関心を持った経験)……から、……(資料調査・交流・探究等)……に取り組みました。……(異なる資料や意見を比べて分かったこと)……を通じ、一つの見方だけでは問題を理解できないと学びました。APUでは……(国際関係、文化・社会・メディア、グローバル経済のうち関心のある内容)……を学び、根拠を確かめながら他者と議論したいです。

同学部は政治学・社会学・経済学を横断して学ぶ学部です。英語資格や交流経験がある場合も、その経験から何を考えたかを説明すると、学部を選ぶ理由が具体的になります。

国際経営学部:企画や制作から、どんな課題が見えましたか

……(本人の販売企画・制作・学校活動等)……では、……(利用する人や運営上の課題)……がありました。……(記録・意見・数字から見直したこと)……を通じ、思いついた案を実行するだけでなく、結果を確かめて改善する大切さを学びました。APUでは経営を学び、多様な人と協力して、社会に役立つ事業を考えたいです。

簿記、基本情報技術者、統計の学習やビジネスプランコンテスト等に取り組んだ場合は、本人の企画や分析にどう生きたかを説明してください。活動の規模を大きく見せず、本人が担当した範囲と成果を整理しましょう。

サステイナビリティ観光学部:地域の魅力と課題を、どう調べましたか

……(本人の地域活動や観光への関心)……から、……(調査・データ分析・企画等)……を行いました。……(住民や利用者の立場から気づいたこと)……を通じ、集客だけでなく、暮らしや環境との関係も考える必要を感じました。APUでは持続可能な社会と観光を学び、地域の人と協力して課題を考えたいです。

同学部は、サステイナビリティと観光の両面から学び、調査研究・データ分析や現場での学習を重視しています。環境に関する探究、統計、情報分野の資格学習等があれば、地域の調査にどう使ったかを振り返りましょう。

探究型の練習:その仮説を、何で確かめられますか

……(本人が資料や図表から見つけた事実)……から、……(考えた問いと仮説)……を立てました。ただし、……(資料だけでは分からない点)……が残っています。確かめるには……(比較する対象や必要なデータ)……を調べる必要があると考えています。

これは本記事独自の練習例です。一次の具体的な出題を予告するものではありません。資料に書かれていることと本人の仮説を分け、判断の理由を説明する練習に使ってください。

活動アピールの練習:その活動で、自分の考えはどう変わりましたか

……(本人が活動を始めた理由)……から、……(本人が担当したこと)……に取り組みました。最初は……(当初の考え)……でしたが、……(失敗や他者の意見、記録)……を通じ、……(見直した点)……に気づきました。その経験から、大学では……(さらに学びたい内容)……を深めたいです。

本人の活動、考えが変わった理由、志望学部で深めたい問いをつなげて説明しましょう。

オンライン面接・録画面接の練習方法

ライブ面接はZoomを用い、事前の接続確認が必要です。大学指定の手順でカメラ・マイク・スピーカーを確認し、受験票の集合時間や接続先を確かめてください。一次合格後には、二次の出願登録と入学検定料の納付も必要です。

録画面接はHireVueのシステムを使い、画面に示された質問に回答します。公式手順書には、練習問題は繰り返し利用できる一方、本番の録画開始後は修正・再録画ができないとあります。原稿を用意して読むなどの行為は不正とみなされる場合があるため、文章を読む練習に偏らず、要点を自分の言葉で話す練習を進めましょう。

面接練習では、一つの経験について短く説明した後、「理由は何か」「別の方法はあったか」「大学で何を学びたいか」を考えてみてください。出願書類に書いたことと、面接で説明する本人の経験をそろえることが大切です。

スキルパスでは、資格学習・探究・制作・地域活動を振り返り、志望理由書と面接の準備を支援します。本人の経験から考えを整理し、志望する学部の学びに結び付けて説明できるように練習を進めます。

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
    合格へ

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2027年度の日程と方式の選び方

活動アピール方式第2回は、出願2026年11月2日13時~10日23時59分、一次結果11月27日13時、二次のライブ面接12月5日または6日、合格発表12月11日13時の予定です。第3回の出願は12月1日~14日で、二次は2027年1月9日の予定です。

探究型第2回は、出願2026年11月20日13時~12月2日23時59分、一次の解答試験12月12日、一次結果12月25日13時、二次1月9日、合格発表1月22日13時の予定です。論述型第2回も一次試験までは同じ日程ですが、二次面接はなく、合格発表は1月7日13時です。

公募制IBDP型第1回は、出願2026年12月1日13時~14日23時59分、録画面接12月15日~18日、合格発表2027年1月22日13時の予定です。指定期間のGrade12在籍、IB Diploma取得または取得見込み、学校長の推薦等の条件があります。卒業・資格取得の期限も確認してください。

郵送する原本は出願受付終了日の消印有効です。国内学生入試は日本国籍保持者・永住者が対象で、国際学生入試とは要項が異なります。入学時期、基準言語、出願資格を確認し、本人に合った方式を選びましょう。

面接形式に加え、一次合格後の二次出願、録画の提出期間、入学時期と基準言語を確認してください。

志望理由の整理には、次の記事も参考になります。

立命館アジア太平洋大学の志望理由書例文|総合型・推薦対策【2027年度】スキルパスの理系特化推薦対策

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