知的財産管理技能検定の学習は、ものづくりやデザインと関係があります。自分が考えたアイデアを形にすることに加え、他の人の作品や技術をどう扱うかを学べるからです。
資格で学んだ知識を、制作物の工夫や、素材の利用条件を調べた経験と結びつけましょう。2027年度の総合型選抜から、国立1大学と理工系私立2大学の活用方法を紹介します。
知的財産管理技能検定の級と合格
知的財産管理技能検定は国家試験で、3級・2級・1級があります。1級は特許、コンテンツ、ブランドの専門業務に分かれます。学科と実技の両方に合格すると、当該等級の知的財産管理技能士の資格を得られます。
3級は実務経験を求めず、知的財産に関する業務に従事しようとする人も対象です。公式Q&Aでは、具体的な就業予定がなくても、その意思があれば受検できると説明しています。学科のみ・実技のみの合格は、技能士の資格取得と区別しましょう。
学ぶ対象には特許や商標、著作権などがあります。取得した級と、自分の制作活動で知識をどう使ったかを合わせて整理することが大切です。
知財の学習と制作を伝える3大学
| 大学・方式 | 経験を伝える資料・選考 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 京都工芸繊維大学・ダビンチ入試一般 | 志望理由書、資格や活動を示す資料 | 大学入学資格、合格時の入学確約 |
| 東京電機大学・デザイン工学科AO | 活動報告書、アイデアや試作の発表 | 数学・外国語とも3.5以上、履修・人物像の要件 |
| 日本工業大学・活動アピール型 | 資格取得報告、製作物や写真の説明 | 大学入学資格、他大学との併願可 |
これらは、知的財産管理技能検定の級による固定加点を紹介するものではありません。知財の学習を制作や探究に生かし、その過程を選考資料で伝える方法です。
京都工芸繊維大学のダビンチ入試
2027年度の一般プログラム【一般】は、高校卒業者・2027年3月末までに卒業見込みの人などが対象です。出願の数値評定基準はなく、合格した場合の入学確約が必要です。
志望理由書では、これまでの活動から大学を志望するに至った経緯を伝えます。記載した活動に関する資格取得証明書や発表資料等がある場合、A4に収まる写しを提出できます。志望理由書の本文には図表を使いません。
第1次は書類、講義レポート、課題レポートを含む選考です。デザイン・建築学課程の最終選考は、プレゼンテーションと課題提示・グループディスカッションです。共通テストは課しません。制作を通じて考えた使いやすさや表現の工夫を、大学で深めたい内容につなげましょう。
出典:京都工芸繊維大学「2027年度ダビンチ入試募集要項」一般プログラム・志望理由書作成要領
東京電機大学のデザイン工学科AO
システムデザイン工学部の2027年度AOは、高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象です。高校からの出願では、数学と外国語の学習成績の状況がともに3.5以上必要です。工業科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修中・履修済みが条件で、普通科等は必要科目が異なります。
人物像には、具体的なアイデアをスケッチ・模型で説明できること、ものづくりや作品制作、問題を発見して解決した経験などが挙げられています。その要件に合わせ、知財の学習と、自分で考えてつくった経験を活動報告書にまとめる方法が考えられます。
第1次は書類、第2次は10分の発表と20分の個別面接で、数学Ⅰ・Ⅱの口頭試問を含みます。作品を持ち込んだ説明もできます。他大学との併願は妨げませんが、第一志望とし、合格時は入学することが前提です。
出典:東京電機大学「2027年度AO・とんがりAO要項」2・6~7・21ページ
日本工業大学の活動アピール型
2027年度は、大学入学資格を持つ高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象です。出願の評定数値基準はなく、他大学との併願も可能です。
活動状況・資格取得報告書や資格証明の写しなどを提出し、書類と面接で選考します。面接では製作物や写真等を使う説明もできます。作品の特徴、自分で考えた部分、参考にしたものを区別して説明すると、制作への取り組みが伝わります。
制作過程と利用条件の記録
今後の活動例として、アプリや展示作品の制作で使う画像・音源・ソフトウェアについて、出典と利用条件を調べて一覧にする方法があります。自作した部分と外部の素材を分け、どのように選んだのかを記録しましょう。
さらに、同じ課題に取り組む既存の製品やサービスを調べ、自分の試作で変えた機能や見せ方を比較します。アイデア、試作、検証、修正の記録があれば、制作で自分が判断したことを具体的に伝えられます。志望理由書では、その経験から大学でデザインや情報技術を学ぶ理由へつなげます。
大学別の志望理由書例文
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで資格と制作を大学進学へ
資格の学習から作品・探究、志望理由書・面接まで一緒に準備しましょう。スキルパスは評定や履修科目、これまでの活動に合わせ、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


