商品装飾展示は、商品の特徴を視覚的に伝えるための技能です。総合型選抜では、展示の制作経験を、見せ方や使う人の理解について考えた活動として伝える方法があります。
何を伝えたくて、置き方や見せ方をどう工夫したのかを説明しましょう。2027年度の公式資料から、国立1大学と理工系私立2大学の方式を紹介します。
技能検定の作業区分と学習内容
技能検定は国家検定です。都道府県職業能力開発協会が実施する試験では、実技と学科の両方への合格が必要です。2026年度前期の実施一覧には、3級の商品装飾展示作業が掲載されています。JAVADAの紹介では、3級は商品の特性に応じた見せ方の技能を扱い、2級に含まれる商品装飾展示のデザインは範囲に含みません。学んだ技能から、さらに自分で展示を考える活動へ発展させる方法があります。
取得した級・作業名と、展示の制作で自分が取り組んだ内容をセットで残しておきましょう。合格証明と実習記録を分けて整理すれば、活動資料を作りやすくなります。
展示・デザインの経験を伝える3大学
| 大学・方式 | 経験を伝える資料・選考 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 京都工芸繊維大学・ダビンチ入試一般 | 志望理由書、資格や活動を示す資料 | 大学入学資格、合格時の入学確約 |
| 東京電機大学・デザイン工学科AO | 活動報告書、発表と面接・口頭試問 | 数学・外国語とも3.5以上、履修・人物像の要件 |
| 日本工業大学・活動アピール型 | 資格取得報告、製作物や図面の説明 | 大学入学資格、他大学との併願可 |
これらは、この技能検定の級による固定加点を紹介するものではありません。資格の学習や実習の経験を、活動資料と選考で具体的に伝える方法です。
京都工芸繊維大学のダビンチ入試
2027年度の一般プログラム【一般】は、高校卒業者・2027年3月末までに卒業見込みの人などが対象です。出願の数値評定基準はなく、合格した場合の入学確約が必要です。
志望理由書には、過去の活動と、それが大学を志望する理由にどうつながったかを書きます。記載した活動に関する資格取得証明書や発表資料等がある場合、A4に収まる写しを提出できます。志望理由書の本文には図表を使いません。
第1次は書類、講義レポート、課題レポートを含む選考です。デザイン・建築学課程の最終選考は、プレゼンテーションと課題提示・グループディスカッションです。共通テストは課しません。展示での工夫を説明する力と、与えられた課題を考える力を一緒に伸ばしましょう。
出典:京都工芸繊維大学「2027年度ダビンチ入試募集要項」一般プログラム・志望理由書作成要領
東京電機大学のデザイン工学科AO
システムデザイン工学部の2027年度AOは、高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象です。高校からの出願では、数学と外国語の学習成績の状況がともに3.5以上必要です。工業科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修中・履修済みが条件で、普通科等は必要科目が異なります。
デザイン工学科の人物像には、具体的なアイデアをスケッチや模型で説明できることや、活動の問題を見つけて解決した経験などが挙げられています。その要件に合わせ、展示の目的、試作、見せ方を修正した理由を活動報告書に整理する方法が考えられます。
第1次は書類、第2次は10分の発表と20分の個別面接で、数学Ⅰ・Ⅱの基礎を問う口頭試問を含みます。作品を持ち込んだ説明もできます。他大学との併願は妨げませんが、第一志望とし、合格時は入学することが前提です。
出典:東京電機大学「2027年度AO・とんがりAO要項」2・6~7・21ページ
日本工業大学の活動アピール型
2027年度は、大学入学資格を持つ高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象です。出願の評定数値基準はなく、他大学との併願も可能です。
活動状況・資格取得報告書や資格証明の写しなどを提出し、書類と面接で選考します。面接では製作物や図面、写真等を使う説明もできます。生活環境デザインへの関心を、展示の制作や、人に見てもらった経験から伝えましょう。
展示の目的と伝わり方を比べる
今後の活動例として、学校行事などの展示で、同じ物を複数の配置で見せ、どの特徴が伝わったかを来場者に尋ねる方法があります。置く高さ、説明文、照明など、一度に変える条件を絞ると、変更した理由を説明しやすくなります。
展示前のスケッチ、制作中の写真、感想を受けて修正した点を残しましょう。志望理由書では「見た目を整えた」ことから一歩進め、誰に何を伝えたいと考え、そのためにどんな工夫を試したかを説明します。そこから大学で人の認知や空間のデザインを学びたい理由へつなげられます。
大学別の志望理由書例文
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで展示の制作経験を大学進学へ
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