ドローンの操縦や安全な運用を学ぶ経験は、制御やセンサー、機械の仕組みへの関心につながります。総合型選抜では、無人航空機操縦者技能証明の取得と、飛行や機体について自分で考えた内容を合わせて伝えましょう。
操縦経験を、判断の理由と検証の記録がある活動へ発展させましょう。2027年度の大学入試の公式資料から、国立1大学と理工系私立2大学の方式を紹介します。
国家資格の区分と取得の流れ
無人航空機操縦者技能証明は、国土交通省が定める国家資格の制度で、一等と二等の区分があります。指定試験機関は一般財団法人日本海事協会です。学科試験、実地試験、身体検査に関する基準を満たし、技能証明の交付を申請します。
16歳未満の人は技能証明を取得できません。登録講習機関の所定の講習を修了した場合など、実地試験が免除になる制度もあります。民間団体の操縦資格とは区別し、取得した区分と限定の内容を正確に記載しましょう。技能証明の有効期間は3年です。
取得した技能証明と、実際に行った活動の目的・役割を分けて整理しましょう。
ドローン・制御の経験を伝える3大学
| 大学・方式 | 経験を伝える資料・選考 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 電気通信大学・総合型選抜Ⅱ類 | 資格・活動の報告、3分以内の自己PR動画 | 現役等の卒業時期条件、合格時の入学確約 |
| 東京電機大学・工学部とんがりAO | とんがり報告書、制作・学習経験の発表 | 数学・外国語とも3.3以上、履修・活動要件 |
| 日本工業大学・活動アピール型 | 資格取得報告、製作物や写真を使う面接 | 大学入学資格、他大学との併願可 |
これらは、無人航空機操縦者技能証明の取得による固定加点を示した方式ではありません。資格の学習を活動へ使い、その内容を伝えるルートです。
電気通信大学のⅡ類・融合系
2027年度の総合型選抜Ⅱ類には、コンテストや研究発表、各種資格の一覧と内容紹介をまとめる活動実績報告書があります。3分以内の自己PR動画も必要です。飛行や機体についての学習を、目的や測定結果、自分が考えた改善点と関連づけて説明する準備が考えられます。
対象は日本の高校等を2027年3月卒業見込みの人などで、2026年度途中・学期区分で卒業が認められた人も含みます。数値評定基準はなく、数学Ⅲ・物理・化学を卒業までに履修することが望まれています。
第1次は書類、第2次は活動のプレゼンと面接・口頭試問です。数学・理科の基礎学力も評価します。Ⅱ類はCBTと共通テストを課さず、合格時は必ず入学する確約が必要です。
出典:電気通信大学「2027年度 総合型選抜募集要項」5~9ページ
東京電機大学のとんがりAO
工学部の2027年度とんがりAOは、高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象です。高校からの出願では、数学と外国語の学習成績の状況がともに3.3以上必要です。工業科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修中・履修済みが条件で、普通科等は履修科目が異なります。
所定の「とんがり要件」または類似の経験・技能を持つことも必要です。とんがり報告書に、資格証明や写真等を任意で添付できます。第1次は書類、第2次は発表と個別面接で、数学Ⅰ・Ⅱの口頭試問を含みます。
他大学との併願は認められていますが、第一志望とし、合格時には東京電機大学へ入学することが前提です。自分で動作条件を考え、試した経験を、大学で学びたい制御や機械の分野へつなげましょう。
出典:東京電機大学「2027年度 AO・とんがりAO要項」15~17・24ページ
日本工業大学の活動アピール型
大学入学資格を持つ高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象で、出願の評定数値基準はありません。活動状況・資格取得報告書や資格証明の写しを提出し、書類と面接で選考します。他大学との併願も可能です。
面接では製作物や写真等を使う説明もできます。動作の順序をどのように決めたのか、想定と違う動きをどう直したのかを整理すると、ロボティクスや機械工学への関心も具体的になります。
同じ条件の飛行記録を比べる
今後の活動例として、学校が認める実習環境で先生の指導を受け、同じ経路を飛ぶときの位置や高度の記録を比べる方法があります。実施する飛行に必要な許可・承認や機体の条件を確認したうえで、比較する条件をそろえます。
飛行前の計画、機体の設定、当日の環境、測定結果を残しましょう。実機での検証が難しい段階では、シミュレーションで経路や制御を学ぶ方法もあります。志望理由書では、操縦できるという説明に加え、安定した飛行を支える制御やセンシングにどんな疑問を持ったかを示し、大学で学びたい内容へつなげます。
大学別の志望理由書例文
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスでドローンの学びを大学進学へ
資格の学習から制御の探究、志望理由書・面接まで一緒に準備しましょう。スキルパスは評定や履修科目、学習・制作の経験に合わせ、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


