機械が止まってから直すだけでなく、変化に気づいて状態を保つ。その考え方を学ぶ自主保全士の経験は、大学で機械や生産を学ぶ理由につながります。
観察や点検で何を確かめ、どの基準で状態を考えたかを伝えましょう。2027年度の北見工業大学、東京電機大学、工学院大学を例に、総合型選抜に向けた準備を紹介します。
自主保全士の学習内容
自主保全士は、日本プラントメンテナンス協会の認定制度です。生産の基本、効率化とロス、日常保全、改善・解析、設備保全の基礎などを扱います。1級は実務経験4年以上、2級は0年で、学歴や他資格による短縮はありません。
検定試験では、学科・実技ともペーパー方式で実施します。実技という名称でも実機操作の試験とは異なります。認定された級と方法、学校で実際に取り組んだ活動を分けて整理しましょう。機械保全の技能検定とは別の制度です。
学習経験を生かして比較したい大学
| 大学・方式 | 経験を伝える場面 | 準備したい内容 |
|---|---|---|
| 北見工業大学・総合型選抜ユニット確定枠 | 学修計画書・面接 | 機械・生産分野への学修計画 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 活動報告書・発表 | 観察・点検・改善の考察 |
| 工学院大学先進工学部(対象学科)・探究成果活用型選抜 | 理数系探究の報告・発表 | 状態を比べた探究と発表 |
表は関連分野の活動・学習を説明する方式の例で、資格名ごとの固定加点を示したものではありません。
北見工業大学は学びと専門分野をつなげる
総合型選抜ユニット確定枠は、学びたい工学分野が定まっている人を対象に、意欲・適性などを評価する方式です。先進工学科の機械・エネルギーなどの分野を調べ、状態の変化から生まれた疑問を大学の学びにつなげてみましょう。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。出願資格に評定の数値基準は示されていません。共通テストは課さず、数学Ⅰと物理基礎または化学基礎の確認試験、個人面接、調査書・学修計画書で選考されます。
学修計画書では、これまでの学びを入学後・卒業後にどう生かすか、関心分野、他者との協働などを記述します。合格した場合は必ず入学する意思が必要です。
出典:北見工業大学「2027年度総合型選抜学生募集要項」1〜2・4ページ
東京電機大学は活動の過程と基礎学力を確認
理工学部の総合型選抜(AO)では、探究や資格・活動経験などを評価します。機械工学系を志望する人は、実習で観察した機械の状態や、点検の基準を考えた経験を説明できます。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格によるルートでは数学・外国語が各3.3以上。工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ、普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修が必要です。
一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。機械工学系の口頭試問では数学Ⅰ・Ⅱと物理基礎・物理の基礎知識が問われます。理工学部は他大学と併願できます。
出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜入学者選抜要項」4・6〜9・23ページ
工学院大学は理数系探究と発表を準備
探究成果活用型選抜では、2027年3月卒業見込みであることに加え、テーマを定めた理数系探究と、学内外の発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。先進工学部は普通科・理数科の全体評定3.2以上、専門学科3.5以上などの条件があります。
一次は数学・英語の基礎学力調査と探究活動書類審査、二次は発表と面接等です。他大学と併願できます。観察の基準を決め、条件による違いを数値や記録で比べる探究へ発展させられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
資格から志望理由書・面接につながる活動例
例えば、学校の先生が用意した安全な模型や教材を使い、部品の位置や状態の違いをどのように記録できるか考える活動があります。観察する箇所と順序、正常と考える基準を決め、複数回の記録を比べてみましょう。これは今後の学習例です。教材で調べた内容と、実際の生産設備での経験は分けて説明してください。
「保全の学習→観察・点検と状態の比較→大学で深めたい機械・生産の技術」をつなげましょう。面接では、異常と考えた理由や、観察だけでは判断できなかったことも話すと、大学でさらに学びたい内容が具体的になります。
スキルパスでは、資格・評定・履修科目から出願先を一緒に考え、実績づくりから志望理由書・小論文・面接まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


