基礎工事で使う機械が、どんな地盤に、どのような力を伝えているのか。技能講習や実習での学びは、大学で土木を学ぶ問いにもなります。修了証にある講習区分と、自分が理解した機械・地盤の仕組みを整理しましょう。
講習の対象と受講・修了の条件
基礎工事用の車両系建設機械には、くい打機やくい抜機、アースドリル等があります。機体重量3トン以上の自走する基礎工事用機械に関する講習で、整地・掘削用や解体用とは区分が異なります。
出典:教習所の基礎工事用案内
講習には学科と実技があり、修了試験も行われます。講習規程は所持免許や経験に応じた一部免除を定めています。別区分の修了証や、特別教育の修了を同じ資格として書かないことが必要です。
出典:厚生労働省の講習規程
佐倉クレーン学校の案内は受講者を満18歳以上とし、コースごとに免許・経験を指定しています。例えば25時間コースは大型特殊免許、所定の技能講習修了、又は自動車免許と特別教育後の所定経験等によって対象が分かれます。自分に合うコースは受講先へ確認してください。受講条件と、年少者の業務上の就業制限は分けて確認することが必要です。
出典:登録教習機関の受講案内
学んだことを、大学で深める問いへ
例えば、授業で学んだ基礎工法について、地盤条件と機械の役割を図にまとめる活動が考えられます。公開された施工資料と学校の実習で見た内容を比べ、どの条件を考えて工法を選ぶかを整理する方法です。
模型や土の実験を行った場合は、材料、寸法、力の加え方、結果を記録してください。実際の工事と模型では条件が異なるため、どこまで説明できるかも考えましょう。機械の動きと、地盤や構造の原理を対応させることが、大学で土木を学ぶ理由につながります。見学だけなら、運転実務を経験したように書かず観察した範囲を明確にします。
理系進学へつながる大学3校の選抜例
以下は2027年度の総合型選抜です。講習修了への固有加点の一覧ではなく、学習や実習・探究を説明する機会と、専門との相性から考える候補です。
| 大学・方式 | 講習の学習から準備する内容 |
|---|---|
| 横浜国立大学・都市科学部都市基盤学科の総合型選抜 | 学校での実習や調査の過程を、原理と結果から説明する |
| 芝浦工業大学・工学部総合型選抜 | 工学部土木工学課程都市・環境コース等の学びと、自分が持った疑問をつなげる |
| 東京電機大学・理工学部総合型選抜 | 地域の社会基盤について、図や資料を用いて問題と改善を考える |
横浜国立大学の都市基盤学科は、高校卒業・2027年3月までの卒業見込み等の基礎資格、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cのすべての履修・履修見込み、指定する共通テスト科目の受験、合格時入学確約等が必要です。旧課程は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・Bです。課題のプレゼンテーション、面接・口頭試問、共通テストの成績等で選考されます。実習の経験と、数学・理科の理解を結び付けて説明する準備を進めましょう。
出典:2027年度募集要項
芝浦工業大学では、工学部土木工学課程都市・環境コース等が考えられます。出願課程のサマースクーリング修了、指定科目の履修、所定の英語スコア等が必要で、第一志望・合格時入学確約の条件があります。実習の記録から、大学で学びたい内容を具体的にしてください。
出典:工学部総合型選抜
東京電機大学の理工学部建築・都市環境学系では、地域の空間や社会基盤等の問題点と改善を考える課題に取り組みます。高校卒業・卒業見込みの区分では数学・外国語各3.3以上と課程別履修条件が必要です。この理工学部の方式は他大学との併願が可能です。
出典:2027年度選抜要項
志望理由書と面接で、学習の過程を伝える
どの機械や工法に関心を持ち、何を調べ、どんな知識が不足していたかを順に整理してください。修了証、授業の記録、自分の調査資料を分けると、活動の中身が伝わります。共同実験では、自分が測定・記録・考察した範囲も説明しましょう。
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