酸素欠乏について学ぶ経験は、気体の性質や、測定と環境管理への関心につながります。総合型選抜では、修了の実績と、学んだ内容を資料や観察で確かめた経験を合わせて伝えましょう。
講習で得た知識を、自分で考えた探究や制作の経験へつなげましょう。2027年度の大学入試の公式資料から、国立1大学と理工系私立2大学の方式を紹介します。
講習の対象と修了の記録
酸素欠乏危険作業主任者技能講習は、第一種酸素欠乏危険作業に関わる主任者の講習です。第二種にも対応する「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習」とは名称と範囲が異なるため、修了証の名称を正確に記載します。
厚生労働省の講習科目表には、酸素欠乏の原因・防止、保護具、法令、救急そ生、濃度測定などが示されています。現在の実施例として、東京労働基準協会連合会中央支部が案内する酸素欠乏・硫化水素の講習は、受講資格を18歳以上としています。受講条件は申し込む講習で確認し、修了と現場で主任者に選任された経験を分けて整理しましょう。
修了した事実と、学習や実際の業務で自分が担当した内容を整理しましょう。
学習経験を伝える3大学
| 大学・方式 | 経験を伝える資料・選考 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 東京農工大学・SAIL化学物理工学科 | 自然科学の特別活動レポート、発表と質疑 | 成績優秀、学校長の評価書、合格時の入学確約 |
| 東京電機大学・工学部とんがりAO | とんがり報告書、実習・探究の発表 | 数学・外国語とも3.3以上、履修・活動要件 |
| 日本工業大学・活動アピール型 | 資格取得報告、実習写真や作品の説明 | 大学入学資格、他大学との併願可 |
これらは、講習修了の実績による固定加点を紹介するものではありません。材料について調べ、試し、考えた経験を選考資料へ生かす方法です。
東京農工大学の化学物理工学科SAIL
2027年度は、高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象です。学習成績が優秀であることを求めますが、公式Q&Aには評定の具体的な数値基準はないと記載されています。第一志望とし、最終合格した場合は必ず入学する確約が必要です。
化学物理工学科の特別活動レポートは、自然科学に関する活動が対象です。気体や測定の仕組みについて、資料や観察の結果を整理した探究を伝える方法が考えられます。学校長が発行・厳封する志願者評価書も必要です。
第1次は志望理由書、特別活動レポート、調査書などによる選考です。第2次はレポートに関する10分の発表と20分の質疑応答を含む面接で、共通テストは課しません。実習で得た結果と、その理由をどう考えたのかを説明できるようにしておきましょう。
出典:東京農工大学「2027年度SAIL入試募集要項」22~26ページ
東京電機大学のとんがりAO
応用化学科を含む工学部の2027年度とんがりAOは、高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象です。高校からの出願では、数学と外国語の学習成績の状況がともに3.3以上必要です。工業科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修中・履修済みが条件で、普通科等は必要科目が異なります。
所定の「とんがり要件」または類似の経験・技能も必要です。とんがり報告書には、自分が誇れる学習・活動経験をまとめ、資格証明や写真等を任意で添付できます。
第1次は書類、第2次は発表と個別面接で、数学Ⅰ・Ⅱの口頭試問を含みます。他大学との併願は認められていますが、第一志望とし、合格時は東京電機大学へ入学することが前提です。
出典:東京電機大学「2027年度AO・とんがりAO要項」15~17・24ページ
日本工業大学の活動アピール型
環境生命化学科などを対象とする2027年度活動アピール型は、大学入学資格を持つ高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象です。出願の評定数値基準はなく、他大学との併願も可能です。
活動状況・資格取得報告書や資格証明の写しなどを提出し、書類と面接で選考します。面接では製作物や写真等を使った説明もできます。気体や測定の仕組みを調べた記録をもとに、材料の性質を詳しく学びたい理由を伝えましょう。
測定器の仕様と記録の読み方を考える
今後の活動例として、公開された測定器の仕様書を比べ、測定範囲、単位、記録間隔によって、読み取れる情報がどう違うかを調べる方法があります。学校では先生の指導のもと、通常の教室環境の観察や公開データの分析として取り組めます。
酸素を減らす実験や危険場所への立入りを行う活動ではありません。仕様書の出典、比較表、判断した理由を残しましょう。志望理由書では、講習で測定への関心を持ち、データを読む中で生まれた疑問から、大学で気体や材料・環境の性質を学びたい理由へつなげられます。
大学別の志望理由書例文
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで学習経験を大学進学へ
講習で学んだ内容から探究、志望理由書・面接まで一緒に準備しましょう。スキルパスは評定や履修科目、学習・制作の経験に合わせ、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


