第四級海上無線通信士では、国内の海上通信に関わる無線工学と法規を学びます。大学の推薦対策では、身近な港や海の情報への関心を、記録・分析する探究へ育てることが考えられます。資格学習と自分の活動をつなげましょう。
第四級海上無線通信士の資格内容と試験
第四級海上無線通信士は、所定の船舶、海岸局等の国内通信と技術操作に関わる資格です。モールス符号による通信操作は除かれます。表13では、船舶側の250W以下、海岸局等の125W以下などの区分があり、船舶地球局や航空局等は対象から除かれます。レーダーの操作にも別の条件があります。国内の海上通信に対応する資格です。
出典:公式の操作範囲
試験は無線工学と法規の2科目です。無線工学と法規の学習に、原理を使って取り組んだ活動を添えることが、推薦対策の出発点です。学習しただけの内容と、実際に測定・制作した範囲も分けて伝えましょう。
出典:令和8年度の国家試験案内
出典:資格別の試験科目表
日本無線協会は、無線従事者の国家試験に受験資格の制限はないと案内しています。下位資格を順番に取ることが一律の受験条件ではありません。試験合格後の免許申請は別の手続きです。無線設備を扱う活動では、資格の操作範囲と無線局側の条件も確認してください。
出典:受験資格の公式案内
出典:試験合格後の免許申請
学習の深さを、研究・制作の実績へ
第四級の学習では、通信機器の仕組みや決まりを、身近な情報の流れと結び付けて考えられます。港や沿岸の情報を知りたいと思った理由から、誰が、どんな情報を、どの時点で必要とするかを調べる方法です。資格名を将来の仕事に結び付けるだけでなく、自分で確かめられる題材を選びましょう。
例えば、公表されている港や海の情報を一定期間記録し、時刻、場所、単位をそろえて表示する小さなプログラムを作る活動が考えられます。情報が更新される間隔や、欠けたデータの扱いによって、見え方がどう変わるかを比較する方法です。
データの条件を確かめ、利用者へ分かりやすく示した過程が、情報や物流を大学で学ぶ理由になります。公開資料の分析と、自分で無線機を使って測定した記録は分け、出典と取得時点も残してください。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで資格を推薦の実績へ育てる
スキルパスでは、無線工学と法規の学習を進めながら、その知識から探究の題材を選ぶ準備を支えます。第四級の学びなら、港や海の公開情報をプログラムで整理し、更新間隔や欠損の影響を数値で調べる活動が一例です。資格対策とデータ分析・制作を組み合わせ、本人の実績として育てる指導を行います。出典、コード、比較図を成果資料へまとめ、東京海洋大学や私立大学の志望理由・活動報告、面接の説明へつなげます。
推薦・総合型選抜で比較したい大学3校
以下は、関連する学習や実績を説明する方式の例です。この資格に対する固定加点や、資格だけで出願できる大学の一覧ではありません。
| 大学・2027年度の方式 | 無線の学習から準備したい内容 |
|---|---|
| 東京海洋大学・海洋工学部流通情報工学科の総合型選抜 | 海の公開情報の整理を、物流や情報管理の学びへつなげる |
| 芝浦工業大学・工学部総合型選抜 | 無線工学の基礎を、計測と情報の伝達の問いへ発展させる |
| 東京電機大学・工学部とんがりAO | 公開データを扱う制作の目的・工夫・比較結果を報告する |
募集要項6ページ(PDF13頁)は、出願要件に「志望動機」と記載しています。これは、大学で学ぶ理由が明確であることを求める条件の一部です。第四級の無線工学学習に、港や海の公開データを整理した制作を組み合わせ、海上の情報をどう扱いたいかを、志望理由・自己推薦書で示す方法が考えられます。
東京海洋大学の海洋工学部総合型選抜A(一般)は、高校卒業・2027年3月までの卒業見込み等が対象で、所定の英語資格・検定CEFR A1以上と合格時の入学確約が必要です。流通情報工学科は、書類選抜の後に数学・英語の課題学習能力試験、小論文、面接があります。海の通信への関心を、物流や情報の課題へ具体化する準備が考えられます。Aと専門学科等のBは別区分です。
出典:2027年度募集要項
芝浦工業大学では、工学部情報・通信工学課程の情報通信コース等が候補として考えられます。出願課程のサマースクーリング修了、指定科目の履修、所定の英語スコア等が必要で、第一志望・合格時入学確約の条件があります。大学所定の英語スコアは、無線資格とは別に証明書を用意します。
出典:工学部総合型選抜
東京電機大学の工学部とんがりAOには、情報通信工学科や電気電子工学科等があります。制作や、調べ学習にとどまらず探究で成果を導いた経験等が要件に挙がります。高校卒業・卒業見込みの区分では数学・外国語各3.3以上と学科別履修条件が必要で、第一志望・合格時入学が前提です。
出典:2027年度選抜要項
志望理由書・面接で伝える内容
志望理由書では、海のどの情報に関心を持ち、整理する中でどんな疑問が生まれたかを説明しましょう。表やプログラムを示す場合は、本人が作った部分と、外部データを使った部分を明確にします。面接では、単位や時刻をそろえる理由から説明できるようにしてください。
取得済みの資格、科目合格、受験予定は分けて記載しましょう。2027年度入試へ使う資料は、各大学の期限に用意できる取得・活動の記録です。課外の学習を続けながら、評定、数学・理科、英語などの出願・選考条件も並行して準備してください。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、資格学習から探究・制作、志望理由書・面接まで徹底伴走します。自分の学習実績をどの大学の推薦対策へつなげるか、無料進学相談でご相談ください。


