第一級陸上無線技術士の学習は、無線設備の仕組みを理論から理解する経験になります。大学の推薦対策では、回路や電波を学んだ知識を、自分の計算・制作・検証へつなげることが大切です。専門を深めたい理由を、具体的な成果から伝えましょう。
第一級陸上無線技術士の資格内容と試験
第一級陸上無線技術士は、すべての無線設備の技術操作を行える資格です。放送局や電気通信業務の無線局など、幅広い設備の技術的な仕組みと関わります。通信操作を中心にする無線通信士とは役割が異なり、技術操作の専門性を、設備や信号の原理を学ぶ経験として整理できます。
出典:公式の操作範囲
試験科目は、無線工学の基礎、無線工学A、無線工学B、法規の4科目です。広い内容を学ぶ中で、式が示している関係を理解し、条件を変えた場合を考える準備が役立ちます。問題の正答だけでなく、計算や図を使って原理を説明する力を、大学の専門学習へつなげましょう。
出典:令和8年度の国家試験案内
出典:資格別の試験科目表
日本無線協会は、無線従事者の国家試験に受験資格の制限はないと案内しています。下位資格を順番に取ることが一律の受験条件ではありません。試験合格後の免許申請は別の手続きです。無線設備を扱う活動では、資格の操作範囲と無線局側の条件も確認してください。
出典:受験資格の公式案内
出典:試験合格後の免許申請
学習の深さを、研究・制作の実績へ
第一級の学習を生かすなら、回路や信号について、理論から予測した結果と、モデルや測定の結果を比べる問いが考えられます。複数の知識を使って一つの現象を説明し、前提のどこが結果に影響するかを検討する方法です。資格の取得までに学んだことと、自分で検証したことを並べると、学びの深さが伝わります。
例えば、学校で扱う回路を題材に、部品の値を変えたときの周波数特性を計算・シミュレーションで比較する活動が考えられます。条件、使った式、プログラム、得られたグラフを残し、実習の測定結果があれば同じ軸で比べる方法です。
理論と結果の差を調べ、モデルを見直した過程が、大学で回路や情報通信を深めたい理由になります。モデルで省いた要素や測定の限界も説明しましょう。共同実験なら、本人が担当した設計・計算・測定・考察を明確にすると実績が伝わります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで資格を推薦の実績へ育てる
スキルパスでは、第一級で学ぶ式や原理の理解を、プログラミングによる数値計算と探究へつなげます。回路の周波数特性を題材に、変える条件の選び方、シミュレーション、測定データの整理、理論との差の考察まで支援します。資格の専門知識と、本人が検証した成果を組み合わせる実績設計です。計算、コード、回路図、比較グラフを成果資料にまとめ、大学別の志望理由・活動報告書、発表・口頭試問で原理を説明する準備まで進めます。
推薦・総合型選抜で比較したい大学3校
以下は、関連する学習や実績を説明する方式の例です。この資格に対する固定加点や、資格だけで出願できる大学の一覧ではありません。
| 大学・2027年度の方式 | 無線の学習から準備したい内容 |
|---|---|
| 電気通信大学・情報理工学域Ⅱ類(融合系)の総合型選抜 | 回路や信号の原理を、モデル・測定の比較から説明する |
| 芝浦工業大学・工学部総合型選抜 | 工学の知識を、情報通信コースの研究・制作へつなげる |
| 東京電機大学・工学部とんがりAO | 理論と結果の違いを分析し、本人の工夫を活動報告に示す |
募集要項7ページ(PDF9頁)は、Ⅱ類の活動実績報告書に「内容紹介」と記載しています。これは各種資格等の一覧に添える説明を求める提出資料の記述です。第一級の回路・電波の学習に、周波数特性の計算・モデル・測定を比べた記録を組み合わせ、活動実績報告書で本人の考察や工夫を示す方法が考えられます。
電気通信大学のⅡ類では、各種資格や所定の活動実績の一覧・内容紹介と、3分以内の自己PR映像を提出します。2027年3月卒業見込み等の出願資格と合格時入学確約があり、書類選考の後に発表・面接・口頭試問があります。資格で学んだ原理を、自分の研究・制作から説明する準備が大切です。資格名だけで出願要件を満たすと考えず、指定する活動の範囲も確認してください。
出典:2027年度募集要項
芝浦工業大学では、工学部情報・通信工学課程の情報通信コース等が候補として考えられます。出願課程のサマースクーリング修了、指定科目の履修、所定の英語スコア等が必要で、第一志望・合格時入学確約の条件があります。大学所定の英語スコアは、無線資格とは別に証明書を用意します。
出典:工学部総合型選抜
東京電機大学の工学部とんがりAOには、情報通信工学科や電気電子工学科等があります。制作や、調べ学習にとどまらず探究で成果を導いた経験等が要件に挙がります。高校卒業・卒業見込みの区分では数学・外国語各3.3以上と学科別履修条件が必要で、第一志望・合格時入学が前提です。
出典:2027年度選抜要項
志望理由書・面接で伝える内容
志望理由書では、資格の学習中にどの式や現象へ関心を持ち、どう検証したかを示してください。面接では、グラフの形を説明し、条件が変わるとどうなるかを考える練習が役立ちます。第一級の広い学習を、大学で特に深めたい領域へ絞って伝えましょう。
取得済みの資格、科目合格、受験予定は分けて記載しましょう。2027年度入試へ使う資料は、各大学の期限に用意できる取得・活動の記録です。課外の学習を続けながら、評定、数学・理科、英語などの出願・選考条件も並行して準備してください。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、資格学習から探究・制作、志望理由書・面接まで徹底伴走します。自分の学習実績をどの大学の推薦対策へつなげるか、無料進学相談でご相談ください。


