CAD利用技術者試験で学んだ作図や形状の理解は、機械・建築・デザイン分野への進学にも生かせます。ソフトを操作した経験から、自分で寸法や配置を考えて設計した経験へ進むと、大学で学ぶ理由が具体的になります。

図面やモデルに加え、設計の条件と修正した理由を示せることが、理系の推薦で制作経験を伝える強みになります。

ここでは、国立大学と理系私立大学の2027年度総合型選抜を例に、資格を通じた学習や活動を伝える方法を紹介します。大学ごとの必要条件を確認し、自分の実績と学びたい分野に合う進路を比べてみましょう。

CAD利用技術者試験と大学進学

一般社団法人コンピュータ教育振興協会の試験で、2次元と3次元に分かれます。2次元は基礎・2級・1級、3次元は2級・準1級・1級などの区分があり、知識を問う試験と実技を含む試験で内容が異なります。初級CAD検定とは別の試験です。2次元か3次元か、級や分野は何かを、認定証に合わせて記載してください。

出典:コンピュータ教育振興協会「2次元CAD利用技術者試験の概要」

資格の学びを実績として伝える大学例

大学・分野総合型選抜の例準備する実績
京都工芸繊維大学・機械工学/デザイン・建築課程ダビンチ入試(総合型選抜)一般プログラム【一般】設計や制作の意図を、志望理由と資料へ
東京電機大学・理工学部機械工学系/建築・都市環境学系など総合型選抜(AO)図面・モデルと試作・検証の経験を報告
工学院大学・工学部/建築学部など総合型選抜・探究成果活用型選抜設計条件を比較した探究と発表経験

資格の学習と、自分が取り組んだ実習・制作・探究をつなげて準備しましょう。この表は学習経験を生かす例で、各資格への固定加点を示したものではありません。

京都工芸繊維大学・機械工学/デザイン・建築課程の選抜

2027年度のダビンチ入試・一般プログラム【一般】では、志望理由書に書いた活動を裏づける資格証明や発表資料などの写しを提出できます。大学入学資格を持つ既卒者・2027年3月までの卒業見込み者などが対象で、出願資格に数値による評定基準はありません。合格した場合の入学確約が必要です。

選考には講義や課題に対するレポート、課程ごとの面接・発表などがあります。添付資料はA4以内などの指定があるため、学習や活動の中身が伝わる資料を選び、志望理由書と一緒に準備しましょう。

出典:京都工芸繊維大学「令和9年度ダビンチ入試学生募集要項」

東京電機大学・理工学部機械工学系/建築・都市環境学系などの選抜

2027年度の理工学部総合型選抜(AO)は、探究の経験や資格、活動などから学ぶ意欲を伝える方式です。活動報告書、事前課題、志望理由書などによる一次選考の後、プレゼンテーションと口頭試問を含む個人面接があります。

高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象です。高校卒業資格のルートでは数学・外国語の評定がそれぞれ3.3以上必要で、普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠなどの履修条件があります。理工学部は他大学との併願が可能です。

出典:東京電機大学「東京電機大学「2027年度総合型選抜入学者選抜要項」」

工学院大学・工学部/建築学部などの選抜

2027年度の探究成果活用型選抜は、理数系の探究に取り組み、学内外での発表や外部コンクール等への提出経験がある現役生が対象です。資格で学んだことを使って課題を調べ、発表まで進めた経験を伝える進路として考えられます。

一次選考には数学・英語の基礎学力調査と書類審査、二次選考には探究のプレゼンテーションと口頭試問を含む面接があります。他大学との併願が可能です。先進工学部・建築学部・情報学部は、普通科・理数科で全体評定3.2以上、専門学科で3.5以上などの条件があります。工学部にはこの評定条件はありません。その他の学科の扱いは履修科目によって異なります。

出典:工学院大学「工学院大学「2027年度探究成果活用型選抜募集要項」」

資格取得後に広げたい活動例

モデルと試作品の違いを確かめる

CADで作ったモデルを、紙や学校で許された材料の模型にして比べる活動が考えられます。画面では問題がなかったのに組み立てにくい部分や、寸法を変えた理由を記録してみましょう。形を作ることから、材料や製作方法を考えた設計へ関心を広げられます。

複数の設計案を比較する

部品の寸法や、空間の配置を変えた案を作り、使う目的に照らして比べる方法もあります。評価の基準を先に決め、案を選んだ理由を図と文章で残しましょう。大学で力学や建築計画を学ばなければ十分に判断できない点が見つかれば、志望理由にもつながります。

完成したものだけでなく、条件・結果・修正理由を残すと、自分の考えを説明しやすくなります。これらは今後の活動例です。出願資料では実際に行った範囲を使い、共同作業では自分の担当を分けて伝えましょう。

志望理由書で経験のつながりを伝える

以下は構成を考えるための架空の例です。省略部分は自分の経験に置き換えてください。

…(設計やCADに関心を持ったきっかけ)…。CAD利用技術者試験の学習後、…(自分で設計・制作したもの)…に取り組みました。…(比較した設計条件と修正の理由)…。大学では…(材料・力学・建築計画等)…を学び、目的に合う設計を考える力を身につけたいと考えています。

これまでの取り組みから生まれた問いを、大学で深めたい内容へつなげましょう。面接では、方法を選んだ理由、うまくいかなかった点、次に調べたいことを話す練習が役立ちます。

大学別の志望理由書例文

京都工芸繊維大学の志望理由書例文を読むスキルパスの理系特化推薦対策

東京電機大学の志望理由書例文を読むスキルパスの理系特化推薦対策

工学院大学の志望理由書例文を読むスキルパスの理系特化推薦対策

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
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スキルパスで資格を生かす推薦対策を

大学選びから、資格を生かす実績づくり、志望理由書・面接まで一緒に準備しましょう。スキルパスでは、取得資格と評定、履修科目、活動経験をもとに、理系の総合型選抜・公募推薦の対策を考えます。

CAD利用技術者試験の学習をどのような活動へ発展させるか、国立大学と私立大学のどの方式が合うかを、オンラインの個別指導で支援します。自分の実績を自分の言葉で伝えられるところまで、徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。

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