神奈川大学の総合型選抜では、総合評価型に面接があります。一方、適性検査型は筆記試験・調査書の評定・出願書類による選考で、面接は選考方法に含まれていません。まず、受験する方式を確かめましょう。
総合評価型の面接では、志望理由と高校までの取り組みを、大学で学びたい内容につなげて説明する準備が大切です。 以下の質問・回答は独自に作成した架空の練習例で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
総合評価型の面接|志望理由書と活動報告書から準備
2027年度の総合評価型は、書類審査、90分の筆記試験、面接試験による総合評価です。外国語学部英語英文学科のGECプログラムを除く学部・学科等が対象となります。
出願書類には、本人自筆のエントリーシートがあります。志望理由書では、入学後に取り組みたいテーマと、卒業後の職業・進路の計画を関連づけて説明します。活動報告書は、高校時代に意欲的に取り組んだことと、そこから学んだことを具体的に記す書類です。
提出後も、活動の目的、自分の担当、工夫、結果、まだ分からないことを話せるようにしておきましょう。グループの成果と本人の取り組みは、分けて説明することが大切です。
英語面接の対象を確認する
英語英文学科のIESプログラムは、英語による面接です。国際日本学部国際文化交流学科では、活動報告書の内容によって英語が面接に含まれる場合があります。他の学科にも同じ英語面接がある、と一括りにしないようにしてください。
総合評価型の要項には、面接の一人当たりの時間や配点の数値は示されていません。後述するGECプログラムの「発表5分・質疑応答10分」を、総合評価型にも共通の形式として扱うのは誤りです。
学部・学科別の準備|実際の学習から関心を説明
総合評価型の筆記内容は学科等によって異なります。面接練習と並行して、志望先に対応した筆記の準備も進めましょう。
- 法・経営・外国語・国際日本・人間科学の各学部は小論文。英語英文学科IESプログラムは英語と日本語による小論文です。
- 経済学部は、経済データ分析学科が数学、経済学科・現代ビジネス学科が小論文です。
- 理学部はコースに応じた数学・物理・化学・生物等。地球環境科学コースと総合理学コースには、出願時の科目選択があります。
- 工学部は、機械工学科・応用物理学科が物理、電気電子情報工学科・経営工学科が数学です。
- 建築学部は小論文またはスケッチによる総合問題。化学生命学部は応用化学科が化学、生命機能学科が当日選択の生物または化学です。
- 情報学部は数学に関する基本的問題です。
資格や探究は、学んだことまで話す
情報系なら、プログラミング、統計の学習、情報オリンピックへの挑戦等から、自分が考えた方法や改善点を説明できます。理学・工学・化学生命系では、物理検定・化学検定・生物検定の学習や授業での実験から、関心を持った現象や疑問を整理してみましょう。
資格や大会等の実績を客観的に証明する資料は、総合評価型のエントリーシートに添付可能です。ただし、ここに挙げた資格が一律に加点される、という案内ではありません。
実績の名称だけを並べるより、自分で何を試し、何が分かり、大学で何を学び直したいのかを説明しましょう。 未取得の資格や、経験していない活動を実績として加えてはいけません。
公募制自己推薦の面接と、適性検査型との違い
GECプログラム|英語の発表5分と質疑応答10分
外国語学部英語英文学科GECプログラムの公募制自己推薦は、書類審査、事前課題による英語プレゼンテーション5分、発表についての英語による質疑応答10分です。
課題は、関心のある国境を越えた問題を一つ取り上げ、本人が重視する理由や、大学での学びを将来の取り組みにどう生かしたいかを説明する内容です。視覚資料を準備し、PowerPointを使う場合はUSBメモリと紙のスライドを持参します。スマートフォンに保存した資料は投影できません。
出願には、GECプログラムへの理解と留学の希望、所定の学歴条件、英語外部試験の基準を満たす必要があります。日本の高校卒業・卒業見込みの区分では、英語の評定平均4.0以上も条件です。外部試験には、例えば2024年4月以降に取得した英検CSEスコア1950点以上等が示されており、評定と外部試験は選択条件ではありません。
中国語能力|日本語面接には課題文の音読も
外国語学部中国語学科の中国語能力による公募制自己推薦は、書類審査と日本語による面接です。面接には新聞コラム等の課題文の音読が含まれます。
所定の学歴条件に加え、国語・英語・地理歴史/公民のいずれかの評定平均3.5以上と、中国語検定等の基準を両方満たす必要があります。2024年4月以降の取得資格が対象で、HSK筆記4級240点・5級200点・6級150点、中国語検定3級160点のいずれかの基準です。
GECプログラムと中国語能力の公募制は、いずれも他大学との併願が可能です。ただし、両方式の2027年度出願は終了しています。総合評価型も2026年10月11日に試験が行われた日程です。
これからの出願は適性検査型の日程も確認
適性検査型の出願は2026年10月29日〜11月5日、郵送は締切日消印有効、試験は11月22日です。選考は70分ずつの筆記2教科各100点と、全体の評定平均値を10倍した50点の合計250点、ならびに書類審査によります。総合評価型の面接対策とは、準備内容が異なります。
総合評価型には学科等ごとの評定基準があり、専願・併願の扱いも異なります。国際日本・人間科学・化学生命の各学部は専願で、合格後の入学辞退はできません。適性検査型は他大学との併願が可能です。出願資格と受験科目は、必ず受験する方式の要項で確認してください。
質問例と回答例|本人の活動から学びたい理由を説明
省略部分には、本人が実際に経験したことを入れてください。英語面接・質疑応答の対象者は、同じ内容を自分の言葉で英語でも説明する練習が役立ちます。
質問1|なぜ神奈川大学のこの学科を志望しましたか
…(関心を持ったきっかけ)…から、…(本人が実際に行った学習や活動)…に取り組みました。その中で…(理解が深まった点や残った疑問)…がありました。貴学の…(公式情報から確認した学科の学び)…に関心があり、…(具体的に学びたいこと)…を深めたいと考えています。
大学名を変えただけの回答にせず、その学科のどの学びに関心があるかを説明しましょう。研究室や授業の名称は、現在の公式情報で確認してください。
質問2|意欲的に取り組んだ活動で、自分は何をしましたか
…(実際の探究や制作)…では、私は…(本人の担当)…に取り組みました。…(うまくいかなかった点)…に対して、…(自分が考えて試した方法)…を工夫しました。結果は…(実際の結果)…で、…(学んだことや残った課題)…が分かりました。
成果だけでなく、その結果になった理由まで振り返っておくと、追加の質問にも答えやすくなります。
質問3|理数系の学習や資格への挑戦から、何を学びましたか
…(物理検定・化学検定・生物検定の学習や、情報オリンピックへの挑戦等、本人の実際の経験)…を通して、…(理解した知識や解き方)…を学びました。…(実験・制作・問題演習で試したこと)…では、…(考えた点)…がありました。大学では…(さらに学びたい内容)…を体系的に理解したいです。
資格は任意の学習例です。本人が説明できる実績を使い、取得した級・成績と挑戦した段階を正確に伝えてください。
質問4|取り上げた社会的な問題を、どのように調べましたか
…(本人が関心を持った問題)…について、…(実際に確認した資料)…から調べました。…(資料から分かったこと)…がある一方、…(異なる立場や未解決の点)…もあると考えました。今後は…(大学で学びたい知識や調査方法)…を学びたいです。
GECプログラムの練習なら、発表で使った情報源や、自分の考えの理由も英語で説明してみましょう。課題の説明と本人の意見は、分けて話すことが大切です。
質問5|入学後の学びを、どのような進路につなげたいですか
…(これまでに経験した学習や活動)…から、…(現在関心のある進路)…を考えるようになりました。そのために、まず…(現時点で不足している知識や力)…を学ぶ必要があると感じています。大学では…(確認した学びや取り組みたいテーマ)…を通して、自分の考えを深めたいです。
進路がまだ一つに決まっていなくても、関心の理由と、大学で確かめたいことは説明できます。実際には考えていない職業を、面接のために決めつける必要はありません。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、出願書類と面接につながる準備を
活動報告書や志望理由書を読み返し、書いた内容を声に出して説明してみましょう。事実と考え、本人の担当と周囲の成果を区別する練習が役立ちます。
スキルパスでは、本人の学習・探究・資格やコンテストへの取り組みを整理し、志望理由書と面接につながる準備を支援します。 実績づくりや受験方式に合わせた面接練習について、下のフォームからご相談ください。
神奈川大学の志望理由書例文|総合型・推薦対策【2027年度】
公式情報:2027年度総合型選抜要項、2027年度公募制自己推薦要項。

