東京科学大学附属科学技術高等学校の卒業生は、どのような大学へ進学しているのでしょうか。工業系の専門科目を学びながら大学進学を目指したい人にとって、先輩の進路は志望校を考える手がかりになります。
学校公式の2026年3月卒業生の主な進路先には、京都大学・筑波大学・東京農工大学・慶應義塾大学・早稲田大学などが掲載されています。 専門分野の学習を、国公立大学や理工系私立大学での学びにつなげる道があります。
この記事では、学校が公表した大学進学先を紹介し、工業系の学びや課題研究を総合型・公募推薦の準備に生かす方法を解説します。
東京科学大学附属科学技術高校の主な進学先
以下は、学校公式の進路部が「2026年3月卒業生実績」の「主な進路先(一般・推薦含む)」として紹介している大学です。大学名の順序は、人数や難易度のランキングではありません。
| 区分 | 学校が公表した主な大学進学先 |
|---|---|
| 国立大学 | 京都大学、筑波大学、千葉大学、東京農工大学、東京海洋大学、電気通信大学、東京学芸大学、岐阜大学、名古屋工業大学、九州工業大学 |
| 公立大学 | 東京都立大学、秋田県立大学、長岡造形大学、都留文科大学 |
| 私立大学 | 慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、立教大学、中央大学、法政大学、北里大学、日本大学、東洋大学、横浜薬科大学 |
| 理工系私立大学など | 芝浦工業大学、東京電機大学、工学院大学、千葉工業大学、東京工科大学、東京都市大学 |
出典:東京科学大学附属科学技術高等学校 進路部・2026年3月卒業生実績。
理工系だけでなく、教育・人文社会系などにも進路が広がっています。志望校を考えるときは、大学名に加えて、学びたい学部・学科まで調べてみてください。
「大学進学先」と「大学合格実績」の違い
進学先は実際に入学した先、合格実績は合格した先を指します。1人で複数の大学に合格する場合があるため、合格者数を合計しても進学者数にはなりません。
このページの大学一覧は、学校が「主な進路先」として公表した情報に基づいています。また、一般選抜と推薦を含む一覧のため、掲載した大学すべてに推薦で進学したという意味ではありません。 大学ごとの選抜方式は、この一覧だけでは分かりません。
学校公式サイトには、最近5年間の大学等の合格状況も案内されています。1年分の進路先と複数年の合格実績を分けて見ると、先輩たちの進路を把握しやすくなります。
工業高校から、理系推薦で名門大学を目指すには
工業系の高校では、実習や課題研究を通して、機械・電気電子・情報・化学・建築などの専門分野に触れられます。大学進学を考えるときは、その経験を志望分野とつなげてみましょう。
「実習を頑張った」で終わらず、自分が取り組んだ課題、工夫、検証の結果を説明できることが、推薦対策の出発点です。 大学で学びたいことを考える際にも、これまでの経験が手がかりになります。
例えばロボットを製作したなら、担当した機構や制御、動作が安定しなかった原因、改善前後の違いを整理できます。プログラムを作ったなら、何を解決するためのものか、どのように動作を確かめたか、まだ解決できていない点は何かを書き出してみてください。
学校での成績や専門科目の履修も重要です。志望する方式の評定・履修科目・資格・学校長の推薦などの条件を、早い段階で確認しておきましょう。
資格・コンテスト・課題研究を、大学での学びにつなげる
以下は、工業系の高校生が実績づくりを考える際の例です。この高校の生徒が取得・受賞した実績を示す表ではありません。
| 関心のある分野 | 学習・活動の例 | 志望理由書や面接で整理したい内容 |
|---|---|---|
| 情報・プログラミング | 基本情報技術者試験の学習、情報オリンピックへの挑戦、自作アプリ・制御プログラム | 解決したい問題、アルゴリズムや設計の工夫、動作検証、改善点 |
| 機械・ロボット | ロボット製作、CADを用いた設計、ものづくりコンテスト | 設計の根拠、製作中に生じた問題、安全性や精度の確認 |
| 電気電子・制御 | 電気工事士の資格学習、電子回路製作、センサーを使った計測 | 回路の仕組み、測定条件、誤差や不具合の原因、改善の過程 |
| 化学・材料・環境 | 危険物取扱者の資格学習、材料や水質などの実験・分析 | 実験条件の設定、比較の方法、結果から分かったことと限界 |
資格名や受賞名だけでなく、そこで得た知識を何に使い、何を確かめたのかまで説明できる実績を目指しましょう。 出願資格や選考での扱いは大学・方式によって異なります。
課題研究がグループ活動だった場合は、自分の役割を分けて整理してください。チーム全体の成果と、自分が担当した設計・実験・プログラム・分析を区別すると、面接でも具体的に話しやすくなります。
志望校は、進学先の大学名から学部・方式まで調べよう
先輩の進学先は参考になりますが、自分に合う大学を選ぶには、学びたい分野と入試方式を確認する必要があります。
| 確認すること | 調べたい内容 |
|---|---|
| 大学で学ぶ分野 | 希望する学科の授業、研究テーマ、実験・演習の内容 |
| 出願資格 | 卒業年度、評定、履修科目、資格、学校長の推薦など |
| 選考内容 | 書類、面接、口頭試問、小論文、学力試験、共通テストなど |
| 出願の組み合わせ | 試験日程、合格後の入学条件、準備に使える期間 |
例えば、進路先に掲載されている東京農工大学では学校推薦型選抜、電気通信大学では総合型選抜などの募集要項が公開されています。大学名だけで方式を決めず、希望する学科・類の対象方式と条件を確認してください。
出典:東京農工大学・選抜の種類と募集要項、電気通信大学・選抜の種類と募集要項。
大学で学びたい内容を考える際は、次の大学別記事も参考にしてください。
工業高校からの大学進学でよくある質問
工業系の高校から国立大学へ進学できますか?
進学先として国立大学を公表している学校があります。東京科学大学附属科学技術高等学校も、2026年3月卒業生の主な進路先に京都大学・筑波大学・東京農工大学・電気通信大学などを掲載しています。自分が出願できるかどうかは、各大学・方式の要件で確認してください。
掲載されている大学には、すべて推薦で進学したのですか?
学校の一覧には「一般・推薦含む」と記載されています。この一覧だけでは、大学別の進学者が利用した選抜方式までは分かりません。
資格があれば、大学の推薦入試に合格できますか?
資格だけで合否が決まるとは限りません。志望する方式の出願条件と評価内容を確認し、基礎学力、活動の説明、志望理由、面接なども準備する必要があります。
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志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、工業高校の学びを大学進学につなげる
工業高校で積んだ専門知識や制作・実験の経験を生かし、理系推薦で名門大学を目指しましょう。 そのためには、志望する学科・方式に合わせて、実績づくりと出願準備を進めることが大切です。
スキルパスでは、理系・情報系を志望する高校生の資格・コンテスト・探究などの実績づくりから、志望理由書・面接の準備まで支援しています。オンラインの個別指導で、学びたい分野と、これまで取り組んできた内容に合う対策を一緒に考えます。
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