専修大学の総合型選抜・公募制推薦は、学部・学科ごとに試験内容が異なります。ネットワーク情報学部の記述式総合問題、経営学部ビジネスデザイン学科の事業プラン発表、異文化コミュニケーション学科の講義を踏まえた面接など、それぞれに準備が必要です。

本人の活動や提出課題の内容を、自分の言葉で説明できることが対策の出発点です。この記事は2027年度の公式入学試験要項を基にしたガイドです。後半の質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、公式の過去問や合格者の回答ではありません。

総合型選抜の学部・学科別対策

ネットワーク情報学部

総合型選抜は、探究学習アピール型、自己アピール型、海外留学チャレンジ型の3つがあります。一次選考は出願書類による審査、二次選考は面接と記述式総合問題です。

面接は一次選考の提出書類に基づく質疑で、一人20〜30分程度を予定しています。記述式総合問題は、情報に関する思考力・判断力・表現力、学部で学ぶ関心や意欲等を問う問題を3題程度出題します。試験時間割は10時30分〜11時40分で、解答内容に関する面接を行う場合もあります。

自己推薦動画は3分で、志望理由、アピールポイント、入学後の学修計画等を説明します。3分15秒を超える動画は審査対象外です。編集技術や画質を競うものではなく、推薦する理由を分かりやすく伝えることが重視されています。生成AIや他者の助言を禁止してはいませんが、本人が主体的に作成し、面接で確認される場合があります。

経済学部国際経済学科

英語資格型、発想力型、探索力型で、一次選考の課題小論文の内容と、二次面接で重視する点が異なります。

型面接で重視すると示されている内容
英語資格型自己紹介、志望動機、国際経済への関心等を英語・日本語で説明できるか
発想力型本人の体験と学習から、どのように提案・解決策を考えたかを具体的に説明できるか
探索力型提出書類・小論文に加え、課題図書の内容について明確に答えられるか

英語資格型の条件を、他の型にも一律に当てはめないようにしましょう。提出した小論文で使った資料や、提案を考えた根拠まで振り返る練習が役立ちます。

経営学部と異文化コミュニケーション学科

経営学部経営学科の二次選考は、提出書類の内容についての面接です。高校生活や志望理由に限らず、社会情勢・時事問題等の基礎知識を問う場合もあります。

ビジネスデザイン学科は、小論文と新たな事業プランのプレゼンテーションです。発表10分程度、質疑応答を含めて一人30分程度を予定しています。持続的に事業を運営できる計画を考え、提供する価値や対価、その実現方法を説明する準備が必要です。配付資料は5部で、PC等を使う場合も所定の準備・申告が必要です。

国際コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科は、二次選考で課題図書に基づく40分の講義を受け、60分の小論文と、一人20分程度の面接に臨みます。エントリーシート、課題図書、講義を基に質疑を行い、得意な外国語での応答が入る場合もあります。

公募制推薦の面接対策

ネットワーク情報学部は2027年度から実施

ネットワーク情報学部の公募制推薦は、一次選考が書類審査、二次選考が一人20〜30分程度の個人面接です。志望理由等の確認に加え、質疑を通して論理的な日本語でのコミュニケーション能力を評価すると示されています。

総合型選抜の記述式総合問題を、公募制にもある試験として混ぜないよう注意してください。公募制では、数学・英語の学習基盤と、提出書類の内容を説明する準備が大切です。

条件は、全体の学習成績の状況3.5以上、所定の英語外部試験80点換算以上に加え、次の数学条件のいずれかです。

  • 数学検定2級以上の所定の合格条件
  • 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cをすべて含む数学の評定3.3以上
  • 数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cをすべて含む数学の評定3.6以上

英語や数学検定には受験時期の指定があり、数学検定は一次・二次両方の合格が必要です。既卒者も、調査書と学校長推薦書を提出できる場合は出願できます。学校推薦型選抜同士の学内併願には制限があり、他大学との併願は可能でも、同学部を第一志望とし合格後に入学する前提です。

商学部は小論文と面接

商学部の公募制推薦は、マーケティング学科と会計学科が対象で、書類審査・小論文・面接で選考します。小論文は新聞の論説等を読んで論述する問題を2題程度出題すると案内され、時間割では9時30分〜11時です。

面接では高校生活や志願理由のほか、社会情勢・時事問題等の基礎知識を問う場合があります。ニュースの見出しだけを覚えるのでなく、何が問題で、関係者にどう影響するかを自分の言葉で説明する練習がおすすめです。

出願には所定の学歴条件、全体の学習成績の状況3.8以上、指定資格等の条件があります。資格の例にはITパスポート、日商簿記2級以上、所定の英語検定、数学検定準2級以上等があり、一覧のいずれかを満たす必要があります。資格ごとの級・スコアや条件は、公式表で確認してください。

活動・資格と提出課題の説明

結果だけでなく学習過程を振り返る

資格・コンテスト・制作の成果に加え、本人が何を工夫し、どんな壁にぶつかり、どう考えたかまで整理してみましょう。ネットワーク情報学部の総合型要項でも、結果の列挙だけでなく本人の学習過程を説明することが求められています。

例えば本人に基本情報技術者試験の合格や情報オリンピック予選Bランク等の実績があるなら、学習した内容、解けなかった問題、実際に作ったものとの関係を振り返る練習が役立ちます。ただし、これらを大学が定める一律の合格条件や加点項目と説明することはできません。

志望分野によって伝える内容を変える

事業プランなら、誰のどんな課題に応えるか、提案の根拠は何か、継続するための条件は何かを整理してみましょう。国際経済や異文化コミュニケーションなら、資料・図書の内容と本人の意見を分けて説明する練習が役立ちます。

同じ活動でも、大学や学科名を置き換えるだけでは志望理由になりません。提出した内容と、その学科で学びたいこととのつながりを確かめましょう。

面接・発表の質問例と回答の組み立て方

以下は公式の過去問ではなく、本人の考えを整理するための架空の練習例です。…( )…の部分には自分の事実を入れてください。未制作の作品、未取得の資格、参加していない活動を本人の実績にすることはできません。

質問1|なぜ専修大学のその学部・学科で学びたいのですか

…(本人の学習・活動)…から、…(関心のある課題)…を考えるようになりました。…(自分で調べたこと)…を通して、…(さらに学びたい点)…があります。専修大学の…(確認した学部・学科の教育内容)…で、この関心を深めたいです。

学科の教育内容と本人の関心がどのようにつながるかを説明してみましょう。

質問2|情報の学習や制作で何を工夫しましたか

…(本人のプログラム・探究・資格学習)…では、…(課題)…がありました。私は…(実際に試した方法)…を選び、…(比較・修正したこと)…に取り組みました。…(分かったこと)…がある一方、…(まだ解決できていないこと)…もあります。

ネットワーク情報学部を想定した練習例です。共同制作なら、本人が担当した範囲も分けて説明してください。

質問3|その事業や解決策はどう実現できますか

…(本人が着目した課題)…に対して、…(提案)…を考えました。…(資料・体験・比較)…を根拠に、…(対象者への価値)…があると考えています。実現には…(費用・協力・検証等の課題)…を確かめる必要があります。

経営学部の発表等を考える際の練習例です。思い付きだけでなく、提案の根拠と残る課題を整理しましょう。

質問4|課題図書や提出小論文の内容を説明してください

…(本人が読んだ資料・図書)…では、…(主張や事実)…が示されていました。私は…(自分の意見)…と考え、…(小論文で示した根拠)…を挙げました。ただし、…(別の見方・検討したい点)…もあると考えています。

著者の考えと本人の考えを混ぜないようにしましょう。英語資格型では、要項に沿って英語と日本語で説明する準備も必要です。

質問5|関心のある社会の問題と学びたいことは何ですか

…(本人が調べた社会の問題)…に関心があります。…(複数の資料から確認したこと)…を踏まえ、…(自分の考え)…を持っています。まだ…(不足している知識や情報)…があり、大学で…(学びたい内容)…を学びたいです。

記事の見出しだけで判断せず、本人が確認した事実と意見を分けて話す練習が大切です。

今後の日程とスキルパスの準備支援

方式2026年の試験日試験場
ネットワーク情報学部・総合型二次10月31日生田校舎7号館
商学部・公募制推薦11月14日神田校舎10号館
ネットワーク情報学部・公募制推薦二次11月21日生田校舎7号館

国際経済学科・経営学部・異文化コミュニケーション学科の総合型二次試験は終了しています。一次選考がある方式では、合格者だけが二次選考を受験できます。

上記2つの公募制のWeb登録期間は2026年10月26日9時〜11月6日17時、書類郵送期間は11月2〜6日です。登録期間と郵送期間の違い、必要な推薦書や資格証明を確認してください。

出願資格、書類、試験、最新の案内は専修大学の入学試験要項ダウンロードページから、2027年度の該当方式で確認しましょう。

専修大学の志望理由書例文も確認するスキルパスの理系特化推薦対策

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