帝塚山学院大学の総合型選抜は、基礎学力型、オープンキャンパス体験型、活動評価型、自己推薦型の4タイプです。面接だけを練習するのではなく、受験する型に合わせてエントリーシートやレポート、自己PR書を準備することが大切です。
2027年度の公式入学試験要項と公開資料を基に整理しました。以下の質問・回答例は独自の架空の練習用で、実際の過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。
帝塚山学院大学の面接は総合型の4タイプを分けて準備する
リベラルアーツ学部、総合心理学部、食環境学部の各学科で、総合型選抜の4タイプを実施します。面接はいずれも50点ですが、時間と併せて評価する内容が異なります。
| 総合型のタイプ | 個人面接 | ほかの評価内容 |
|---|---|---|
| 基礎学力型 | 10分・50点 | エントリーシート10点、英語または国語の学力考査40点 |
| オープンキャンパス体験型 | 15分・50点 | エントリーシート10点、レポート40点 |
| 活動評価型 | 15分・50点 | 活動点20点、自己PR書30点 |
| 自己推薦型 | 15分・50点 | 調査書20点、自己PR書30点 |
基礎学力型の学力考査は、英語か国語の1分野を選ぶ45分のマークシート方式です。OC体験型は、志望学科の対象プログラムを受講し、学科ごとの課題に沿った400字程度のレポートを用意します。活動評価型と自己推薦型では、所定の自己PR書に600字程度でまとめます。
試験当日は、面接前に5分で「面接前準備シート」を記入します。このシート自体は評価に含まれません。提出した書類の内容を、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
同じ面接50点でも、学力考査・体験レポート・活動実績のどれを組み合わせるかによって、事前の準備が変わります。
公開された評価項目を本人の活動に結び付ける
大学は、面接対策に使える評価項目の資料を公開しています。目標に向けた行動、周囲との協力、学習の継続、工夫した経験などについて、自分の具体的な出来事と照らし合わせると整理しやすくなります。評価表を丸暗記するよりも、何を考えて行動し、結果を受けてどう改善したかを説明する練習が有効です。
活動評価型には、特別活動や指定の資格・検定に応じた活動点があります。英検、数検、ITパスポート試験、基本情報技術者試験などが一覧にあり、項目ごとの点数を合計して最大20点となります。活動点の登録と、必要な証明書類の提出を忘れないよう注意が必要です。
一方、自己推薦型は活動点ではなく調査書20点で評価します。活動評価型の資格点を、別の型にもそのまま適用できるわけではありません。
練習例:活動で工夫したことは何ですか
私は、……(本人が実際に続けた活動)……で、……(課題)……に取り組みました。最初は……(うまくいかなかったこと)……があり、……(周囲の意見や自分の調査)……を基に方法を変えました。その結果、……(確認できた変化)……がありました。この経験から、結果だけで判断せず、なぜ変化したのかを考える大切さを学びました。
資格を持っている場合も、名称だけで終わらず、学習した内容を使った経験や、まだ理解が足りないと感じた点まで説明できると、本人の学びが伝わります。
学科別の質問例は経験から大学で深めたい問いにつなげる
同じ活動でも、志望学科によって関心の向け方は異なります。次の例は、そのまま暗記せず、実際の経験と大学で確認した学びに置き換えてください。
リベラルアーツ学科:一つの出来事を複数の視点で考えた経験はありますか
私は、……(作品、言語、地域などへの関心のきっかけ)……から、……(読書や調査)……に取り組みました。……(英検など本人の実際の学習)……も進め、同じ出来事でも資料や立場によって捉え方が違うと気付きました。大学では……(確認した学び)……を通じて、複数の資料を比較し、根拠を持って考える力を深めたいです。
総合心理学科:身近な疑問をどのように調べましたか
私は、……(行動や気持ちへの疑問)……をきっかけに、関連する本を読み、……(実際に行った調査)……をまとめました。数検などの学習で触れたデータの考え方も参考になりましたが、少数の回答だけで人の心理全体を説明することはできないと感じました。大学では……(確認した学び)……を通じて、調査方法と根拠の確かめ方を学びたいです。
食イノベーション学科:食品に関する試作で何を確かめましたか
私は、……(食品への関心のきっかけ)……から、……(本人が試した調理や試作)……に取り組みました。材料や加熱条件を記録し、……(比較した結果)……を確かめました。化学や生物の学習にもつなげましたが、味の感想だけでは違いの理由を十分に説明できませんでした。大学では……(確認した学び)……を通じて、食品の特徴を根拠に基づいて考えたいです。
管理栄養学科:食事について調べて限界を感じたことは何ですか
私は、……(食事や健康への関心のきっかけ)……から、……(本人の記録や調査)……に取り組みました。生物検定の学習では……(理解した内容)……にも関心が広がりました。ただ、個人の記録だけで健康への効果を判断することはできないと感じました。大学では……(確認した学び)……を通じて、栄養と身体の関係を基礎から学びたいです。
生物検定などを学習例として紹介しても、活動認定点の対象だと一律に扱うことはできません。加点の可否は公式一覧で確認してください。本人が経験していない活動や、取得していない資格を加える必要もありません。
実績の数を並べるより、取り組みの理由・工夫・結果・残った疑問まで説明できることが大切です。
自己PR書とOCレポートは面接で説明できる内容にまとめる
自己PR書では、高校時代の取り組みと成功・失敗からの学び、大学で取り組みたいこととそのきっかけ、将来の社会への貢献という3点を、600字程度でまとめます。記述順は自由です。用紙は2枚で、黒ボールペンで記入する指定があります。
面接練習では、書いた内容ごとに「なぜ取り組んだのか」「自分は何を担当したのか」「失敗を受けて何を変えたのか」を確かめましょう。文章を一語ずつ再現するより、質問に応じて具体例を選んで答える練習が役立ちます。
OC体験型では、受講した講義の感想だけで終わらず、課題に対してどのように考えたのかを整理することが大切です。講義の内容、自分の気付き、追加で調べたことを区別すると、説明が明確になります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
総合型の日程と公募推薦との違いを確認する
2027年度の専願3タイプは、2026年9月1日~10月2日に出願、基礎学力型が10月17日、OC体験型・活動評価型が10月18日に試験、合格発表は11月2日です。2026年10月27日時点では出願・試験は終了しています。
自己推薦型は、11月実施分が10月26日~11月9日に出願、11月15日に試験、11月19日に合格発表です。12月実施分は11月16日~12月4日に出願、12月10日に試験、12月15日に合格発表となります。出願登録は締切日の15時まで、書類は締切日の消印有効です。
公募制前期・後期は、基礎学力検査、調査書、志望理由による選考で、面接は示されていません。基礎学力検査は英語・国語・生物基礎・化学基礎から2分野を選ぶ90分のマークシート方式です。面接がある総合型とは分けて準備しましょう。
スキルパスでは、資格・探究などの実績づくりから、志望理由書・面接まで、一人ひとりの経験と志望分野に合わせて支えます。
提出書類と本人の経験を照らし合わせ、志望学科で学びたい理由を自分の言葉で説明する練習を重ねましょう。
出典:帝塚山学院大学公式2027年度入学試験要項、総合型選抜、面接の評価項目、自己PR書。


