東京工芸大学は、工学部と芸術学部で面接の形式、課題、持参物が異なります。工学部の約20分の面接と、芸術学部の15分程度の面接を一括りにせず、本人のコース・学科に合わせて準備しましょう。
本人が学び、制作し、試したことを、大学で深めたい専門分野につなげて説明することが大切です。
この記事は2027年度の総合型と学校推薦型の公募制を扱います。質問・回答例は独自の架空練習で、公式過去問、合格者の回答、出題予告ではありません。
東京工芸大学の面接は、工学部と芸術学部で異なる
| 学部・選抜 | 面接と選考のポイント |
|---|---|
| 工学部・総合型Ⅰ期 | 課題の事前審査を通過した人が出願。面接は受験者1名に教員2名、約20分 |
| 工学部・総合型Ⅱ期 | イベント連動型または課題型。事前審査はなく、課題100点と約20分の面接100点 |
| 工学部・総合型Ⅲ・Ⅳ期 | 課題型。課題100点と、受験者1名に教員2名の約20分の面接100点 |
| 工学部・公募制 | 数学100点と、受験者1名に教員2名の約20分の面接100点 |
| 芸術学部・総合型Ⅰ・Ⅱ期 | 課題100点と、1人15分程度の面接100点。基礎学力に関する質問を含む |
| 芸術学部・公募制 | エントリーシート100点と、1人15分程度の面接100点。基礎学力に関する質問を含む |
工学部の総合型Ⅰ期は、事前審査と出願後の面接を分けて確認する必要があります。Ⅱ期は事前審査がない方式のため、Ⅰ期の流れをそのまま使わないでください。
工学部の公募制は、60分の記述式数学も行います。範囲は数学Ⅰ・数学Aです。芸術学部の公募制と同じく、面接と書類だけで受験できると考えないようにしましょう。
公募制の学習成績の条件は、工学部が3.0以上、芸術学部が3.5以上で、学校長の推薦も必要です。卒業時期なども学部の要項で確認してください。
工学部は、コースの課題と本人の取り組みを説明する
工学部の情報・機械・電気電子・建築の各コースでは、学ぶ分野への関心や意欲、判断力、コミュニケーション力等を面接で確認します。本人がなぜそのコースを選び、大学で何を学びたいのかを整理しましょう。
総合型の課題型は、情報・機械・電気電子と建築で課題や規格が異なります。建築のレポートやデッサンの条件を、情報系の課題と同じものとして扱わないことが大切です。参考資料と自分の考察も区別してください。
イベント連動型では、指定の体験や講座に基づく資料など、本人が参加した内容を確認する必要があります。受けていない講座の修了証を用意したり、他の人の体験を本人の経験として書いたりしないでください。
物理・化学の検定や、プログラミング、情報オリンピック予選Bランク等の経験が本人にあれば、何を理解し、何を試したのかを説明する独自練習の材料になります。これらを全方式の必須資格や、自動的な加点として挙げるものではありません。資格の扱いは受験方式の公式規定で確認しましょう。
課題の完成品だけでなく、調べた根拠、本人の判断、試行錯誤を説明できるようにすることが重要です。
芸術学部は、学科ごとの作品・書類の条件に注意
芸術学部は写真・映像・デザイン・インタラクティブメディア・アニメーション・ゲーム・マンガの各学科で、志望分野と自分の経験を結び付ける準備が必要です。総合型では、学科が指定するポートフォリオ型・企画提案型・論述型の課題を確認してください。
デザイン学科は総合型・公募制とも、当日に自作品5点以上の持参が必要で、二次創作は認めない案内です。作品単体を採点するのではなく、質疑応答を通して制作への姿勢や関心などを確認する趣旨が示されています。
写真学科の総合型は、当日に自作品を持ち込む必要がない案内です。一方、公募制は写真学科を含むデザイン以外の各学科で、任意の作品持参が可能です。総合型のほかの学科も任意持参の案内があるため、必須・任意・不要を取り違えないでください。
作品や再生機器の管理、持参方法も本人が確認する必要があります。工学部や他大学の面接の機材条件を、芸術学部へ流用しないようにしましょう。
共同制作では、自分の担当と他の人の担当を正確に説明してください。大学は総合型の課題について自己作成誓約書も提出書類に挙げています。本人が作っていない作品や、この記事の架空経験を自分の成果として提出するものではありません。
東京工芸大学の面接に向けた質問例
以下は、本人の事実に置き換える独自の架空練習です。大学が公開している質問や、実際の過去問を再現したものではありません。
質問1|なぜ、このコース・学科を選びましたか
…(本人の実際の経験)…から、…(関心を持った分野)…に興味を持ちました。大学の…(実際に調べた教育内容)…を通して、…(深めたい内容)…を学びたいと考えています。
専門分野を選ぶ理由を説明する独自練習です。学部名だけでなく、本人が調べたコース・学科の学びを確認しましょう。
質問2|提出した課題で、何を考えましたか
私は…(本人が取り組んだ課題)…について、…(確認した資料や方法)…を基に考えました。…(資料から分かったこと)…に加え、私は…(自分の考え)…と考えました。…(まだ確認できないこと)…も残っています。
課題の根拠と考え方を説明する独自練習です。参考資料の内容と、自分の考察を分けてください。
質問3|作品や制作では、どこを工夫しましたか
…(本人の実際の作品・制作物)…では、…(目指したこと)…を表すために、…(自分で試した工夫)…を行いました。…(実際に確認した変化)…がありましたが、…(改善したい点)…もあります。
制作過程を振り返る独自練習です。共同制作の場合は、本人が担当した範囲も正確に説明しましょう。
質問4|学習や活動で、難しかったことは何ですか
…(本人が実際に学んだこと)…では、…(難しかった内容)…がありました。私は…(調べたり試したりした方法)…に取り組み、…(理解できたこと)…を確認しました。大学では…(さらに学びたい内容)…を深めたいです。
本人の試行錯誤を説明する独自練習です。コンテストや資格を挙げる場合も、結果だけでなく学習の過程を振り返ってください。
質問5|大学で、どのような問いを深めたいですか
…(これまでの学習・制作)…を通して、…(本人が持った疑問)…が生まれました。大学の…(実際に調べた学び)…に関心があり、…(確かめたいこと)…を学びたいです。
大学の学びにつなげる独自練習です。まだ作っていない作品や、調べていない研究を、すでに行ったこととして説明しないでください。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
今後の日程とスキルパスの面接準備
2027年度工学部の総合型Ⅱ期と公募制は、2026年11月24日〜12月4日出願、12月13日試験です。国内の郵送書類は締切日消印有効の案内で、試験会場は厚木キャンパスです。
芸術学部の公募制は11月1日〜5日出願、11月14日試験です。総合型Ⅱ期は11月24日〜12月1日出願、12月12日試験となっています。国内の郵送は消印有効ですが、海外からの郵送は必着と案内されています。会場は中野キャンパスです。
工学部と芸術学部の総合型Ⅰ期の試験は、2026年10月27日時点ですでに終了しています。現在の受験方式、提出課題、作品の持参条件を確認し、インターネット登録後の必要書類の郵送まで済ませてください。
公式資料:2027年度工学部募集要項・修正版、芸術学部募集要項、工学部の最新案内、芸術学部の最新案内。出願条件、課題、作品、試験時刻等は最新資料を優先しましょう。
スキルパスでは、本人の学習・制作・活動を整理し、課題や面接で根拠を伝える準備を支援します。志望分野に合う対策は、下のフォームからご相談ください。


