東京科学大学の志望理由書では、資格や研究活動を通じて生まれた疑問を、学院・学部の専門分野と結び付けることが大切です。理工学系6学院と医歯学系2学部について、実験・制作・調査の過程が伝わる例文を紹介します。
AI時代の志望理由書では、将来の目標を支える「自分が実際に取り組んだこと」が重要です。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
東京科学大学の志望理由書|実績と大学での学びをつなぐ書き方
AIで整えた将来像だけでは、差がつきにくい
生成AIを使えば、社会課題や将来の仕事について、整った文章を作れます。だからこそ、「将来は最先端の技術で社会に貢献したい」という文章だけでは、あなた自身が見えてきません。
一方、自分で取った資格、作った作品、実験の失敗、改善のために比較したデータには、その人の行動が表れます。「なぜその分野なのか」「入学後も学び続けられるのか」を伝えるには、過去の取り組みを根拠にすることが重要です。
私はAIに興味があります。貴学で最先端の情報技術を学び、社会に貢献できる人材になりたいです。
私は図書の検索アプリを制作しました。検索が遅くなる原因を調べ、処理方法を見直した経験から、アルゴリズムとデータ構造を体系的に学びたいと考えています。
資格の取得で終わらず、学んだことを使う
ITパスポート、統計検定、数学検定などの資格は、学習の積み重ねを示す実績になります。さらに、その知識を探究や制作に使えば、志望分野への関心を具体的に説明できます。
たとえば統計を学んだなら、集めたデータのばらつきや、結果をどう解釈したのかまで書くと、取り組みが具体的に伝わります。プログラミングなら、何を作り、どこでつまずき、どう直したのかが大切です。取得した資格と、その知識を自分で考えて使った経験を組み合わせることが、実績重視の志望理由書の出発点です。
以下は、学部ごとの学びに合わせて設定したモデルケースです。資格・活動・成果は、自分自身の経験に置き換えてください。
理学院の志望理由書例文
実績の軸:反復実験/動画解析/誤差の検討
例文 01|振り子の測定から物理の探究へ
私は観察した現象を数式と実験で説明したいと考え、貴学理学院を志望します。振り子の周期を測定し、理論上の予測と実際の値のずれに関心を持ちました。
糸の長さや振れ幅を変え、動画から周期を読み取りました。測定回数を増やすだけではずれが消えず、長さの測り方や支点の状態も見直しました。都合のよい値だけを残さず、条件と誤差を併記して発表しました。
貴学では数学と物理の基礎を深く学び、理論の前提と測定の条件を照らし合わせる力を養いたいです。高校の実験で説明できなかった現象を、仮説を立てて検証する研究へ発展させたいと考えています。
この例文のポイント:実験の成功より、理論とのずれを調べた過程を学びの理由にしています。
工学院の志望理由書例文
実績の軸:制御プログラム/動作試験/設計変更
例文 02|モーター制御の改良からシステムへ
私は機械と制御を組み合わせ、安定して動くシステムを開発したいと考え、貴学工学院を志望します。ロボットを製作し、荷物を載せると動きが変わることを経験しました。
モーターの回転と電流を記録し、制御の値を変えて試しました。ソフトウェアだけでは解決せず、重量の配置や機構の摩擦も調べました。修正の理由と結果を残し、要素を別々に見るだけでは全体の動作を説明できないと学びました。
貴学では機械、電気、システム制御に関わる基礎を学びたいです。試作の経験を理論と結び付け、使用条件が変わった場合も想定して設計を評価できる力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:ものづくりを、記録を根拠に設計を改めた実績として説明しています。
物質理工学院の志望理由書例文
実績の軸:材料試験/温度と荷重の記録/文献調査
例文 03|材料の比較から構造と性質へ
私は物質の構造と性質の関係を学び、用途に合った材料を考えたいと思い、貴学物質理工学院を志望します。模型の部品を作り、形が同じでも材料によって変形が違うと気付きました。
厚みや温度をそろえて荷重を加え、変形の様子を記録しました。比較に使った材料の条件が異なっていたこともあり、結果を説明するために製法や構造を調べました。見た目の硬さだけで性質を決められないと学びました。
貴学では材料科学と化学の基礎を学び、微視的な構造から性質を考える力を養いたいです。強さだけでなく加工や再利用の条件も検討し、資源を有効に使う材料の研究に取り組みたいと考えています。
この例文のポイント:試験結果の違いをきっかけに、材料の専門知識を学ぶ理由を示しています。
情報理工学院の志望理由書例文
実績の軸:アルゴリズムの学習/プログラム制作/性能比較
例文 04|探索アルゴリズムの比較から計算の仕組みへ
私は情報を処理する方法を理論から理解したいと考え、貴学情報理工学院を志望します。プログラミングの学習で経路探索を実装し、入力の条件によって処理時間が変わることに関心を持ちました。
同じ入力で複数の方法を比較し、データの量と処理時間を記録しました。動いた一例だけでは性能を判断できず、苦手な条件や必要なメモリーも調べました。実装上の工夫とアルゴリズム自体の性質を分けて説明する難しさを感じました。
貴学では数学と計算の基礎から学び、処理の正しさと効率を論理的に検討したいです。自分のプログラムを根拠を持って評価し、より複雑な問題を扱う技術の研究に取り組みたいと考えています。
この例文のポイント:プログラムの完成だけでなく、比較と評価まで取り組んだ実績を示しています。
生命理工学院の志望理由書例文
実績の軸:酵素の探究/反応条件の比較/記録
例文 05|酵素の実験から生命機能へ
私は生命の働きを物質や反応の仕組みから理解したいと考え、貴学生命理工学院を志望します。高校で酵素の反応を調べ、条件によって反応の進み方が変わることに興味を持ちました。
安全に扱える材料で温度や反応時間を変え、測定方法をそろえて記録しました。同じ量を用意したつもりでもばらつきが残り、材料の状態や測定手順を確認し直しました。生命の仕組みを理解するには、生物だけでなく化学や物理の知識も必要だと感じました。
貴学で生命科学と理工学を幅広く学べる点に魅力を感じています。基礎を身に付け、反応の結果から働きを説明する力を養い、生命の機能を生かす技術の研究に取り組みたいと考えています。
この例文のポイント:学際的な学びが必要になった理由を、自分の実験経験から説明しています。
環境・社会理工学院の志望理由書例文
実績の軸:温熱環境の測定/模型/改善案
例文 06|校舎の暑さ調査から建築と環境へ
私は建物を使う人の快適さと環境への負担を両立する設計を学びたいと考え、貴学環境・社会理工学院を志望します。校舎の暑さを調べ、窓の向きや日射で環境が異なると気付きました。
気温だけでなく測定位置と時間、日よけの有無を記録しました。模型で日射を比べたものの、実際の換気や人の感じ方までは再現できませんでした。改善案では効果を断定せず、確かめる必要がある条件と費用も整理しました。
貴学では建築や環境を理工学の基礎から学びたいです。測定と設計、利用者の生活を結び付け、実際の条件に応じて提案を評価できる力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:環境によいという主張だけでなく、実施と検証の条件を考えた実績を示しています。
医学部の志望理由書例文
実績の軸:健康啓発/研究情報の比較/説明資料
例文 07|健康情報の読解から医学と生活へ
私は科学的な根拠と相手の生活を踏まえて健康を支えたいと考え、貴学医学部を志望します。高校で健康情報を調べ、同じ推奨でも実行の難しさが人によって異なると感じました。
公的な資料と研究の解説を読み、対象や条件を整理しました。説明資料を読んだ人の疑問を聞き、専門用語と具体的な行動の説明を改めました。調べただけで専門的に判断できるわけではなく、身体の仕組みと疾病を基礎から学ぶ必要性を感じました。
貴学では医療に必要な科学的な知識と考え方を身に付けたいです。根拠を確かめる姿勢と相手の話を聞く姿勢を保ち、健康上の困難を抱える人を支える専門性を磨きたいと考えています。
この例文のポイント:医学科・保健衛生分野の志望に応じ、目指す専門職と実績の接点をさらに具体化できます。
歯学部の志望理由書例文
実績の軸:保健活動/情報源の確認/発表資料の改良
例文 08|口腔保健の発表から生活機能へ
私は口の健康を通して食事や会話を支えたいと考え、貴学歯学部を志望します。歯の健康に関する発表を担当し、虫歯の予防だけでなく生活全体に関わる分野だと知りました。
公的な資料で口腔の働きと予防の情報を調べ、根拠のある説明と宣伝を区別しました。資料を短くまとめる際も対象や注意点を落とさず、友人からの質問を受けて図や順番を見直しました。分かりやすさと正確さを両立する難しさを学びました。
貴学では口腔と全身の関係を基礎から学びたいです。活動で得た疑問を専門知識で深め、相手の状態に応じた支援につなげられる力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:歯学科・口腔保健分野それぞれの専門性に合わせ、将来像を調整できるモデルです。
自分の志望理由書に置き換える、5つの確認ポイント
- きっかけ:関心を持った出来事を、短く具体的に書けているか。
- 実績:資格・探究・制作について、自分が担当した内容を説明できるか。
- 試行錯誤:最初の方法、気づいた問題、改善したことが分かるか。
- 大学との接点:活動で残った課題と、志望学科の学びがつながっているか。
- 将来像:過去の経験と大学での学びを踏まえた目標になっているか。
実績から書き始めるための整理メモ
私が取り組んだことは【活動・資格・制作】です。
その中で、私は【自分の役割と工夫】を担当しました。
【記録・比較・発表】を通して、【得た力・気づき】がありました。
一方、【今の知識では解決できない課題】が残りました。
そこで、東京科学大学【志望学科】で【関連する学問・技術】を学び、【取り組みたいこと】につなげたいと考えています。
このメモが埋まらない場合は、文章を飾る前に、実績の整理や追加の取り組みが必要です。途中の作品や失敗した実験にも、自分で考えた過程が残っています。完成度だけでなく、何を確かめ、次にどう直すのかまで振り返ってみてください。
AI時代の志望理由書対策は、実績づくりからスキルパスへ
志望理由書は、提出直前の添削だけで完成するものではありません。書く根拠となる資格や活動を積み上げ、その経験から大学で学びたいことを見つける準備が重要です。AIで文章を整えやすくなった今こそ、自分の言葉で説明できる実績が強みになります。
理系大学院講師が中心のスキルパスでは、志望分野に合わせた資格取得や探究・制作の計画から、活動の振り返り、志望理由書、面接まで一貫して対策します。情報系ならプログラムとデータ、機械系なら試作と検証、建築系なら調査と提案というように、学部の学びに合う実績づくりから相談できます。
スキルパスのカリキュラムなら、資格取得の設計から学修計画書の作り込み、小論文・面接対策まで一貫して仕上げられます。実績作りが重要ですが、コツさえつかめば誰でも簡単にできます。
総合型×理系×実績
実績づくりから志望理由書まで
- STRENGTH 01総合型選抜に特化
志望理由書・面接・小論文・実績作りまで、専門講師が一貫してサポートします。
- STRENGTH 02理系志望に最適化
プログラミング・データサイエンス・IT資格など、理系大学が評価する実績作りに直結します。
- STRENGTH 03実績を志望理由書へ
資格や探究・制作の経験を振り返り、志望学科で学びたいことにつなげます。
実績と大学での学びのつながりが重要です。資格・探究・制作から書類・面接まで、志望分野に合わせて一貫して対策します。
実績づくり・志望理由書を相談する
國武 塾長現役私立大学兼任教員/入試制度研究者・社会工学専攻講師紹介を見る
オンライン個別指導
オンラインだからこそ、理系の専門家から学べる
地理的条件に縛られず、日本全国から
理系の第一線で活躍する講師が集結
現役の研究者大学院生エンジニアが直接指導
- 全国どこからでも受講
- 徹底伴走
- 質問は24時間受付
完全個別指導
一人ひとりの実績と志望校に合わせて、マンツーマンで対策します。
実績づくりから出願まで
資格やコンテストの実績づくりから、志望理由書・面接・小論文までを一貫して支えます。
東京科学大学の志望理由書でよくある質問
大きな受賞歴がないと、実績重視の志望理由書は書けませんか?
全国大会での入賞だけが実績ではありません。資格の取得、自分で制作した作品、継続した観察や実験、改善の記録も、取り組みを示す材料になります。規模よりも、志望分野との関係と、自分の工夫を具体的に書くことが大切です。
資格は、たくさん並べた方がよいですか?
志望分野に関わる資格を中心に、なぜ学び、どの活動に使ったのかまで示す方が、学習の意味が伝わります。取得数を増やすことだけを目的にせず、探究や制作と組み合わせて実績を積み上げましょう。
同じ情報系の活動を、複数の学部の志望理由に使えますか?
使えます。ただし、学びたい内容は学部・学科に合わせて具体化する必要があります。アプリ制作でも、情報工学ならシステムの仕組み、経営デザインなら運営上の課題、ロボティクスなら機体と制御との関係が中心になります。
例文を参考にした後、面接に向けて何を準備すればよいですか?
活動の記録、制作物、比較したデータなどを見返し、「なぜその方法を選んだか」「何がうまくいかなかったか」「大学では何を学びたいか」を説明する練習が役立ちます。書いた文章と、実際に取り組んだことが一貫しているか確認してください。
大学公式情報で学部の学びを確認
例文は学部の学びにつながる経験を整理するためのモデルケースです。志望学科の学びと、出願する方式の提出書類・様式を確認し、自分の経験に合わせて具体化してください。
学部構成・学びの確認:2026年10月17日。
東京科学大学の志望理由書・実績づくりを無料相談
「今ある活動をどう書けばよいか」「これから何に取り組めばよいか」と迷っている方は、無料受験相談をご利用ください。志望学部と現在の経験に合わせて、資格・探究・制作から志望理由書までの準備を相談できます。

