名古屋大学の志望理由書では、高い目標に加え、自分で資料を読み、実験し、検証してきた過程を示すことが重要です。文・教育・法・経済・情報・理・医・工・農の9学部について、実績から専門的な学びへつなぐ例文を紹介します。
AI時代の志望理由書では、将来の目標を支える「自分が実際に取り組んだこと」が重要です。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
名古屋大学の志望理由書|実績と大学での学びをつなぐ書き方
AIで整えた将来像だけでは、差がつきにくい
生成AIを使えば、社会課題や将来の仕事について、整った文章を作れます。だからこそ、「将来は最先端の技術で社会に貢献したい」という文章だけでは、あなた自身が見えてきません。
一方、自分で取った資格、作った作品、実験の失敗、改善のために比較したデータには、その人の行動が表れます。「なぜその分野なのか」「入学後も学び続けられるのか」を伝えるには、過去の取り組みを根拠にすることが重要です。
私はAIに興味があります。貴学で最先端の情報技術を学び、社会に貢献できる人材になりたいです。
私は図書の検索アプリを制作しました。検索が遅くなる原因を調べ、処理方法を見直した経験から、アルゴリズムとデータ構造を体系的に学びたいと考えています。
資格の取得で終わらず、学んだことを使う
ITパスポート、統計検定、数学検定などの資格は、学習の積み重ねを示す実績になります。さらに、その知識を探究や制作に使えば、志望分野への関心を具体的に説明できます。
たとえば統計を学んだなら、集めたデータのばらつきや、結果をどう解釈したのかまで書くと、取り組みが具体的に伝わります。プログラミングなら、何を作り、どこでつまずき、どう直したのかが大切です。取得した資格と、その知識を自分で考えて使った経験を組み合わせることが、実績重視の志望理由書の出発点です。
以下は、学部ごとの学びに合わせて設定したモデルケースです。資格・活動・成果は、自分自身の経験に置き換えてください。
文学部の志望理由書例文
実績の軸:文献調査/聞き取り/解釈の整理
例文 01|地域の物語の比較から人文学へ
私は物語が語られる背景と人々の考え方を学びたいと考え、貴学文学部を志望します。地域に残る伝承を調べ、資料によって結末や表現が異なることに関心を持ちました。
図書館の資料を比較し、年代や記録者の立場を整理しました。聞き取りでも話の内容だけでなく、誰から聞いたかを確認しました。一つの形を正解と決めず、変化した理由として考えられることと根拠が足りないことを分けて発表しました。
貴学では文学や文化を研究する方法を学びたいです。言葉を社会や歴史の中で捉え、資料に即して解釈する力を養い、地域の経験がどう伝えられるかを研究したいと考えています。
この例文のポイント:資料の収集と、その違いを読み解こうとした過程を実績にしています。
教育学部の志望理由書例文
実績の軸:学習支援/説明の比較/記録の共有
例文 02|学習支援の比較から人の発達へ
私は人が学ぶ過程を理解し、一人ひとりに合った支援を考えたいと思い、貴学教育学部を志望します。学習支援に参加し、同じ説明でも理解の仕方が異なると気付きました。
図を使う説明と実物を動かす説明を試し、本人が言葉で説明できたかを記録しました。支援する側の印象だけでは判断できず、担当者と記録を比べて見方を修正しました。子どもの発達や生活環境を専門的に学ぶ必要を感じました。
貴学では教育と人間の発達に関する知識、研究方法を学びたいです。限られた経験を一般化せず、本人の声と記録を根拠に学習を考える力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:支援経験から、自分の判断を検証する姿勢と学びたい課題を示しています。
法学部の志望理由書例文
実績の軸:生徒会/規則の比較/意見の整理
例文 03|学校の規則の検討から制度へ
私は社会の規則を根拠から考えられる力を身に付けたいと思い、貴学法学部を志望します。生徒会で校内の規則を検討し、賛成の多さだけでは決められない問題を経験しました。
規則の目的と実際の負担を整理し、異なる立場の意見も資料に残しました。例外を増やすと公平性や運用の問題が生じるため、誰にどの条件で適用するかを明確にしました。結論を出す前に判断の条件をそろえる重要性を学びました。
貴学では法と政治の知識を学びたいです。条文や事例を読み解き、権利と責任、制度が守る利益を複数の視点から検討できる力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:役職の名前より、条件を整理し議論した行動を示しています。
経済学部の志望理由書例文
実績の軸:統計の学習/任意調査/データの比較
例文 04|購買行動の調査から経済分析へ
私は人々の選択が価格や制度とどう関係するかを学びたいと考え、貴学経済学部を志望します。地域商品の購入理由を調べ、価格だけでは説明できない違いに関心を持ちました。
統計の学習を生かして回答を整理し、質問の仕方による偏りも検討しました。購入した人だけを対象にした調査では、購入しなかった理由は分かりませんでした。結果と解釈を分け、次に必要な調査を発表しました。
貴学では経済理論と実証的な方法を学びたいです。データの特徴と限界を理解し、観察した違いを人々の選択や市場の仕組みから検討する力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:調査の結果だけでなく、限界を認め次の問いを考えた実績を示しています。
情報学部の志望理由書例文
実績の軸:プログラミング/学習データの整理/評価
例文 05|画像分類の検証から情報の仕組みへ
私は情報を処理する技術と、その結果の信頼性を学びたいと考え、貴学情報学部を志望します。プログラミングを学び、画像を分類する小さなモデルを試作しました。
学習に使う画像と評価する画像を分け、明るさや背景が違う場合の結果を比べました。正答率だけでは誤りの特徴が分からず、間違った例を分類して記録しました。使うデータの選び方が結果に関わることを実感しました。
貴学では数学と情報の基礎を学びたいです。処理の仕組みと人や社会で使う条件を理解し、結果を根拠とともに説明できる情報技術を研究したいと考えています。
この例文のポイント:AIを使ったことではなく、データと評価を検討した実績を示しています。
理学部の志望理由書例文
実績の軸:継続観測/公開データ/誤差の検討
例文 06|星の観測から物理の探究へ
私は観測した自然現象を物理から理解したいと考え、貴学理学部を志望します。星を撮影し、明るさの違いを数値で比べられないかと考えました。
撮影条件を記録し、画像から読み取った値を比較しました。露光時間や雲の影響を区別しないと天体の変化を判断できず、公開データとも照らし合わせました。観測の限界を示した上で結果を発表しました。
貴学では数学や物理、自然を調べる方法を学びたいです。現象を説明する理論と測定条件を理解し、自分の予想を検証できる研究の力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:観察を楽しんだ経験から、測定と理論を学ぶ理由につなげています。
医学部の志望理由書例文
実績の軸:生命科学の探究/公的資料/説明資料
例文 07|健康資料の読解から医療の科学へ
私は人の健康を科学的な根拠と生活の両面から支えたいと考え、貴学医学部を志望します。生命科学の探究で、研究の結果と日常向けの説明の間に違いがあると知りました。
公的な資料を比較し、対象や測定方法、結果の限界を整理しました。説明資料を作る際も、相関を原因と決めないようにしました。読解を続ける中で、身体や疾病を理解する専門知識が必要だと感じました。
貴学では医療に関わる基礎と研究の考え方を学びたいです。志望する医学・保健分野の専門性を磨き、相手の話を聞きながら根拠のある説明と支援ができる人を目指します。
この例文のポイント:医学科・保健学科の専門職に合わせ、活動を通じて生まれた問いを具体化できます。
工学部の志望理由書例文
実績の軸:模型製作/荷重試験/設計比較
例文 08|構造の試験から安全な設計へ
私は理論と実験を使って安全な構造を考えたいと思い、貴学工学部を志望します。部活動で軽い材料を使った模型を製作し、接合の仕方で強さが変わることに関心を持ちました。
形や材料の量をそろえ、荷重と変形を記録しました。最大の値だけを比べず、同じ条件で作り直してばらつきを確かめました。製作の誤差と構造の違いを分ける難しさを学びました。
貴学では数学と物理を基礎に、材料や構造、設計の知識を学びたいです。作って確かめた経験を根拠ある設計に発展させ、安全性と資源の有効利用を両立する技術を研究したいと考えています。
この例文のポイント:試作の成功だけでなく、評価の条件を考えた過程を示しています。
農学部の志望理由書例文
実績の軸:栽培記録/葉の観察/資料比較
例文 09|植物の病害調査から生命と生産へ
私は植物の健康を理解し、安定した食料生産に役立てたいと考え、貴学農学部を志望します。野菜を育て、同じように管理しても葉の状態に違いが出たことに疑問を持ちました。
写真と生育条件を継続して記録し、公的な栽培資料と比較しました。外観だけで病気と決めず、水分や日当たりなどの可能性を分けて考えました。原因を確かめるには生命科学と実験方法を学ぶ必要があると感じました。
貴学では生物や生産、環境の基礎を学びたいです。栽培の経験を科学的に捉え直し、植物の仕組みと現場の条件を結び付けて、生産を支える研究に取り組みたいと考えています。
この例文のポイント:栽培の実績と、専門的な検証が必要になった理由を示しています。
自分の志望理由書に置き換える、5つの確認ポイント
- きっかけ:関心を持った出来事を、短く具体的に書けているか。
- 実績:資格・探究・制作について、自分が担当した内容を説明できるか。
- 試行錯誤:最初の方法、気づいた問題、改善したことが分かるか。
- 大学との接点:活動で残った課題と、志望学科の学びがつながっているか。
- 将来像:過去の経験と大学での学びを踏まえた目標になっているか。
実績から書き始めるための整理メモ
私が取り組んだことは【活動・資格・制作】です。
その中で、私は【自分の役割と工夫】を担当しました。
【記録・比較・発表】を通して、【得た力・気づき】がありました。
一方、【今の知識では解決できない課題】が残りました。
そこで、名古屋大学【志望学科】で【関連する学問・技術】を学び、【取り組みたいこと】につなげたいと考えています。
このメモが埋まらない場合は、文章を飾る前に、実績の整理や追加の取り組みが必要です。途中の作品や失敗した実験にも、自分で考えた過程が残っています。完成度だけでなく、何を確かめ、次にどう直すのかまで振り返ってみてください。
AI時代の志望理由書対策は、実績づくりからスキルパスへ
志望理由書は、提出直前の添削だけで完成するものではありません。書く根拠となる資格や活動を積み上げ、その経験から大学で学びたいことを見つける準備が重要です。AIで文章を整えやすくなった今こそ、自分の言葉で説明できる実績が強みになります。
理系大学院講師が中心のスキルパスでは、志望分野に合わせた資格取得や探究・制作の計画から、活動の振り返り、志望理由書、面接まで一貫して対策します。情報系ならプログラムとデータ、機械系なら試作と検証、建築系なら調査と提案というように、学部の学びに合う実績づくりから相談できます。
スキルパスのカリキュラムなら、資格取得の設計から学修計画書の作り込み、小論文・面接対策まで一貫して仕上げられます。実績作りが重要ですが、コツさえつかめば誰でも簡単にできます。
総合型×理系×実績
実績づくりから志望理由書まで
- STRENGTH 01総合型選抜に特化
志望理由書・面接・小論文・実績作りまで、専門講師が一貫してサポートします。
- STRENGTH 02理系志望に最適化
プログラミング・データサイエンス・IT資格など、理系大学が評価する実績作りに直結します。
- STRENGTH 03実績を志望理由書へ
資格や探究・制作の経験を振り返り、志望学科で学びたいことにつなげます。
実績と大学での学びのつながりが重要です。資格・探究・制作から書類・面接まで、志望分野に合わせて一貫して対策します。
実績づくり・志望理由書を相談する
國武 塾長現役私立大学兼任教員/入試制度研究者・社会工学専攻講師紹介を見る
オンライン個別指導
オンラインだからこそ、理系の専門家から学べる
地理的条件に縛られず、日本全国から
理系の第一線で活躍する講師が集結
現役の研究者大学院生エンジニアが直接指導
- 全国どこからでも受講
- 徹底伴走
- 質問は24時間受付
完全個別指導
一人ひとりの実績と志望校に合わせて、マンツーマンで対策します。
実績づくりから出願まで
資格やコンテストの実績づくりから、志望理由書・面接・小論文までを一貫して支えます。
名古屋大学の志望理由書でよくある質問
大きな受賞歴がないと、実績重視の志望理由書は書けませんか?
全国大会での入賞だけが実績ではありません。資格の取得、自分で制作した作品、継続した観察や実験、改善の記録も、取り組みを示す材料になります。規模よりも、志望分野との関係と、自分の工夫を具体的に書くことが大切です。
資格は、たくさん並べた方がよいですか?
志望分野に関わる資格を中心に、なぜ学び、どの活動に使ったのかまで示す方が、学習の意味が伝わります。取得数を増やすことだけを目的にせず、探究や制作と組み合わせて実績を積み上げましょう。
同じ情報系の活動を、複数の学部の志望理由に使えますか?
使えます。ただし、学びたい内容は学部・学科に合わせて具体化する必要があります。アプリ制作でも、情報工学ならシステムの仕組み、経営デザインなら運営上の課題、ロボティクスなら機体と制御との関係が中心になります。
例文を参考にした後、面接に向けて何を準備すればよいですか?
活動の記録、制作物、比較したデータなどを見返し、「なぜその方法を選んだか」「何がうまくいかなかったか」「大学では何を学びたいか」を説明する練習が役立ちます。書いた文章と、実際に取り組んだことが一貫しているか確認してください。
大学公式情報で学部の学びを確認
例文は学部の学びにつながる経験を整理するためのモデルケースです。志望学科の学びと、出願する方式の提出書類・様式を確認し、自分の経験に合わせて具体化してください。
学部構成・学びの確認:2026年10月17日。
名古屋大学の志望理由書・実績づくりを無料相談
「今ある活動をどう書けばよいか」「これから何に取り組めばよいか」と迷っている方は、無料受験相談をご利用ください。志望学部と現在の経験に合わせて、資格・探究・制作から志望理由書までの準備を相談できます。

