京都大学の志望理由書では、大きな将来像に加え、自分で問いを立てて調べ続けた実績が重要です。総合人間・文・教育・法・経済・理・医・薬・工・農の10学部について、過去の探究と学びの連続性を示す例文を紹介します。
AI時代の志望理由書では、将来の目標を支える「自分が実際に取り組んだこと」が重要です。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
京都大学の志望理由書|実績と大学での学びをつなぐ書き方
AIで整えた将来像だけでは、差がつきにくい
生成AIを使えば、社会課題や将来の仕事について、整った文章を作れます。だからこそ、「将来は最先端の技術で社会に貢献したい」という文章だけでは、あなた自身が見えてきません。
一方、自分で取った資格、作った作品、実験の失敗、改善のために比較したデータには、その人の行動が表れます。「なぜその分野なのか」「入学後も学び続けられるのか」を伝えるには、過去の取り組みを根拠にすることが重要です。
私はAIに興味があります。貴学で最先端の情報技術を学び、社会に貢献できる人材になりたいです。
私は図書の検索アプリを制作しました。検索が遅くなる原因を調べ、処理方法を見直した経験から、アルゴリズムとデータ構造を体系的に学びたいと考えています。
資格の取得で終わらず、学んだことを使う
ITパスポート、統計検定、数学検定などの資格は、学習の積み重ねを示す実績になります。さらに、その知識を探究や制作に使えば、志望分野への関心を具体的に説明できます。
たとえば統計を学んだなら、集めたデータのばらつきや、結果をどう解釈したのかまで書くと、取り組みが具体的に伝わります。プログラミングなら、何を作り、どこでつまずき、どう直したのかが大切です。取得した資格と、その知識を自分で考えて使った経験を組み合わせることが、実績重視の志望理由書の出発点です。
以下は、学部ごとの学びに合わせて設定したモデルケースです。資格・活動・成果は、自分自身の経験に置き換えてください。
総合人間学部の志望理由書例文
実績の軸:AI利用の調査/資料比較/議論の記録
例文 01|身近な技術の調査から人間と社会へ
私は技術の進歩が人の考え方や社会に与える影響を学びたいと考え、貴学総合人間学部を志望します。生成AIの利用を調べ、便利さだけでは学習への影響を説明できないと感じました。
任意の回答を整理し、使う目的や確認方法を比較しました。利用回数と理解の深さを同じものと考えず、質問の限界も記録しました。仕組みの理解と、人が使う社会的な条件を両方学ぶ必要性を感じました。
文理を超えて人間と世界を捉える貴学の学びに魅力を感じています。一つの方法に問いを合わせず、複数の分野の知識を結び付けて、技術と人の関係を考える力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:学際的に学びたい理由を、調査で説明できなかった課題から示しています。
文学部の志望理由書例文
実績の軸:読書記録/表現の比較/文献調査
例文 02|作品の読解から表現と歴史へ
私は作品の言葉と、それが書かれた社会の関係を学びたいと考え、貴学文学部を志望します。同じ出来事を扱う作品を読み、語り方によって印象が異なることに関心を持ちました。
場面や語句を比較し、発表された時期の資料も調べました。作者の意図を推測だけで断定せず、本文で確かめられる根拠と自分の解釈を分けて発表しました。読んだ量だけでなく、説明の根拠を持つ重要性を学びました。
貴学では人文学の知識と研究方法を学びたいです。作品を丁寧に読み、異なる解釈も検討しながら、表現と社会の関係を考察する力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:感想から考察へ進んだ経験を、研究への動機として示しています。
教育学部の志望理由書例文
実績の軸:地域活動/学習支援/記録の比較
例文 03|学び直しの支援から教育と社会へ
私は人が学び続けられる条件を、個人と社会の両面から学びたいと考え、貴学教育学部を志望します。地域の学習支援で、意欲があっても参加しにくい事情があると知りました。
教材と参加の条件を整理し、本人の希望を聞いて方法を変えました。参加者数だけで支援の成果を決めず、記録と担当者の振り返りを比較しました。学習の困難を本人の努力だけで説明しない必要性を感じました。
貴学では人の発達と教育、社会の関係を学びたいです。実践と研究方法を結び付け、本人の声と根拠を踏まえて学ぶ機会を考える力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:支援する活動から、教育を取り巻く条件を研究したい理由へつなげています。
法学部の志望理由書例文
実績の軸:生徒会/規程の読解/意見の整理
例文 04|規則の比較から権利と責任へ
私は社会のルールが守る利益と、その限界を学びたいと考え、貴学法学部を志望します。校内の規則を検討し、同じ変更でも立場によって評価が異なることを経験しました。
規則の目的と負担、例外の条件を分けて整理しました。反対意見も資料に残し、自分の提案で誰の利益が変わるかを説明しました。多数決だけで結論を出す前に、権限や責任を理解する必要があると感じました。
貴学では法と政治を学び、資料と事例を根拠に検討する力を身に付けたいです。異なる利益を踏まえ、社会の仕組みを自分の言葉で問い直せる力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:リーダーの肩書より、議論で条件を整理した実績を示しています。
経済学部の志望理由書例文
実績の軸:価格記録/統計の学習/データ比較
例文 05|物価の比較から経済の仕組みへ
私は価格の変化が人の選択と生活に与える影響を学びたいと考え、貴学経済学部を志望します。身近な商品の値段を記録し、同じ上昇でも負担が異なることに関心を持ちました。
容量や販売条件をそろえ、公的な支出の資料とも比較しました。平均の変化だけでは個人の生活を説明できず、観察した関係を原因と決めないようにしました。統計の知識に加え、選択や市場の理論を学ぶ必要性を感じました。
貴学では経済の理論と分析の方法を学びたいです。データと制度の条件を照らし合わせ、暮らしの中で見つけた問いを根拠から検討する力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:数字の収集を、理論を使って考える必要性と結び付けています。
理学部の志望理由書例文
実績の軸:数学検定の学習/計算プログラム/証明の検討
例文 06|規則の発見から数学の証明へ
私は見つけた規則が成り立つ理由を論理的に示したいと考え、貴学理学部を志望します。数学検定の学習で興味を持った問題を発展させ、数の条件を変えて調べました。
プログラムで多くの例を計算しましたが、反例がないことだけでは証明になりませんでした。必要な条件を整理し、説明を友人に読んでもらって省略していた根拠を補いました。計算と証明の役割の違いを学びました。
貴学では数学の基礎を厳密に学びたいです。具体例から予想し、抽象的な構造を捉えて確かめる力を養い、自分の問いを研究へ発展させたいと考えています。
この例文のポイント:資格の学習を出発点に、自分で問題を広げた実績を示しています。
医学部の志望理由書例文
実績の軸:生命科学の探究/公的資料/研究の比較
例文 07|健康データの読解から医学と保健へ
私は健康を支える知識を根拠から理解したいと考え、貴学医学部を志望します。生命科学の探究で、研究結果の数値だけでは意味を捉えられないと感じました。
対象や比較方法を整理し、結果を人に当てはめる条件を調べました。専門知識が足りず読めない部分も残し、確認できた内容と疑問を分けて発表しました。身体と疾病を体系的に学ぶ必要性を感じました。
貴学では医学と健康科学の基礎を学びたいです。志望する専門分野の知識を深め、科学的に確かめる力と相手の生活を理解する姿勢を養い、人の健康を支える研究や実践に取り組みたいと考えています。
この例文のポイント:医学科・人間健康科学科に応じ、専門職や研究の目標と経験を対応させられます。
薬学部の志望理由書例文
実績の軸:化学実験/文献読解/条件比較
例文 08|化学の実験から薬の研究へ
私は物質の性質と生体への働きを学びたいと考え、貴学薬学部を志望します。高校の化学実験で、似た物質でも性質が異なることに興味を持ちました。
学校で扱える試料で条件を変えて比較し、操作と結果を記録しました。薬の研究について調べると、物質の反応だけでなく体内での動きや安全性も検討する必要があると分かりました。実験した事実と文献の知識を分けて説明しました。
貴学では化学と生命科学を基礎に、薬の研究を学びたいです。複数の根拠を検討し、物質の働きから治療の可能性を考える専門性を養いたいと考えています。
この例文のポイント:自分の経験を過大にせず、薬学で深めたい問いを示しています。
工学部の志望理由書例文
実績の軸:模型製作/振動試験/設計比較
例文 09|耐震模型の試験から安全な構造へ
私は構造物の安全性を理論と実験から考えたいと思い、貴学工学部を志望します。建物の模型を製作し、補強の位置によって揺れ方が変わることに関心を持ちました。
材料の量と加振の条件をそろえ、変形と損傷を記録しました。強くした部分以外が壊れることもあり、全体の力の伝わり方を学ぶ必要性を感じました。模型の結果を実際の建物の性能とは区別して発表しました。
貴学では数学と物理、構造や材料の基礎を学びたいです。測定と理論から設計の根拠を示す力を養い、安全性と資源の利用を長期的に考える研究に取り組みたいと考えています。
この例文のポイント:試作で残った課題を、専門知識を学ぶ理由にしています。
農学部の志望理由書例文
実績の軸:森林活動/資源調査/管理者の聞き取り
例文 10|森林資源の調査から生態と利用へ
私は生物資源を守りながら利用する方法を学びたいと考え、貴学農学部を志望します。森林の管理活動に参加し、自然の状態と地域の仕事を一緒に考える必要を感じました。
植生と光の入り方を記録し、管理者に作業の目的を聞きました。生物の数だけでは管理の効果を決められず、土地の条件や作業の負担も整理しました。観察と聞き取った情報を分けて発表しました。
貴学では生物や森林、環境と経済の基礎を学びたいです。科学的な調査と現場の条件を照らし合わせ、資源を持続的に活用する方法を考える力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:環境保全への思いを、利用と管理の条件を調べた実績で支えています。
自分の志望理由書に置き換える、5つの確認ポイント
- きっかけ:関心を持った出来事を、短く具体的に書けているか。
- 実績:資格・探究・制作について、自分が担当した内容を説明できるか。
- 試行錯誤:最初の方法、気づいた問題、改善したことが分かるか。
- 大学との接点:活動で残った課題と、志望学科の学びがつながっているか。
- 将来像:過去の経験と大学での学びを踏まえた目標になっているか。
実績から書き始めるための整理メモ
私が取り組んだことは【活動・資格・制作】です。
その中で、私は【自分の役割と工夫】を担当しました。
【記録・比較・発表】を通して、【得た力・気づき】がありました。
一方、【今の知識では解決できない課題】が残りました。
そこで、京都大学【志望学科】で【関連する学問・技術】を学び、【取り組みたいこと】につなげたいと考えています。
このメモが埋まらない場合は、文章を飾る前に、実績の整理や追加の取り組みが必要です。途中の作品や失敗した実験にも、自分で考えた過程が残っています。完成度だけでなく、何を確かめ、次にどう直すのかまで振り返ってみてください。
AI時代の志望理由書対策は、実績づくりからスキルパスへ
志望理由書は、提出直前の添削だけで完成するものではありません。書く根拠となる資格や活動を積み上げ、その経験から大学で学びたいことを見つける準備が重要です。AIで文章を整えやすくなった今こそ、自分の言葉で説明できる実績が強みになります。
理系大学院講師が中心のスキルパスでは、志望分野に合わせた資格取得や探究・制作の計画から、活動の振り返り、志望理由書、面接まで一貫して対策します。情報系ならプログラムとデータ、機械系なら試作と検証、建築系なら調査と提案というように、学部の学びに合う実績づくりから相談できます。
スキルパスのカリキュラムなら、資格取得の設計から学修計画書の作り込み、小論文・面接対策まで一貫して仕上げられます。実績作りが重要ですが、コツさえつかめば誰でも簡単にできます。
総合型×理系×実績
実績づくりから志望理由書まで
- STRENGTH 01総合型選抜に特化
志望理由書・面接・小論文・実績作りまで、専門講師が一貫してサポートします。
- STRENGTH 02理系志望に最適化
プログラミング・データサイエンス・IT資格など、理系大学が評価する実績作りに直結します。
- STRENGTH 03実績を志望理由書へ
資格や探究・制作の経験を振り返り、志望学科で学びたいことにつなげます。
実績と大学での学びのつながりが重要です。資格・探究・制作から書類・面接まで、志望分野に合わせて一貫して対策します。
実績づくり・志望理由書を相談する
國武 塾長現役私立大学兼任教員/入試制度研究者・社会工学専攻講師紹介を見る
オンライン個別指導
オンラインだからこそ、理系の専門家から学べる
地理的条件に縛られず、日本全国から
理系の第一線で活躍する講師が集結
現役の研究者大学院生エンジニアが直接指導
- 全国どこからでも受講
- 徹底伴走
- 質問は24時間受付
完全個別指導
一人ひとりの実績と志望校に合わせて、マンツーマンで対策します。
実績づくりから出願まで
資格やコンテストの実績づくりから、志望理由書・面接・小論文までを一貫して支えます。
京都大学の志望理由書でよくある質問
大きな受賞歴がないと、実績重視の志望理由書は書けませんか?
全国大会での入賞だけが実績ではありません。資格の取得、自分で制作した作品、継続した観察や実験、改善の記録も、取り組みを示す材料になります。規模よりも、志望分野との関係と、自分の工夫を具体的に書くことが大切です。
資格は、たくさん並べた方がよいですか?
志望分野に関わる資格を中心に、なぜ学び、どの活動に使ったのかまで示す方が、学習の意味が伝わります。取得数を増やすことだけを目的にせず、探究や制作と組み合わせて実績を積み上げましょう。
同じ情報系の活動を、複数の学部の志望理由に使えますか?
使えます。ただし、学びたい内容は学部・学科に合わせて具体化する必要があります。アプリ制作でも、情報工学ならシステムの仕組み、経営デザインなら運営上の課題、ロボティクスなら機体と制御との関係が中心になります。
例文を参考にした後、面接に向けて何を準備すればよいですか?
活動の記録、制作物、比較したデータなどを見返し、「なぜその方法を選んだか」「何がうまくいかなかったか」「大学では何を学びたいか」を説明する練習が役立ちます。書いた文章と、実際に取り組んだことが一貫しているか確認してください。
大学公式情報で学部の学びを確認
例文は学部の学びにつながる経験を整理するためのモデルケースです。志望学科の学びと、出願する方式の提出書類・様式を確認し、自分の経験に合わせて具体化してください。
学部構成・学びの確認:2026年10月17日。
京都大学の志望理由書・実績づくりを無料相談
「今ある活動をどう書けばよいか」「これから何に取り組めばよいか」と迷っている方は、無料受験相談をご利用ください。志望学部と現在の経験に合わせて、資格・探究・制作から志望理由書までの準備を相談できます。

