新潟大学の推薦入試は、理系なら倍率が低いのでしょうか。2026年度の結果では、工学部の学校推薦型選抜に1倍台の方式がある一方、医学科や一部の情報系・建築系には3倍を超える方式もあります。学部全体の数字だけでは見えない違いを、募集人数・受験者数・合格者数とともにまとめました。
特に理系の推薦では、理系に強い対策塾で資格・コンテスト・探究などの実績を積み、志望理由書や面接につなげることが有効な対策です。
倍率の低い方式を選び、求められる基礎学力と実績を十分に準備することで、合格を狙いやすくなります。志望分野に合う活動を早めに始め、その過程と成果を自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
結論:新潟大学の理工系には、低倍率で挑戦できる推薦入試があります。ただし、学部・プログラム・方式による差が大きい点に注意が必要です。
工学部の学校推薦型選抜は、この記事の対象枠の合計で実質1.76倍。人文学部の1.97倍、法学部の2.23倍より低い結果でした。一方、理学部生物学プログラムは3.20倍、医学部検査技術科学専攻は4.00倍です。
新潟大学の総合型選抜|学部・コース別の倍率一覧
表内では、実質倍率が2倍未満の学部・コース名と倍率を黄色マーカーで強調しています。
まずは総合型選抜の結果です。学部別の一覧に続き、工学部と創生学部のコース・選抜区分別の倍率を掲載しています。
| 実質倍率 | 学部・対象/方式 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2.80倍 | 経済科学部/共通テストなし | 30 | 84 | 84 | 30 |
| 1.40倍 | 理学部/共通テストあり | 5 | 7 | 7 | 5 |
| 2.06倍 | 工学部/共通テストなし | 57 | 134 | 134 | 65 |
| 1.33倍 | 創生学部/共通テストあり | 25 | 32 | 32 | 24 |
工学部の総合型選抜は、1倍台から4倍台まで差がある
| 実質倍率 | 学部・対象/方式 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2.86倍 | 機械システム工学 | 7 | 20 | 20 | 7 |
| 2.60倍 | 社会基盤工学 | 4 | 13 | 13 | 5 |
| 1.13倍 | 電子情報通信 | 7 | 9 | 9 | 8 |
| 4.29倍 | 知能情報システム | 7 | 30 | 30 | 7 |
| 1.09倍 | 化学システム工学 | 7 | 12 | 12 | 11 |
| 1.17倍 | 材料科学 | 5 | 7 | 7 | 6 |
| 4.67倍 | 建築学 | 3 | 14 | 14 | 3 |
| 1.27倍 | 人間支援感性科学 | 14 | 19 | 19 | 15 |
| 3.33倍 | 協創経営 | 3 | 10 | 10 | 3 |
電子情報通信は1.13倍、化学システム工学は1.09倍でした。一方、建築学は4.67倍、知能情報システムは4.29倍です。工学部全体の2.06倍だけを見ると、この差を見落としてしまいます。
創生学部の選抜区分別の結果を見る
| 実質倍率 | 学部・対象/方式 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2.00倍 | 創生学修課程創生学修コース/理系科目選択型 | 10 | 4 | 4 | 2 |
| 1.33倍 | 創生学修課程創生学修コース/文系科目選択型 | 10 | 24 | 24 | 18 |
| 1.00倍 | 創生学修課程DX共創コース/理系科目選択型 | 5 | 4 | 4 | 4 |
出典:新潟大学「令和8年度 入学者選抜総表」、1〜2・4〜6ページ。
新潟大学の学校推薦型選抜|学部・方式別の倍率一覧
学校推薦型選抜の結果を、共通テストの有無を分けて掲載しています。工学部の専門枠は、通常の共通テストありの方式と出願対象が異なるため、別の行です。創生学部は学校推薦型選抜の実施がなく、上の総合型選抜の表に掲載しています。
| 実質倍率 | 学部・対象/方式 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1.97倍 | 人文学部/共通テストあり | 30 | 59 | 59 | 30 |
| 1.91倍 | 教育学部/共通テストあり | 60 | 110 | 109 | 57 |
| 2.23倍 | 法学部/共通テストなし | 50 | 147 | 147 | 66 |
| 1.92倍 | 経済科学部/共通テストなし | 60 | 119 | 119 | 62 |
| 2.61倍 | 理学部/共通テストなし | 17 | 47 | 47 | 18 |
| 1.74倍 | 理学部/共通テストあり | 23 | 40 | 40 | 23 |
| 3.37倍 | 医学部医学科/共通テストあり | 60 | 203 | 202 | 60 |
| 2.70倍 | 医学部看護学専攻/共通テストなし | 28 | 81 | 81 | 30 |
| 3.83倍 | 医学部放射線技術科学専攻/共通テストなし | 12 | 46 | 46 | 12 |
| 4.00倍 | 医学部検査技術科学専攻/共通テストなし | 12 | 48 | 48 | 12 |
| 2.25倍 | 歯学部歯学科/共通テストあり | 8 | 18 | 18 | 8 |
| 1.40倍 | 歯学部口腔生命福祉学科/共通テストあり | 5 | 7 | 7 | 5 |
| 1.75倍 | 工学部/共通テストあり | 78 | 128 | 128 | 73 |
| 1.81倍 | 工学部専門枠/共通テストなし | 25 | 29 | 29 | 16 |
| 2.09倍 | 農学部/共通テストなし | 13 | 23 | 23 | 11 |
| 3.48倍 | 農学部/共通テストあり | 21 | 73 | 73 | 21 |
出典:新潟大学「令和8年度 入学者選抜総表」、1〜2ページ。工学部は専門枠と共通テストありの枠を合算すると、募集103人・志願157人・受験157人・合格89人、実質1.76倍です。特定枠を除いた集計なので、公式資料の工学部全体の小計とは一致しません。
理工系は低倍率?プログラム別に見ると違いが分かる
理学部|化学・地質科学と、数学・生物学では倍率が異なる
| 実質倍率 | 学部・対象/方式 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3.00倍 | 数学/共通テストなし | 10 | 33 | 33 | 11 |
| 2.00倍 | 物理学/共通テストなし | 7 | 14 | 14 | 7 |
| 1.13倍 | 化学/共通テストあり | 7 | 9 | 9 | 8 |
| 3.20倍 | 生物学/共通テストあり | 5 | 16 | 16 | 5 |
| 1.33倍 | 地質科学/共通テストあり | 5 | 8 | 8 | 6 |
| 1.75倍 | 自然環境科学/共通テストあり | 6 | 7 | 7 | 4 |
化学は実質1.13倍、地質科学は1.33倍でした。一方で数学は3.00倍、生物学は3.20倍です。理学部という大きな括りより、自分が学びたい分野と方式を合わせて比べる方が、出願先を検討しやすくなります。
工学部|学校推薦型選抜の共通テストありの枠
| 実質倍率 | 学部・対象/方式 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1.60倍 | 機械システム工学 | 15 | 24 | 24 | 15 |
| 2.00倍 | 社会基盤工学 | 4 | 8 | 8 | 4 |
| 1.36倍 | 電子情報通信 | 11 | 15 | 15 | 11 |
| 2.67倍 | 知能情報システム | 12 | 32 | 32 | 12 |
| 1.00倍 | 化学システム工学 | 10 | 4 | 4 | 4 |
| 1.14倍 | 材料科学 | 7 | 8 | 8 | 7 |
| 2.75倍 | 建築学 | 4 | 11 | 11 | 4 |
| 2.20倍 | 人間支援感性科学 | 5 | 11 | 11 | 5 |
| 1.36倍 | 協創経営 | 10 | 15 | 15 | 11 |
化学システム工学は1.00倍、材料科学は1.14倍、電子情報通信と協創経営は1.36倍でした。一方、建築学は2.75倍、知能情報システムは2.67倍です。同じ工学部でも、情報系・建築系まで一律に低倍率とはいえません。
工学部の専門枠の結果を見る(共通テストなし)
専門枠は、出願資格を満たす人のための別枠です。通常枠の低倍率な代替先として誰でも出願できるわけではありません。
| 実質倍率 | 学部・対象/方式 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4.00倍 | 機械システム工学 | 4 | 4 | 4 | 1 |
| 1.00倍 | 社会基盤工学 | 2 | 2 | 2 | 2 |
| 1.00倍 | 電子情報通信 | 4 | 3 | 3 | 3 |
| 2.67倍 | 知能情報システム | 3 | 8 | 8 | 3 |
| 1.33倍 | 化学システム工学 | 4 | 4 | 4 | 3 |
| 1.00倍 | 材料科学 | 2 | 1 | 1 | 1 |
| 3.00倍 | 建築学 | 2 | 3 | 3 | 1 |
| 1.50倍 | 人間支援感性科学 | 2 | 3 | 3 | 2 |
| — | 協創経営 | 2 | 1 | 1 | 0 |
農学部|共通テストの有無でも差がある
共通テストありの方式は73人受験・21人合格で実質3.48倍でした。共通テストなしの方式は23人受験・11人合格で2.09倍です。共通テストなしの方式をさらにプログラム別に分けると、次のようになります。
| 実質倍率 | 学部・対象/方式 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2.00倍 | 応用生命科学 | 2 | 2 | 2 | 1 |
| 2.67倍 | 食品科学 | 2 | 8 | 8 | 3 |
| 2.20倍 | 生物資源科学 | 5 | 11 | 11 | 5 |
| 1.00倍 | 流域環境学 | 4 | 2 | 2 | 2 |
教育学部の専修別の結果を見る(共通テストあり)
| 実質倍率 | 学部・対象/方式 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3.25倍 | 学校教育学 | 6 | 13 | 13 | 4 |
| 1.60倍 | 教育心理学 | 4 | 8 | 8 | 5 |
| 1.50倍 | 特別支援教育 | 5 | 9 | 9 | 6 |
| 2.00倍 | 国語教育 | 6 | 18 | 18 | 9 |
| 1.38倍 | 社会科教育 | 8 | 12 | 11 | 8 |
| 1.75倍 | 英語教育 | 5 | 7 | 7 | 4 |
| 2.00倍 | 数学教育 | 7 | 10 | 10 | 5 |
| 1.43倍 | 理科教育 | 6 | 10 | 10 | 7 |
| 5.00倍 | 家庭科教育 | 2 | 5 | 5 | 1 |
| 4.00倍 | 技術科教育 | 3 | 4 | 4 | 1 |
| — | 音楽教育 | 1 | 0 | 0 | 0 |
| 2.00倍 | 美術教育 | 2 | 2 | 2 | 1 |
| 2.00倍 | 保健体育 | 5 | 12 | 12 | 6 |
募集人数が少ない専修では、合格者が1人変わるだけで倍率も大きく動きます。全体の1.91倍だけで判断せず、志望する専修の人数も確認してください。
プログラム・専修別の出典:新潟大学「令和8年度 入学者選抜総表」、3〜6ページ。
倍率から分かること|理工系の選択肢を早めに調べる価値がある
2026年度の新潟大学では、工学部の推薦、理学部の化学・地質科学などに比較的低い倍率の方式が見られます。一般選抜だけを考えていた理系志望者にとって、推薦・総合型の出願資格と選抜内容を早めに調べる価値があります。
低倍率の方式を探すだけでなく、自分の得意分野を評価してもらえる方式を選ぶことが大切です。
ただし、この1大学・1年度の結果だけで「全国の理系は文系より低倍率」とは断定できません。医学・保健、情報、建築などには高倍率の方式もあります。倍率は過去の競争状況であり、自分の合格可能性をそのまま表す数字ではありません。
新潟大学の推薦対策|倍率の低さを生かすには
数学・理科の力を、選抜で説明できる形にする
工学部公式の入試情報には、総合型選抜の小論文・基礎学力試験と、学校推薦型選抜Ⅰ型の基礎学力試験の過去問題が掲載されています。志望理由書だけを整えるのではなく、出願方式で問われる数学・理科の学習も必要です。
資格やコンテストの経験を、探究・制作につなげる
対策例として、物理や化学の学習を実験・観測に発展させたり、情報系の資格学習をアプリ制作やデータ分析に使ったりする方法が考えられます。資格名を並べるだけでなく、「何を試したか」「結果をどう確かめたか」「大学で何を深めたいか」まで説明できる経験を積み上げましょう。
これらは準備の例であり、特定の資格・受賞歴に一律の加点があるという意味ではありません。出願資格、提出できる資料、評価方法は、2027年度の志望学部・方式の要項で確認してください。
共通テストありの方式では、必要科目の学習を止めない
同じ学部でも共通テストを課す方式と課さない方式があります。共通テストの必要科目と配点、基準の有無を確認し、書類・面接の準備と並行して学習を続ける必要があります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
総合型×理系×実績
実績づくりから志望理由書まで
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- STRENGTH 02理系志望に最適化
プログラミング・データサイエンス・IT資格など、理系大学が評価する実績作りに直結します。
- STRENGTH 03実績を志望理由書へ
資格や探究・制作の経験を振り返り、志望学科で学びたいことにつなげます。
実績と大学での学びのつながりが重要です。資格・探究・制作から書類・面接まで、志望分野に合わせて一貫して対策します。
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新潟大学の推薦倍率でよくある質問
倍率1倍なら必ず合格できますか?
いいえ。倍率が低くても、大学の評価基準に達しなければ不合格になります。協創経営プログラムの専門枠では募集2人・受験1人・合格0人の例がありました。
新潟大学の理系推薦は文系より狙いやすいですか?
2026年度には、工学部の対象枠の推薦合計が実質1.76倍となるなど、人文・法学系より低い結果もありました。ただし、理学部生物学や医学・保健系の一部は3倍以上です。理系全体ではなく、プログラム・方式別の比較が必要です。
2027年度の倍率ですか?
掲載しているのは2026年度の確定結果です。2027年度対策の参考資料としてまとめたもので、2027年度の合格結果ではありません。
出典・新潟大学公式情報
確認日:2026年10月18日。表の倍率はスキルパスが受験者数÷当初合格者数で算出し、小数第3位を四捨五入しています。各集計は人数を合算してから算出し、方式別倍率の単純平均ではありません。
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