東京大学の学校推薦型は、学部・学科ごとに志願者数と最終合格者数を比べることが大切です。2026年度は薬学部が志願4人・最終合格3人で1.33倍でした。一方、工学部は3.19倍、理学部は4.56倍です。理系というだけで低倍率とはいえず、学部別の違いがあります。
特に理系の推薦では、理系に強い対策塾で資格・コンテスト・探究などの実績を積み、志望理由書や面接につなげることが有効な対策です。
倍率の低い方式を選び、求められる基礎学力と実績を十分に準備することで、合格を狙いやすくなります。志望分野に合う活動を早めに始め、その過程と成果を自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
結論:東京大学の学校推薦型には、薬学部などで1倍台の区分があります。ただし、工学部・理学部などは2倍以上であり、倍率の低さだけで狙いやすさは決まりません。学部が求める実績と学力に合う準備が必要です。
東京大学の総合型選抜|学部・コース別の倍率一覧
倍率は志願者数÷最終合格者数です。第1次選考合格者数で割った数字や、志願者数÷募集人員とは異なります。公式資料に受験者数の掲載がないため、受験欄は「—」としています。黄色マーカーは、志願/合格倍率が2倍未満の学部・学科名と数値です。
今回の学部推薦・総合型の比較対象は学校推薦型選抜です。大学が公表する学校推薦型の学部・学科別結果を、以下に掲載しています。
東京大学の学校推薦型選抜|学部・方式別の倍率一覧
学校推薦型選抜|法・経済・文・教育・教養学部
| 志願/合格倍率 | 学部・コース/方式 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1.82倍 | 法学部 | 10人程度 | 20 | — | 11 |
| 1.40倍 | 経済学部 | 10人程度 | 14 | — | 10 |
| 2.80倍 | 文学部 | 10人程度 | 14 | — | 5 |
| 2.29倍 | 教育学部 | 5人程度 | 16 | — | 7 |
| 5.80倍 | 教養学部 | 5人程度 | 29 | — | 5 |
学校推薦型選抜|工・理・農・薬・医学部
| 志願/合格倍率 | 学部・コース/方式 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3.19倍 | 工学部 | 30人程度 | 86 | — | 27 |
| 4.56倍 | 理学部 | 10人程度 | 41 | — | 9 |
| 2.31倍 | 農学部 | 10人程度 | 30 | — | 13 |
| 1.33倍 | 薬学部 | 5人程度 | 4 | — | 3 |
| 8.00倍 | 医学部 医学科 | 3人程度 | 8 | — | 1 |
| 1.50倍 | 医学部 健康総合科学科 | 2人程度 | 3 | — | 2 |
倍率から分かること|出願先の比較ポイント
薬学部は1.33倍、農学部は2.31倍
薬学部は志願4人・最終合格3人で1.33倍でした。農学部は30人・13人で2.31倍です。少人数の募集では1人の増減で倍率も変わりやすいため、過去の数字だけで合格を見込むのは適切ではありません。
工学部・理学部は理系でも競争がある
工学部は志願86人・最終合格27人で3.19倍、理学部は41人・9人で4.56倍でした。理系の推薦なら倍率が低いという一般論を、そのまま東京大学の全学部に当てはめることはできません。
文系や医学部も学部・学科別に差がある
法学部は1.82倍、経済学部は1.40倍でした。一方、教養学部は5.80倍、医学部医学科は8.00倍です。医学部健康総合科学科は1.50倍でした。同じ大学でも、専門分野と募集単位に応じた比較が必要です。
東京大学の推薦・総合型選抜対策
志望分野につながる実績を準備する
理系分野は、科学オリンピックやコンテスト、探究・研究、制作などの実績を、取り組みの独自性と検証の過程まで説明できるようにする準備が考えられます。実績の名称だけでなく、何を問い、どんな方法で確かめ、何を学んだかを整理しましょう。文系・教育・医療系も、活動と学問的な関心を具体的につなげ、受験年度の学部別の要求資料と評価内容に合う対策を続けることが大切です。
実績の内容を、書類・面接で説明できるようにする
資格や受賞歴の名前に加え、何に疑問を持ち、どんな方法で取り組み、何を改善したかまで整理しましょう。活動記録、作品、実験データなどを見返すと、志望理由と大学で学びたい内容を具体的につなげやすくなります。
選抜方式に合った基礎学力の準備も続ける
出願資格と、共通テスト・筆記試験・小論文・面接などの選抜内容は方式ごとに異なります。受験年度の募集要項と過去問題を確認し、必要な科目の学習と実績づくりを並行して進めることが大切です。
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東京大学の推薦倍率でよくある質問
黄色マーカーのあるコースを選べば、必ず合格できますか?
いいえ。マーカーは過去の倍率が2倍未満だったことを示すもので、合格を保証するものではありません。出願資格と選抜で求められる力を確認し、自分の学びたい内容に合う方式を選ぶことが大切です。
この倍率は何年度の結果ですか?
2026年度の公式の選抜結果です。受験年度の募集人数や選抜内容は、最新の募集要項で確認してください。
出典・東京大学の公式情報
大学公式の令和8(2026)年度学校推薦型選抜合格者数を使用しています。最終合格者数は全体で93人です。第1次選考合格者数166人を、最終合格者数とは扱っていません。募集人員の「程度」は公式表の表記に従っています。
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