金沢大学の総合型・公募推薦では、学類ごとの口述試験が重要です。活動の説明だけでなく、基礎知識を使う問い、事前課題の発表、作品に関する質疑など、選抜によって内容が異なります。
出願資格を確認したうえで、探究や活動の過程を自分の言葉で説明する準備が必要です。 KUGS特別入試には、高大接続プログラムなどに関する条件もあります。
以下は架空の練習用質問・回答です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。本人の活動に置き換えて活用してください。
金沢大学の選抜方式と口述試験
KUGS特別入試|面接練習の前に出願資格を確認
KUGS特別入試には、総合型Ⅰ・Ⅱ、学校推薦型Ⅰ・Ⅱ、デジタル人材選抜Ⅱ、防災・復興人材選抜Ⅱがあります。Ⅰは共通テストを課さず、Ⅱは共通テストを課します。
KUGS高大接続プログラムで出願を認められることや、対象の科学技術人材育成事業で所定の段階を修了すること、科目等履修生制度で単位を修得することなど、所定の資格が必要です。一般の大学入学資格だけで出願できるとは限りません。
学校推薦型では学校長推薦や学習成績などの条件もあります。対象学類・区分の要項で、本人が満たす条件を確認してください。
融合学域|資料を使わない課題発表
先導学類、観光デザイン学類、スマート創成科学類の総合型Ⅱでは、プレゼンテーションを含む口述試験を行います。事前に提示される課題について、PCや資料を使わずに口頭発表する方式です。
丸暗記だけでは、発表後の質問に対応しにくくなります。課題への考え、根拠、別の見方、まだ分からない点まで整理しましょう。観光デザイン学類は一般枠と地域枠の条件の違いにも確認が必要です。
人間社会学域|社会への関心、教職、作品を具体的に
経済学類と国際学類の総合型Ⅰでは、口述試験を行います。経済学類は小論文と英語外部試験のスコアも用い、国際学類は英語スコアを含む提出書類による第1次選考などを実施します。
人文学類、法学類、地域創造学類などの総合型Ⅱでは、提出書類や高大接続プログラムの課題などを参考に口述試験を行い、共通テストも用います。法学類では、社会問題への関心や、他者の考えを理解して自分の意見を論理的に伝える力などを評価します。
学校教育学類の総合型Ⅱは、石川県みらい創生枠と教科・免許状枠で条件が異なります。美術では提出した自作作品を含む口述試験と実技試験を行います。保健体育・家政・特別支援についても、それぞれの専門性と教員を目指す理由を整理してください。
公募推薦は、経済学類の学校推薦型Ⅰと、学校教育学類の学校推薦型Ⅱなどで実施します。経済学類は小論文・TOEIC L&R・口述試験を用い、専門教科の単位などに出願条件があります。学校教育学類は教科ごとの口述試験を行い、音楽では実技と楽典の知識を用いる問いもあります。
理工学域|科目の基礎と学類ごとの発表
総合型Ⅱでは、数物科学類、物質化学類、機械工学類、フロンティア工学類、電子情報通信学類、地球社会基盤学類、生命理工学類の対象コースで、口述試験と共通テストなどを用います。
数物科学類は数学または物理を選んで知識を活用する内容、物質化学類は化学の知識を活用する内容を含みます。答えに至る考え方を説明する練習が必要です。
電子情報通信学類では、事前に提示された課題について紙資料を用いる発表を行います。生命理工学類の生物科学・海洋生物資源の両コースでは、出願時の課題論文に関する発表を含みます。融合学域と同じ資料条件ではありません。
物理検定・化学検定・生物検定での学習や、情報オリンピックなどの経験がある場合も、使った知識と本人の工夫を説明しましょう。これらを一律の必須資格・加点条件とするものではありません。
医薬保健学域|専門職への理解と研究への意思
医薬科学類の総合型Ⅱは、口述試験と共通テストなどで評価します。生命医科学・創薬科学への関心を、本人の学習や探究の経験と結び付けてください。
医学類の公募推薦である学校推薦型Ⅱの一般枠では、第1次選考の後、個人およびグループによる口述試験を行います。総合型Ⅱの地元育成枠にも個人・グループの口述試験があり、地域や将来の進路に関する条件まで確認が必要です。
保健学類の学校推薦型Ⅱでは、看護学、診療放射線技術学、医療検査技術学、理学療法学、作業療法学の各専攻で口述試験などを行います。希望する職種の役割と、本人が学びたい内容を区別して説明しましょう。
薬学類は別冊の「薬学類・高大院接続入試」で、共通テスト・提出書類による第1次選考の後、小論文と口述試験を行います。博士課程までの一貫した教育を受け、薬学教育・研究者を志すことが条件です。薬剤師資格だけを目的とする説明では、その趣旨に十分対応できません。
デジタル人材選抜Ⅱ・防災・復興人材選抜Ⅱ
デジタル人材選抜Ⅱは、スマート創成科学類と電子情報通信学類の情報通信コースが対象です。共通テストと口述試験などを用い、スマート創成科学類では事前課題の口頭発表も行います。
防災・復興人材選抜Ⅱは、観光デザイン学類、学校教育学類、地域創造学類、地球社会基盤学類、保健学類の看護学・診療放射線技術学・医療検査技術学専攻が対象です。共通テストと口述試験などで評価し、観光デザイン学類では発表も含みます。
どちらも、通常の総合型と同じ志望理由でよいとは限りません。募集の目的に照らして、自分の経験と、学びたい分野との関係を説明してください。
超然特別入試|指定された受賞実績と発表
超然特別入試には、A-lympiad選抜Ⅰ・Ⅱと超然文学選抜があります。日本数学A-lympiadや超然文学賞で、学類が指定する入賞実績などを満たすことが必要です。別の資格やコンテストの実績で、そのまま代替できるわけではありません。
口述試験ではプレゼンテーションを含み、学類によって小論文なども課します。対象学類、共通テストの有無、発表条件は、超然特別入試の別冊要項で確認してください。
活動と高大接続プログラムの課題を振り返る
提出した課題や活動報告書について、調べた理由、方法、本人の役割、結果、残った疑問を整理しましょう。指導を受けた部分や共同作業の成果は、自分一人の成果と混同しないことが大切です。
発表を伴う方式では、資料の有無や時間に合わせて練習してください。短く説明した後に、根拠や別の解釈を問われても答えられるかを確認しましょう。
想定質問と回答例
質問1|なぜ金沢大学のその学類を志望するのですか
…(本人が関心を持った経験)…から、…を調べました。…を試したところ、…は分かりましたが、…という疑問が残りました。
貴学の…学類で…を学び、この疑問を深めたいです。現在は…を学び、…を確かめています。
大学での学びと、これまでの経験のつながりを具体化しましょう。
質問2|高大接続プログラムの課題で、考えが変わった点は何ですか
…(本人が実際に取り組んだ課題)…では、初めは…と考えていました。しかし、…を読み、…という点を見落としていたと気付きました。
…を追加して考え直しましたが、…はまだ確認できていません。次は…を調べたいです。
課題の要約だけでなく、本人が何を考え直したかを説明してください。
質問3|探究や制作で、自分が担当した部分を説明してください
…(本人の活動)…で、私は…を担当しました。…の方法ではうまくいかず、…を変えて比較しました。
…という結果でした。ただし、…の条件では未確認です。…は仲間の工夫であり、私の担当とは区別しています。
自分の貢献、他者の成果、結果から言える範囲を分けて説明しましょう。
質問4|その知識を使うと、どう説明できますか
…という条件から、…が成り立つと考えました。…を使うと、…という関係になります。
ただ、…の条件が変われば、同じ説明を使えるか確認が必要です。現時点では…まで考えました。
理工学域などの基礎知識を使う問いに向けた架空の練習例です。答えだけでなく、考えた過程を伝えてください。
質問5|発表内容には、どのような別の見方がありますか
私は…という資料から…と考えました。一方で、…という立場なら、…も重視されると思います。
現在の資料では…を判断できません。…と比較して、自分の説明が妥当か確かめたいです。
根拠を示し、分からない部分を正確に伝える練習が大切です。
本番前に確認したいこと
口述試験の内容と発表条件は、学類・選抜方式ごとに確認してください。 共通テストの科目、出願資格、提出課題、実技の有無も含めて整理しましょう。
医学類の追加の募集区分など、詳細が別途案内されるものは、公式の募集要項一覧で最新の資料を確認する必要があります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接対策は実績づくりから
スキルパスでは、資格・探究・制作などの実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の活動を振り返り、志望分野と方式に合わせた説明を練習します。
2026年10月22日時点の大学公式情報を基に作成。最新の募集要項と受験者への通知を確認してください。


