琉球大学の面接対策では、教育・工学部の総合型Ⅰ、農学部の総合型Ⅱ、公募の学校推薦型Ⅰ・Ⅱを分けて考えることが大切です。発表や口頭試問、グループでの活動は、方式や専攻によって異なります。
実績は、本人の役割、考えた方法、結果と限界、大学で学びたいことまで説明しましょう。 資格や大会の名前を並べるだけでなく、自分が実際に何を理解したかを整理してください。
以下は練習用の架空の質問・回答例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。省略部分は本人の経験に置き換えてください。
教育学部の総合型Ⅰ|学校教育専攻と地域教員希望枠
学校教育専攻|個人面接と問題解決型グループワーク
第1次選考は、志願理由書、自己推薦書、調査書を参考にした個人面接です。合格者を対象に、第2次選考で問題解決型グループワークを行います。
教育への関心を本人の経験から説明するとともに、グループで課題を理解し、他者と協力して考える練習が大切です。面接で用意した回答を話す練習と、協働して課題に取り組む練習を分けましょう。
教科教育専攻の地域教員希望枠
第1次選考は、「学びの履歴」報告書等による書類選考、第2次選考は小論文と個人面接などです。沖縄県の学校教育で教科の強みを生かして貢献する意欲等が求められます。
小論文では、沖縄県の学校教育に関する課題等を扱います。自分の得意教科と、地域の教育への関心がどのようにつながるかを整理してください。
工学部の総合型Ⅰ|発表・面接・数学と物理の口頭試問
第1次選考の書類と第2次選考の関係
志願理由書、自己推薦書、活動内容を証明する資料、調査書などを総合して書類選考を行います。合格者に対して、発表、面接、口頭試問を課します。
対象は、機械工学、エネルギー機械工学、電気システム工学、電子情報通信、環境都市工学、建築学、知能情報の各コースです。
10分程度の発表と質疑応答
課題について、プロジェクター・レジュメ・ポスター等を用いた10分程度の口頭発表を行い、その後、質疑応答を受けます。課題の詳細や実施方法は、工学部が掲載する受験案内等も確認してください。
面接は志願理由書・自己推薦書を基に行い、別に数学と物理の基礎に関する口頭試問を実施します。制作や情報分野の実績がある人も、基礎学力の準備を省かないことが大切です。
情報オリンピック予選Bランクや理科検定の物理等の経験は、本人が学んだ内容を説明する練習に使えます。一律の必須条件や加点を意味するものではありません。
農学部の総合型Ⅱ|3分発表と口頭試問
活動を大学での学びにつなげて説明する
亜熱帯地域農学科、亜熱帯農林環境科学科、地域農業工学科、亜熱帯生物資源科学科で実施します。第1次選考は、出願書類、プレゼンテーション・面接、口頭試問など、第2次選考は共通テストです。
発表では、これまでの活動と、それを踏まえて大学で学びたいこと・実践したいことを3分間で説明します。A4サイズ1枚の資料を基に発表し、手元のメモは使えますが、道具の持ち込みやプロジェクター等の機器は使えません。
学科・コースによる違い
亜熱帯地域農学科・亜熱帯農林環境科学科・地域農業工学科の口頭試問では、数学・理科・英語に関する科目等や一般的な知識について質問します。
亜熱帯生物資源科学科では、理科、特に化学・生物等の質問があります。健康栄養科学コースは、発表と質疑応答の後にグループ面接も行い、示されたテーマについて考えを共有・集約します。
理科検定の化学・生物や観察・実験の経験がある人も、結果を得た手順と、結論を出せる範囲を説明する練習が役立ちます。
公募推薦Ⅰ・Ⅱ|学部・専攻ごとの面接対策
国際地域創造学部・人文社会学部
国際地域創造学部の推薦Ⅰは、共通テストを課さず、小論文、面接、出願書類などで選抜します。学びへの意欲、目的、志向性などを評価するため、関心のある地域・社会の問題と本人の活動を整理しましょう。
人文社会学部の推薦Ⅱは、国際法政学科、人間社会学科、琉球アジア文化学科で、共通テスト、小論文、面接等によって評価します。志願理由書に書いた関心を、調べた事実や本人の経験から説明してください。
教育学部|技術・英語・学校教育・特別支援
推薦Ⅰの中学校教育コース技術教育専修は、口頭試問を含む面接と書類等による選抜です。技術に関する基礎知識、体験、考え方なども評価します。
英語重視の英語教育専修も推薦Ⅰで、英語による面接等を課します。英語教育への関心と、本人の経験や将来への考えを英語で伝える練習が必要です。
推薦Ⅱの小学校教育コース学校教育専攻は、共通テスト、小論文、面接等で評価します。特別支援教育専修も、共通テストと面接等による選抜です。対象となる専攻・方式を確認してください。
理学部|希望する系の基礎理解
推薦Ⅱは、物質地球科学科の物理系・地球環境系、海洋自然科学科の化学系・生物系で面接などを課します。物理系では数学を含む物理の基礎、生物系では生物の基礎知識なども評価します。
関心や実績のほか、学問の基礎を自分の言葉で説明する準備が大切です。生物系などには出身学科等の条件もあるため、出願要件を確認しましょう。
医学部・工学部・農学部
医学科の推薦Ⅱは、小論文と面接等に共通テストの成績も用います。地域に関する枠では、修学資金や卒業後の条件も確認してください。保健学科も面接等を課し、動機・意欲・適性・表現力などを評価します。
工学部の推薦Ⅱは、共通テストと面接・書類等による選抜です。総合型Ⅰの発表や口頭試問を、そのまま推薦Ⅱにもあると考えないようにしましょう。
農学部の推薦Ⅰは、小論文、口頭試問を含む面接、書類等で評価します。数学・理科・英語等の基礎や、農業関連学科枠での農業の学習など、本人の履修・経験に合わせて準備してください。
実績を使った想定質問と回答例
活動の成果と、本人が何を考えて行動したかを分けて伝えましょう。 賞や資格だけで説明を終えず、工夫や失敗、改善した点も振り返ってください。
質問1|なぜ琉球大学の、その分野を志望するのですか
…(関心を持ったきっかけ)…から、…を調べました。…に取り組む中で、…という疑問が生まれました。
貴学の…で…を学び、この問題を深めたいです。教育内容を確認し、…に関心を持っています。
質問2|その活動で、自分が担当した部分はどこですか
…(本人の探究・制作)…では、私は…を担当しました。…という理由から、…を提案しました。
全体の成果は…ですが、自分が実際に行ったのは…です。他のメンバーの担当だった…とは分けて説明できます。
質問3|実験・調査の結果は、どのように確かめましたか
…(本人の実験・調査)…では、…を比較しました。…という結果から、…と考えました。
ただし、…の条件では検証できていません。…の影響を確かめるために、…を追加する必要があります。
質問4|グループで意見が分かれたとき、どう対応しましたか
…(本人の協働経験)…では、…の点で意見が分かれました。私は、まず…という考えの理由を聞きました。
…を確かめたうえで、…を修正しました。最後に、合意できた点と残った課題を整理しました。
質問5|資格や大会への挑戦から、どんな課題が見つかりましたか
…(本人の資格学習・大会への挑戦)…では、…はできるようになりました。一方で、…の仕組みを十分に説明できませんでした。
大学では…を基礎から学びたいです。現在は…を復習し、分からなかった点を記録しています。
本番前の確認とスキルパスの面接対策
発表時間・資料の条件・口頭試問・グループでの試験を、方式ごとに確認しましょう。 発表だけを練習して、基礎知識や質疑応答の準備を忘れないことが大切です。
大学の書類作成の規定に従い、本人の実績と担当したことを正確に伝えてください。回答例を、本人が実際に行った経験として使うことはできません。
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の活動を振り返り、学部・方式に合わせた発表や質疑応答を練習します。
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