公立千歳科学技術大学の面接対策では、これまでの活動に加え、学習の過程を説明する練習が大切です。理工学に興味を持ったきっかけから、自分で取り組んだこと、大学で深めたい疑問までを整理しましょう。
資格や大会の結果だけでなく、分からないことにどう取り組み、考えをどう修正したかを伝えましょう。 本人の実績を、学ぶ意欲の具体的な根拠として説明することが大切です。
以下は練習用の架空の質問・回答例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。出願書類の作成例ではなく、本人の経験を振り返って口頭で答える練習の題材です。
総合型選抜|Web学習から面接まで
事前学習と当日の試験を分けて確認する
総合型の1次選考は、志望理由書・小論文とWeb学習への取り組みを評価します。Web学習は数学Ⅱが範囲で、学習の記録をノートにまとめて提出します。2次選考は、数学Ⅱの基礎学力検査、理工学分野のグループワークと発表、15分程度の個人面接です。
対策としては、解けた問題の数だけでなく、どこでつまずき、何を確かめて理解したかを振り返ってください。正解を見た後に、自分で説明し直せるかを確かめる練習が役立ちます。
グループで考えたことと、自分の考えを区別する
協働の練習では、最初に自分の考えを整理し、相手の意見を聞いた後で何が変わったかを振り返ってみましょう。結論を急ぐだけでなく、意見が違った理由を確かめることも大切です。
発表では、グループの結論と、そこに至った理由を短く伝える練習が役立ちます。本人の担当と他の人の貢献を、正確に区別できるようにしてください。
公募推薦|学校推薦型A・B
地区の条件と、共通の試験内容
学校推薦型はA(千歳地区)とB(全国)があり、Aには学校所在地や本人・保護者の住所等の条件があります。いずれも書類、数学の基礎学力検査、小論文、15分程度の個人面接で評価します。数学はⅠ・A・Ⅱ・B・Cの指定範囲です。
地域での調査や制作の経験を話す場合は、地域のためになると考えた理由を、実際に調べたことから説明しましょう。「役に立ちたい」という目標だけでなく、誰のどのような課題を考えたかを整理すると伝わりやすくなります。
AIで作った文章を、提出書類に使わない
大学は、総合型の志望理由書・小論文と、推薦の志望理由書について、生成AIを使用しないよう定めています。この記事の回答例を出願書類へ流用せず、大学の規定に従って本人が作成してください。
面接練習でも、他の人が用意した説明をそのまま覚えるより、本人の活動を振り返ることが大切です。経験と異なる実績や、理解していない専門用語を足さないでください。
実績を、理工学で学ぶ理由につなげる
情報系の経験は、作ったものと判断の理由を説明する
情報オリンピック予選Bランク、プログラミング、データ分析等の経験があれば、本人が考えた問題と解決方法を整理してみましょう。成績を伝えるだけでなく、なぜその方法を選んだか、別の方法では何が難しかったかを話す練習が役立ちます。
既存のコードやライブラリを使った場合は、自分で考えた部分との境界を明確にしてください。班の作品なら、自分が担当した処理や検証を具体的に説明しましょう。
物理・化学・生物の学習は、実験の条件と結びつける
理科検定の物理・化学・生物等に取り組んだ経験も、知識を説明する練習の題材になります。実験や観察なら、比べた条件、測り方、結果のばらつきについて整理してください。
ここで挙げる資格・大会は、大学の一律の必須条件や加点を示すものではありません。取得・参加していない実績を追加せず、本人が理解した内容と、まだ分からない内容を分けることが大切です。
面接・発表に向けた練習方法
結果からではなく、課題と方法から説明してみる
制作や探究の説明は、取り組んだ理由、試した方法、得られた結果、残った課題の順に整理すると、過程を振り返りやすくなります。最初から成功したように話す必要はありません。
質問されたら、準備した説明を全部話すのではなく、聞かれた点に答えてみましょう。同じ活動を短く説明する練習と、追加の質問に詳しく答える練習の両方が役立ちます。
数学の答えを、言葉でも説明する
数学の復習では、式を変形した理由、使った条件、図の意味を言葉で説明してみてください。途中で分からなくなった箇所を記録し、解説を読んだ後にもう一度考える練習が役立ちます。
面接の回答を用意するだけでなく、受験する方式の基礎学力検査や小論文等にも、それぞれ準備することが大切です。
実績を使った想定質問と回答例
質問1|なぜ公立千歳科学技術大学を志望するのですか
…(関心を持ったきっかけ)…から、…に取り組みました。…はできましたが、…の仕組みを十分に説明できませんでした。
貴学で…を基礎から学び、…を確かめたいです。これまでの経験を、…という学びにつなげたいと考えています。
質問2|分からないことを、どのように学び直しましたか
…(本人の学習経験)…では、最初は…の部分が分かりませんでした。…を調べ、…を自分で計算し直しました。
その結果、…の関係が分かりました。ただ、…の場合はまだ説明できないため、…を復習しています。
質問3|制作や大会で、どのような工夫をしましたか
…(本人の制作・大会経験)…では、…を課題にしました。私は…を担当し、…という方法を試しました。
…の条件では改善しましたが、…では十分ではありませんでした。次は…を確認したいと考えています。
質問4|実験や観察から、どこまで分かりましたか
…(本人の実験・観察)…では、…をそろえ、…を変えて比較しました。…という結果が得られました。
…と考えましたが、…の影響はまだ確かめていません。結果だけから…と断定することはできないと考えています。
質問5|他の人の意見を受けて、考えを変えた経験はありますか
…(本人の協働経験)…では、私は最初…と考えていました。相手から…という意見を聞き、…を確かめました。
…ということが分かり、…を修正しました。自分だけでは気付かなかった…の観点を学びました。
本番前の確認とスキルパスの面接対策
総合型の学習・協働課題と、公募推薦の試験を区別して準備しましょう。 本人の活動から説明する練習と、必要な科目の学習を並行して進めることが大切です。
回答例は練習用で、本人の実績でも提出書類でもありません。大学のAI利用・書類作成の規定を守り、本人が行ったことを本人の言葉で説明してください。
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。受験する方式を確認し、本人の活動や理解に合わせて質疑応答を練習します。
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