東北農林専門職大学の総合型選抜では、農業・森林業への関心と学修意欲を、本人の経験から説明する準備が大切です。農林業経営学部の農業経営学科・森林業経営学科で、どのような課題を学びたいのかを整理しましょう。
「農林業に貢献したい」という目標を、現場で見たことや、学びながら考えた疑問で具体化しましょう。 生産技術への関心だけでなく、それを続けていく経営や、地域との関わりにも目を向けると、大学で学びたい理由を説明しやすくなります。
以下は口頭練習用の架空の質問・回答例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。公式の選抜内容と、独自の練習方法を分けて紹介します。
2027年度の総合型選抜|個人面接と小論文
面接は1人20分程度、複数の試験官が担当
総合型選抜は、小論文と面接(調査書・志望理由書を含む)の内容を総合的に判定します。面接は1人20分程度の個人面接で、複数の試験官が農業・森林業への関心、学修意欲、コミュニケーション能力等を問います。
小論文では、与えられた資料やテーマに関する考え方を問います。試験時間は60分、800字以内です。面接だけを準備するのではなく、資料を読み、根拠を添えて自分の考えを説明する練習も役立ちます。
出願条件と東北優先枠を確認する
総合型選抜には成績等の出願条件があります。また、東北6県に所在する高校の卒業者・卒業見込み者には、合否判定で配慮する東北優先枠があります。詳細は、2027年度の公式要項で確認してください。
この記事は大学の総合型選抜の対策です。附属農林大学校の試験や、編入学試験とは区別してください。
農業経営学科|生産の工夫と、続けられる経営を考える
栽培・調査の経験は、比較した条件を整理する
栽培や観察、課題研究等の経験があれば、育てたもの、記録した内容、比較の条件を振り返りましょう。成果を大きく見せるより、どの条件を変え、何が分かり、何がまだ分からないかを説明することが大切です。
例えば理科検定の生物・化学分野などで学んだことは、植物や土壌等への疑問を整理する題材になります。資格名だけでなく、知識を使って観察の仕方がどう変わったかを話す練習が役立ちます。
技術の効果に加え、費用や作業の負担にも目を向ける
新しい方法を使えば生産量が増えるという説明だけでなく、費用、人手、販売先等も考えてみましょう。実際に調べていない数字を補う必要はありません。何を確認できれば、続けられる方法か判断できるのかを整理してください。
大学は生産技術に加え、マーケティングや政策等の知見を持ち、農林業経営を実践できる人材の育成を掲げています。学科の公式紹介を調べ、自分の疑問と学習内容がどうつながるかを考えましょう。
森林業経営学科|森林への関心を、利用と管理の疑問につなげる
見たことと、資料で知ったことを分ける
森林や木材に関心を持った場合は、見学、観察、探究等で何に疑問を持ったかを整理しましょう。自分が実際に確認したことと、資料で知った一般的な説明を分けると、経験の意味を伝えやすくなります。
一度の観察から結論を急がず、判断に必要な条件と、さらに調べたいことを説明しましょう。 地域や時期が変わっても同じなのか、別の立場の人にはどのように見えるのかも考えてみてください。
資源・環境と経営を、どちらも学びたい理由を考える
「森林を守りたい」という気持ちを、何をどのように管理・利用することに関心があるのかまで具体化しましょう。作業の安全や費用、地域の暮らしなど、自分がまだ理解していない点を整理すると、大学で学ぶ必要性が見えてきます。
地域活動やコンテストへの応募経験も、課題の見つけ方、本人の担当、他の人との相談や修正を説明する題材になります。資格・受賞等の例は、一律の出願条件や加点を示すものではありません。
学科・経験に合わせた想定質問と回答例
質問1|なぜ東北農林専門職大学で学びたいのですか
…(本人のきっかけ)…から、農業・森林業の…に関心を持ちました。…を経験し、…という疑問が残りました。
貴学の…学科の…という学習内容を調べ、技術と経営の両面から…を学びたいと考えています。これまでの経験では理解できない…を深めたいです。
質問2|栽培や探究で、どのような工夫をしましたか【農業経営】
…(本人の栽培・探究)…では、…を記録し、…と比較しました。最初は…が十分にそろっていなかったため、…を見直しました。
…という違いは分かりましたが、…の影響も考えられます。今回の結果だけで効果を断定せず、次は…を確かめたいです。
質問3|森林業のどのような課題に関心がありますか【森林業経営】
…(本人の見学・学習)…で、…に疑問を持ちました。…という資料を調べ、…は分かりました。
ただ、現場で…を行うための費用や作業については、まだ理解が十分ではありません。大学で…を学び、資源の利用と管理を多面的に考えたいです。
質問4|教科学習や資格の学習を、どう生かしましたか
…(本人の学習)…で、生物・化学などの…を学びました。それまで…と見ていた現象について、…という観点で記録するようになりました。
一方で、…の理由は説明しきれていません。知っている用語に当てはめるだけでなく、…を調べ直して理解を深めたいです。
質問5|他の人と協力するとき、何を考えて行動しましたか
…(本人の協働活動)…では、私は…を担当しました。…について意見が分かれたため、それぞれが重視する条件を聞きました。
…を比較して相談し、…を見直しました。自分の提案を通すことだけでなく、相手の考えを確かめながら進める大切さを学びました。
本番前の確認とスキルパスの面接対策
志望学科、本人の経験、大学で学びたい課題が、無理なくつながっているかを確認しましょう。 志望理由書に書いた内容を暗記するだけでなく、別の聞かれ方にも答える練習が大切です。
回答例は本人の実績ではありません。自分が行ったことと他の人が行ったことを分け、実際に経験・学習した内容で練習してください。未経験の作業を、経験があるように説明する必要はありません。
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。経験を振り返り、工夫と根拠を添えて質問に答える練習を進めます。
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