福知山公立大学の面接対策では、地域経営学部と情報学部の違いを押さえることが大切です。地域経営学部の総合型選抜Ⅰには当日課題による発表があり、情報学部の総合型選抜Ⅰ・Ⅱには高校での学習を前提とした基礎学力に関する質疑応答があります。
地域や社会の課題への関心を、本人が調べたこと・試したこと・他者と協力した経験から説明しましょう。 活動や資格の名前だけでなく、そこから何を考えたかを伝える準備が必要です。
以下は独自に作成した架空の質問・回答例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。公式の選抜内容と、練習のための例を分けて紹介します。
総合型選抜の面接・発表・配点
地域経営学部総合型Ⅰ|その場で資料を読み、発表を作る
地域経営学部地域経営学科の総合型選抜Ⅰは、出願書類・個別面接・個別プレゼンテーションが各100点です。2027年度の第2次選考日は2026年10月10日です。志願者数が募集人員のおおむね3倍を超える場合には、出願書類による第1次選考を実施する方式です。
面接は10分程度です。社会と情報の関係や地域の問題について考える力、質問の意図を理解して分かりやすく伝える力、地域の人々と協働して学ぶ態度等を評価します。
プレゼンテーションは、当日配付される複数の資料を基に、90分間で問題と解決の提案を考え、A3の画用紙10枚以内にまとめます。大学が用意する画用紙・メモ用紙・水性マーカーを使用します。
発表と質疑応答は合わせて10分程度で、発表は5分以内、残りが質疑応答です。準備した制作物も評価対象となります。事前に作ったスライドをそのまま披露する試験ではないため、資料から論点を見付ける練習が必要です。
情報学部総合型Ⅰ|個別面接と90分の小論文
情報学部情報学科の総合型選抜Ⅰは、出願書類・個別面接・小論文が各50点です。面接は10分程度、小論文は90分です。
面接では、出願書類の内容に加え、高校での学習を前提とした基礎学力について質疑応答を行います。情報学を通じて社会に貢献するための思考力・判断力、自分の考えを論理的に伝える力、協力して学び続ける態度等を評価します。
小論文は社会と情報技術の関係を扱います。制作経験の説明だけに偏らず、資料や文章を読み、自分の考えを根拠とともに書く練習も大切です。
情報学部総合型Ⅱ|面接と共通テストを組み合わせる
総合型選抜Ⅱは、出願書類100点、個別面接200点、共通テスト4教科5科目800点です。面接は10分程度で、出願書類と基礎学力に関する質疑応答を行います。
情報学部のⅠ・Ⅱは2026年10月11日が試験日で、志願者数によっては予備日の10月12日も使用する場合があります。Ⅱは、さらに2027年1月の共通テストの指定科目を受験する必要があります。面接と共通テストのどちらかだけで完結する方式ではありません。
学校推薦型選抜の面接・小論文と出願条件
地域経営学部|書類を含む面接100点と小論文100点
大学が公表する2027年度選抜概要では、地域経営学部の推薦は、出願書類の評価を含む面接100点と、小論文100点です。選抜日は2026年11月14日です。
全国枠・地域枠・専門学科枠があり、全体の学習成績の状況3.8以上、学校長の推薦、入学確約等の共通条件があります。地域枠は所定の市町にある高校の生徒が対象です。
専門学科枠には、高校の学科の条件と、所定の資格条件があります。資格には日商簿記2級以上、全商簿記1級、ITパスポートを含む情報処理技術者試験の所定区分等が挙げられています。全国枠・地域枠でも同じ資格が必須になる、という意味ではありません。
情報学部|出願書類・面接・小論文が各50点
情報学部の推薦は、2027年度選抜概要では、出願書類・面接・小論文が各50点です。選抜日は2026年11月15日で、地域経営学部とは日が異なります。
全国枠・地域枠・専門学科枠があり、全体の学習成績の状況3.8以上、学校長の推薦、入学確約等が必要です。専門学科枠には、工業・商業・情報に関する教科・科目を20単位以上修得見込みという条件があります。地域経営学部の専門学科枠の資格条件とは区別してください。
推薦の面接時間や形式を、総合型の「10分程度の個別面接」と同じだと決め付けることはできません。出願前には、公式案内から学校推薦型選抜の学生募集要項と受験票等を確認してください。
地域経営・情報の学びにつながる実績の伝え方
地域経営|資料と現場の見方を比べる
地域活動や調べ学習の経験がある場合は、「参加しました」で終わらず、何に疑問を持ち、誰の意見やどの資料を確かめたかを整理しましょう。大学は、地域社会への関心と、地域の人々と協働して学ぶ態度を求めています。
当日資料を読む練習では、分かった事実と自分の推測を分けてください。提案を考える前に、誰が何に困っているのか、資料のどこからそう言えるのかを確かめましょう。 一つの案だけに飛び付かず、条件や実現の難しさも比較することが大切です。
情報|動くものを作った後の検証も説明する
プログラムやデータ分析の経験は、目的、仕組み、本人の担当、試した条件、結果と限界の順で整理しましょう。動作したことと、利用者の課題を解決できたことは同じではありません。
情報オリンピックの予選Bランク等の実績が実際にある場合も、どの考え方を学び、どこで困ったかを説明することが大切です。統計検定やIT関連資格の学習も、自分の理解を振り返る材料になります。ここで挙げる実績例を、一律の出願要件や加点とみなさないでください。
総合型・推薦面接の想定質問と回答例
質問1|福知山公立大学で学びたい理由を教えてください
…(本人の地域活動・調査・制作等)…を通して、…という問題に関心を持ちました。その後…を調べ、…に取り組みました。
…は分かりましたが、…という疑問が残っています。貴学の…学部の教育内容を確認し、地域や社会と関わりながら…を学びたいと考えています。
質問2|地域の課題について、何を根拠に考えましたか
…(本人が調べた資料)…では、…という傾向がありました。一方、…からは、…という見方もあると分かりました。
私は…が課題ではないかと考えましたが、資料だけでは…は確認できていません。…を確かめ、複数の立場を踏まえて考える必要があると思います。
質問3|当日の資料から提案を作るとき、どう考えますか
資料には…と…が示されています。この違いから、…という問題を設定しました。解決案として…と…を比較しました。
…という理由で、私は…を提案します。ただし…の条件を確かめる必要があり、…の場合は別の方法も考えるべきだと思います。
質問4|情報分野の制作・学習で、どんな工夫をしましたか
…(本人の制作・探究・コンテスト学習)…では、…を目的に…を試しました。初めは…がうまくいかず、…の仕組みを調べ直しました。
…を変えて比較すると、…という結果になりました。ただし…は未検証です。大学で…を学び、作るだけでなく、効果を確かめる方法も身に付けたいです。
質問5|他の人と協力する中で、考え直した経験はありますか
…(本人の協働経験)…では、私は…を担当しました。自分は…がよいと考えましたが、ほかの人は…を重視していました。
理由を確かめ、…という方法に変えました。成果は…でしたが、…は課題として残っています。意見を聞くだけでなく、その理由を理解して進めるようになりました。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接対策|実績と、資料を読んで考える力を磨く
本人の経験を説明する練習と、初めて読む資料について考える練習の両方を進めましょう。 地域経営学部の当日発表と、情報学部の基礎学力に関する質疑応答では、必要な準備が異なります。
スキルパスでは、本人の学習・探究・制作等を振り返り、志望理由と面接の準備を支援しています。提出書類に書いたことを自分の言葉で説明し、質問に応じて根拠や限界も伝える練習を重ねます。
2026年10月23日時点の大学公式情報を基に作成。最新の募集要項と受験者への通知を確認してください。


