郡山女子大学の2027年度総合型は、生活科学部の生活科学科と食物栄養学科で、発表のテーマや配点が異なります。食物栄養学科には、面接・発表に加えて理科・数学の基礎力検査もあります。
本人が経験したことを、福祉・建築・食と健康への関心につなげて説明しましょう。 活動名を並べるだけでなく、何を考え、どう取り組んだかを伝える準備が大切です。
この記事は2027年度の総合型と、公募制の学校推薦型選抜を紹介します。質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
生活科学科の総合型|面接10分程度と、発表・質疑
第一志望で、所定の大学入学資格を満たす人が対象
総合型は大学を第一志望とする人が対象で、高校卒業・2027年3月卒業見込み等の所定の出願資格が必要です。生活科学科には、社会福祉専攻と建築デザイン専攻があります。
出願書類、面接、プレゼンテーションで総合判定します。配点は調査書100点、活動報告書20点、面接50点、プレゼンテーション100点の計270点です。
社会福祉と建築デザインで発表テーマが異なる
社会福祉専攻は、ボランティアや地域貢献の経験について本人の考えを発表します。建築デザイン専攻は、感動した・興味を持った建築物や、身近な建築物から感じた利点・課題等についての発表です。
発表は10分程度、その後の質疑応答は10分です。別に10分程度の面接があり、高校での活動、本人の特性、コミュニケーション能力等を評価します。発表と面接を一つの10分枠だと混同しないでください。
スライドかポスターを準備
発表はスライド投影または持参したポスターで行います。PowerPointは大学のパソコンを利用でき、投影機も大学で用意します。データはUSBメモリ等に保存し、破損時に備えた印刷物も1部持参してください。
総合型Ⅱ期の出願は2026年11月10日から12月3日必着、試験は12月12日です。Ⅲ期は2027年2月1日から2月12日必着、試験は2月22日です。ただしⅡ・Ⅲ期は、学科・専攻の合格者数により実施しない場合があります。
食物栄養学科の総合型|食に関する発表と基礎力検査
発表10分・質疑5分、面接は別に10分程度
食物栄養学科の発表テーマは、高校時代の食に関わる活動、または食に関する関心事です。スライドかポスターを準備し、10分程度の発表後に5分の質疑応答があります。
面接は10分程度です。志望動機、高校生活で得たことや取り組んだこと、卒業後の進路・目標等を伝えます。生活科学科の質疑応答10分を、食物栄養学科にも当てはめないようにしましょう。
理科と数学の基礎を筆記で確認
理科・数学基礎力検査は筆記60分です。理科は化学基礎か生物基礎から一つを選び、事前に申請します。理科だけでなく、数学の準備も必要です。
配点は調査書50点、活動報告書20点、面接50点、プレゼンテーション80点、理科・数学基礎力検査50点の計250点です。発表で伝える活動と、入学後の学習に必要な基礎学力の両方を準備してください。
検定の学習も、実際の内容を説明
生物検定・化学検定等に取り組んだ場合は、学習した内容と、食・人体・栄養への関心を結びつける説明が考えられます。ただし、ここで挙げた検定が必須、または一律の加点対象という意味ではありません。
食に関する発表では、本人が確かめた事実と、自分の考えを分けましょう。 栄養や健康への効果を、限られた活動だけで断定せず、根拠と限界を説明できる準備が大切です。
公募推薦|面接に加えて基礎能力調査を実施
高校長の推薦と、継続して学ぶ意欲
公募推薦は高校卒業または2027年3月卒業見込みで、高校長の推薦を受けた人が対象です。建学の精神を理解し、自己の人格形成を図ろうとすること、学習意欲が高く継続して努力できること等が要件です。
出願書類、面接、基礎能力調査で判定します。生活科学科は調査書100点、活動報告書20点、面接100点、基礎能力調査100点の計320点です。食物栄養学科は調査書50点、活動報告書20点、面接80点、基礎能力調査100点の計250点です。
基礎能力調査は60分、学科ごとの基準点がある
生活科学科は国語で、漢字の読み書きや現代文等を扱います。食物栄養学科は化学基礎か生物基礎と、割合・濃度・単位等の計算を含む数学です。志望学科ごとの基準点以上が必要なため、面接練習と並行して基礎学習も進めましょう。
面接の個人・集団の別は、公表資料の前年実績と当年度の確定情報を区別する必要があります。総合型の面接時間を公募推薦にも流用せず、当年度の案内を確認してください。
Ⅱ期は12月3日必着、試験は12月12日
公募推薦Ⅱ期の出願は2026年11月10日から12月3日必着、試験は12月12日です。Ⅲ期は2027年3月1日から3月8日必着、試験は3月15日です。入学希望理由書、活動報告書、公募推薦書、調査書等を、所定の様式に沿って用意してください。
普通科以外で学んだ人を対象とする専門学科・総合学科推薦もあります。公募推薦とは、活動報告書の様式や活動の配点等が異なります。受験する方式の欄で確認してください。
質問例と回答例|活動の中身と学びたい理由を伝える
質問1|郡山女子大学を志望する理由は何ですか
…(本人が福祉・建築・食等に関心を持った経験)…から、…(実際の学習・活動)…に取り組みました。…(その中で持った疑問)…を深めるため、郡山女子大学の…(公式情報で確認した専攻・学科の学び)…を学びたいです。
「地域に貢献したい」で終わらず、どのような関心から大学で何を学びたいのかを説明しましょう。
質問2|地域活動で、自分はどんな役割を果たしましたか
…(本人が経験した地域活動等)…で、私は…(自分の担当)…に取り組みました。…(実際に困った点)…があり、…(相手の話を聞いた方法や工夫)…を試しました。この経験から、…(福祉についてさらに知りたいこと)…に関心を持ちました。
社会福祉専攻を想定した練習例です。活動全体の成果と、自分がしたことを分け、利用者や家族の私的な情報は加えないでください。
質問3|関心を持った建築物の利点や課題は何ですか
…(本人が実際に見学・調査した建築物)…では、…(観察した特徴)…に関心を持ちました。…(資料等で確認した内容)…と比べ、…(自分が考えた利点・課題)…を考えました。大学では…(深めたい建築の分野)…を学びたいです。
建築デザイン専攻を想定した練習例です。見た目の感想に加え、使う人や場所を観察した内容を具体的にしましょう。図面や設計者の説明を使う場合は、出典も確認してください。
質問4|食に関する活動から何を学びましたか
…(本人が取り組んだ調理・探究・作品応募等)…では、…(実際に確かめたかったこと)…を調べました。…(条件や方法)…をそろえたところ、…(確認できた結果)…がありました。…(残った課題)…を大学での学習につなげたいです。
食物栄養学科を想定した練習例です。コンテスト等の実績がある場合も、実際の名称・結果を伝えましょう。行っていない調理や実験を、回答のために加える必要はありません。
質問5|資格や高校での学習にどう取り組みましたか
…(本人が実際に学習した検定・教科)…では、…(難しかった内容)…がありました。…(学習の工夫)…を続け、…(理解が深まった点)…を学びました。大学では…(本人がさらに学びたい内容)…を深めたいです。
生物・化学等の検定学習も、実際に取り組んだ場合の説明材料です。取得していない級や受賞していない実績は書かず、現在の学習内容を正しく説明してください。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接準備|活動・発表・基礎学習を一緒に
スキルパスでは、本人の関心に合った実績づくりから、志望理由書と面接の準備までを個別に支援します。活動の目的や工夫を整理し、発表後の質問にも自分の言葉で答えられるよう練習を重ねます。
郡山女子大学では、学科ごとの発表テーマと、書類・面接・基礎学力の評価を区別して準備しましょう。 食物栄養学科は理科・数学、公募推薦は基礎能力調査も含めた準備が大切です。
公式資料
出願前に、最新の公式要項で出願資格、各期の実施、発表テーマ、理科の事前申請、基礎能力調査、書類の入手・提出方法、日程を確認してください。デジタルパンフレットから印刷した願書では出願できないため、所定の出願書類の取り寄せも必要です。


