東京工科大学では、総合型の全学部AO入試と学部特色入試、公募制の学校推薦型選抜で、面接や発表の内容が異なります。学部特色入試の発表を、全学部AO入試でも必須だと考えないようにしてください。
東京工科大学の面接対策は、志望理由と本人の学習・制作経験を整理し、受験する方式に合った説明を練習することが基本です。作品や探究を発表する場合も、完成したものだけでなく、本人が考え、試した過程を説明できるように準備しましょう。
この記事は2027年度の総合型選抜と公募推薦を扱います。質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、公式過去問、合格者の回答、出題予告ではありません。
全学部AO・学部特色・公募推薦の違い
| 方式 | 面接・発表と選考内容 |
|---|---|
| 総合型・全学部AO入試 | 約20分の個人面接。書類審査と基礎学力試験も実施 |
| 総合型・学部特色入試 | 10分以内の発表後、面接を含む約15分の口頭試問。書類審査と基礎学力試験も実施。医療保健学部は対象外 |
| 学校推薦型選抜・公募制 | 約20分の個人面接と書類審査。総合型の基礎学力試験を同じように課す方式ではない |
全学部AO入試は、書類50点、基礎学力試験200点、面接200点の計450点です。学部特色入試は、書類50点、基礎学力試験100点、面接を含む発表300点の計450点です。学部特色の300点を、口頭試問だけの配点として紹介することはできません。
全学部AOと学部特色の基礎学力試験は、指定の2教科を40分で解答します。面接の練習だけに偏らず、志望学部の教科も確認してください。
公募制には、学校長の推薦のほか、全体の学習成績の状況3.8以上、または英検CSEスコア1890点以上等の条件があります。基準を満たすかどうかと、面接の受け答えの準備を分けて確認しましょう。
学部特色入試は、学部ごとの発表方法に合わせる
学部特色入試は、本人の関心に近い内容なら何でも自由に発表できるというものではありません。学部・学科・専攻ごとに、発表内容と方法が指定されています。
| 学部・専攻 | 発表準備で確認したい点 |
|---|---|
| メディア | メディア作品やソーシャルメディア運営等、指定された内容を電子機器で説明。制作の狙いや過程も整理 |
| 応用生物 | 探究や大学の体験を発展させた内容等をポスターで発表。A1または指定の模造紙1枚 |
| コンピュータサイエンス・先進情報 | PC等による発表とプログラムの動作実演。実演トラブルに備えた動画も準備 |
| コンピュータサイエンス・社会情報 | 指定内容に応じてポスターやPC等を使用。先進情報と同じ発表方法に限定されない |
| 工学 | 指定内容に応じ、ポスター、制作物の現物、電子機器等で発表。共同制作は担当分担も説明 |
| デザイン | 指定内容に応じ、制作物・映像・プログラム等を説明。現物持参が難しい場合の方法も確認 |
発表は10分以内です。メモやスマートフォンのメモを見ながらの発表、発表ツールのノート機能を使うことは認められていません。機器を使えることと、原稿を見ながら話せることは別です。
使用するPC、スマートフォン、必要な周辺機器は、各学部の指定に沿って本人が用意します。ポスターの規格、発表テーマの条件、現物の扱いも要項で確認してください。ソーシャルメディア運営のように、対象となる活動の基準があるものにも注意が必要です。
作品の見栄えだけでなく、目的、本人の工夫、確かめた結果、残る課題を説明する練習が大切です。共同制作では、チーム全体の成果と本人が担当した部分を区別しましょう。
志願理由書と、面接で説明する経験を整理する
全学部AO入試の志願理由書は、得点化せず面接資料として扱う案内です。公募制の400字以内の志願理由書も、面接の資料として用います。学部特色の志願理由書・報告書も、得点化せず面接や発表の資料とするため、提出した内容と本人の説明が食い違わないように準備しましょう。
全学部AOの公式Q&Aでは、大学入学後に学ぶような高度な専門知識は問わず、志願理由、大学の学びの特色、高校の教科等への学習意欲、将来の展望などについて準備するよう案内されています。高度な用語を覚えるだけでなく、自分が理解している内容を具体的に伝える練習が考えられます。
情報系の学習経験があれば、情報オリンピック予選Bランク等の実績に至る学びや、作ったプログラムの目的・改善を振り返ってみましょう。応用生物・工学等では、生物検定、化学検定、物理検定、統計検定などの学習から生まれた疑問を整理する方法も考えられます。
これらの検定やコンテストは、本人に経験がある場合の独自の説明例です。すべての方式で必須・加点対象という意味ではなく、学部特色入試で指定される発表内容を資格の紹介だけで置き換えることもできません。
医療保健学部を志望する場合は、職種の役割を調べた内容と、本人の学習経験をつなげる練習が役立ちます。未経験の実習や医療行為を、自分が行った経験として話さないでください。
東京工科大学の面接・発表に向けた質問例
以下の回答は架空の練習用です。本人が経験した内容に置き換え、実際の課題や持参物等は大学の指定を優先してください。
質問1|この学部で学びたい理由は何ですか
…(本人の学習や制作)…を通して、…(関心を持った問い)…が生まれました。大学の…(実際に調べた学びの特色)…に関心があり、…(現在不足している理解)…を深めたいと考えています。
本人の経験と大学で学ぶ理由をつなげる独自練習です。大学名だけを言い換えた説明にしないことが大切です。
質問2|その作品や探究は、何を目的に取り組みましたか
…(本人が実際に確かめたかったこと)…を目的に、…(行った制作・調査)…に取り組みました。私は…(本人の担当)…を行い、…(試した方法)…で確認しました。結果は…(確認できた事実)…でしたが、…(未検証の点)…も残っています。
発表の説明を想定した独自練習です。作品の動作と、効果を検証できた範囲を分けましょう。
質問3|制作で、どのような改善を行いましたか
最初は…(実際に起きた問題)…がありました。…(本人が確認した原因)…を考え、…(変更した部分)…を修正しました。修正後は…(実際に確かめた変化)…がありました。次は…(まだ必要な確認)…を行いたいです。
試行錯誤を説明する独自練習です。他の人が作った機能や、まだ試していない改善を、自分の成果として話さないでください。
質問4|検定やコンテストの学習を、大学でどう生かしたいですか
…(本人が実際に取り組んだ検定・コンテスト)…では、…(具体的な学習内容)…を学びました。…(難しかった内容)…を調べ直した経験から、…(さらに学びたいこと)…に関心を持ちました。大学では…(関連する学び)…を深めたいです。
実績を本人の学びとして説明する独自練習です。結果、級、参加状況は正確に伝えましょう。
質問5|医療・保健の職種に、なぜ関心を持ちましたか
…(実際のきっかけ)…から、…(志望する職種)…に関心を持ちました。…(本人が調べた資料や見学等)…を通して、…(理解した役割)…を知りました。大学では…(志望学科・専攻の学び)…を学び、今の自分に不足する知識を身に付けたいです。
医療保健の志望理由を整理する独自練習です。学部特色入試の課題ではなく、個人面接に向けた練習例です。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
公募制の日程とスキルパスの面接準備
2027年度の公募制は、2026年10月27日10時〜11月2日15時がWeb出願登録期間です。書類提出期間も10月27日〜11月2日で、締切日消印有効です。
試験日は、メディア・応用生物・コンピュータサイエンス・工学が11月21日、医療保健・デザインが11月22日です。面接の開始時刻は受験番号によって指定される場合があるため、受験票を確認してください。
総合型の試験日は、全学部AOが学部等により9月27日・10月3日・10月4日、学部特色が9月27日または10月4日で、すでに実施済みです。今後の公募制と、過ぎた総合型の日程を混同しないようにしましょう。
公式資料:2027年度総合型募集要項、2027年度公募制・一般選抜募集要項、募集要項・出願書類。出願条件、課題、機器や提出物等は、公式の最新案内で確認してください。
スキルパスでは、本人の学習・制作・探究を整理し、志望理由や発表、面接で根拠を伝える準備を支援します。志望する学部・方式に合った対策は、下のフォームからご相談ください。


