名古屋学芸大学では、総合型Ⅰの体験型、総合型Ⅱ、学校推薦型の一般公募で、面接までの流れや試験内容が異なります。志望学科に合った書類や持参物を確認し、活動や制作の過程を自分の言葉で説明する準備が大切です。
実績の名前だけでなく、本人の担当、試行錯誤、学んだことを整理し、志望学科で深めたいことにつなげましょう。
以下の質問・回答は独自の架空練習例です。公式過去問、合格者の回答、出題予告ではありません。省略部分は本人の実際の経験に置き換えてください。
名古屋学芸大学の総合型Ⅰ・Ⅱと一般公募の違い
2027年度の総合型Ⅱと一般公募は4学部が対象です。体験型の総合型Ⅰは、ヒューマンケア学部・メディア造形学部で実施されています。
| 方式 | 面接と選考の概要 |
|---|---|
| 総合型Ⅰ・体験型 | 所定の体験授業等を受講し、エントリーシート・課題・調査書を提出。個人面接を経て出願可否が決まる |
| 総合型Ⅱ | 学科別の記述式適性検査2つ各40分100点、口頭試問を含む個人面接10分程度と書類などを合わせて100点、計300点 |
| 学校推薦型・一般公募 | 学力検査・実技200点と、個人面接・書類審査を合わせて30点、計230点 |
総合型Ⅱの100点は、面接単独の配点ではありません。映像メディア学科では、その評価に事前課題「構想表現」も含まれます。一般公募の30点も、面接と書類を合わせた配点です。
総合型Ⅰは、出願前のエントリー段階で面接を受ける流れです。出願許可と、出願後の合格を同じものと考えないようにしましょう。2027年度は体験授業等が2026年7月30日、個人面接が9月13日でした。
総合型Ⅱは口頭試問と書類・持参物を確認
総合型Ⅱは、国語の読解力に加え、管理栄養学部・看護学部は化学基礎・生物基礎の理科問題、ヒューマンケア学部・メディア造形学部は600字の小論文を課します。面接だけでなく、志望分野を学ぶための基礎にも取り組みましょう。
所定の志望理由書・自己推薦書は、本人が自筆で記入します。志望理由書では、大学が発行する印刷物からの引用は不可とされているため、大学案内の文章をそのまま書き写さず、本人の理由を説明する必要があります。
メディア造形学部3学科では、希望者は作品写真や活動記録などをA4のファイルブックに入れて持参できます。紙媒体のみで、立体作品や電子データは不可です。この任意の持参物は、合否判定に影響しないと案内されています。
一方、映像メディア学科の事前課題「構想表現」のコピーは、面接で使うため必ず持参するものです。任意の自己PR資料とは扱いが異なります。
任意の活動資料と、必ず持参する課題のコピーを分けて確認し、どの資料についても本人が考えた過程を説明できるようにしましょう。
生物検定・化学検定などの学習、情報オリンピック予選Bランクや制作コンテストなどの実績がある人は、その経験と志望する分野の関係を振り返れます。ただし、これら全てが指定資格や一律の加点項目という意味ではありません。
一般公募は学科別の筆記・実技と面接資料を準備
一般公募は個人面接を行いますが、総合型Ⅱの「10分程度」をそのまま公募にも当てはめないことが大切です。確認した一般公募の要項では、面接開始時刻は示されていますが、1人当たりの所要時間は示されていません。
| 学科 | 一般公募の学力検査・実技の概要 |
|---|---|
| 管理栄養・看護 | 国語または英語と、数学・化学基礎・生物基礎から1科目 |
| 子どもケア・ファッション造形 | 国語と英語 |
| 映像メディア | イメージ表現120分の実技型、または国語・英語・数学から2科目の科目型 |
| デザイン | 鉛筆デッサン120分と筆記1科目の実技+科目型、または国語・英語・数学から2科目の科目型 |
筆記は各科目50分です。2科目を受ける場合は解答時間合計100分ですが、答案回収などを含む試験時間は115分です。実技を含む方式とは時間割も異なります。
提出する「面接資料」は学科別の様式です。管理栄養・子どもケア・ファッション造形・看護の共通様式とは別に、映像メディア用、デザイン用が用意されています。志望学科と一致するものを選び、本人がボールペンで自筆してください。
一般公募では学校長の推薦が必要です。管理栄養・ヒューマンケア・看護は評定3.2以上、メディア造形は評定の数値基準を特に定めないという違いがあります。卒業年度や欠席に関する条件も、正式な出願資格欄で確認しましょう。
名古屋学芸大学の面接に備える質問例と回答
管理栄養学部:食と健康について、どのような問いを持ちましたか
…(本人が実際に行った探究、生物・化学の学習など)…。最初に考えた説明だけでは結果を理解できず、条件や資料を確かめ直しました。食品の特徴だけでなく、生活や対象によって考えることが変わると気付きました。大学では基礎科学から栄養学を学び、根拠を確かめながら考える力を身に付けたいです。
検定で学んだ知識を話すときも、どこまで理解し、何が疑問として残ったかを説明しましょう。体験から治療効果を証明したように話す必要はありません。
ヒューマンケア学部:子どもの学びや健康に関心を持った理由は何ですか
…(本人が実際に経験した活動や、資料から考えたこと)…。同じ説明でも相手の反応が違い、理解や気持ちを確かめる必要があると感じました。自分の経験だけで発達や支援を判断することはできないため、大学で専門的に学びたいです。志望する専攻では…(本人が深めたい学び)…を通して、相手に合った関わり方を考えたいです。
養護教諭、幼児保育、児童発達教育のどこを志望するかによって、学びたい内容を具体化してください。子どもの個人情報や、本人が経験していない支援を付け加えないことが大切です。
映像メディア学科:作品で何を伝えようとしましたか
…(本人が実際に制作した映像、写真、構想など)…。自分が伝えたいことと、見た人が受け取ることに違いがあり、順番や見せ方を変えて比べました。工夫した部分と、まだ表現し切れていない部分を分けて考えています。大学では表現の方法と背景を学び、意図を持って制作する力を伸ばしたいです。
事前課題についても、結果だけでなく構想の過程を説明できるようにしましょう。共同制作の本人の担当、借用した素材、他の人からの助言を分けて整理してください。
デザイン・ファッション造形学科:素材や表現方法を選んだ理由は何ですか
…(本人が実際につくった作品や調べたこと)…。初めは見た目を重視していましたが、使う人や場面を考えると、別の工夫が必要だと分かりました。素材や配置、形を変え、意図がどう伝わるかを確かめました。大学では基礎と専門を学び、自分の感覚と社会との関係を考えながら表現したいです。
デザインとファッション造形では、本人が関心を持った対象に合わせて説明を変えましょう。コンテストの受賞や情報系の学習実績がある場合も、結果と制作過程を結び付けることが大切です。
看護学部:相手の気持ちを尊重するために、何を考えましたか
…(本人が実際に経験した交流や共同活動)…。自分が良いと思ったことを先に伝えるだけでは、相手の考えを十分に聞けないと感じました。まず理由や事情を確かめ、自分で判断できないことは周囲に相談しました。大学では人の生活や健康を学び、相手の意思と安全を考えながら行動できる力を身に付けたいです。
高校での活動を看護行為の実績に言い換えず、本人の行動と学んだことを説明してください。口頭試問を含む総合型Ⅱでは、基礎的な学習内容も自分の言葉で説明する練習が役立ちます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
一般公募の出願日程と面接練習の最終確認
2027年度の一般公募は、出願登録が2026年11月1日9時~11月9日17時、必要書類は締切日消印有効、試験日は11月22日です。総合型Ⅰの9月13日の面接、総合型Ⅱの10月17日の試験は、この記事の確認時点では実施済みです。
総合型Ⅰ・Ⅱ、一般公募の書類を混同せず、志望学科の用紙と持参物を確かめましょう。一般公募は、筆記・実技に加えて個人面接と書類による評価です。合計点に達していても、いずれかの評価が著しく低い場合は不合格となることがあります。
書類や課題に書いた内容について、本人の担当・工夫・学んだことを説明し、追加の質問にも答えられるようにしておきましょう。
スキルパスでは、学習や実績づくりから志望理由書、発表、面接まで、一貫した対策を相談できます。本人の経験を整理し、志望する分野を大学で学ぶ理由につなげることが大切です。


