同志社女子大学の面接は、AO方式と推薦入試の種類によって内容が異なります。AOでは約30分の個人面接があり、学科・専攻によって演奏や発表、日本語・英語での受け答えが含まれます。一方、公募制の推薦Sには面接がありません。

この記事では2027年度の公式募集要項と入試案内をもとに、方式別の違いと、実績を志望理由につなげる準備を整理します。質問・回答例は独自の架空の練習用です。実際の過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。

同志社女子大学のAOは約30分の個人面接

AO方式は、1次の書類審査と、1次合格者に対する2次の個人面接で選考します。1次ではエントリーカード、志望理由書、課題レポート、調査書等を総合的に評価し、2次は複数の審査員が面接します。

AOの対象2次の面接内容・違い
音楽学科・演奏専攻、第Ⅰ項・第Ⅱ項約30分の個人面接に、志願するコース・楽器の演奏・歌唱10分以内を含む
音楽学科・音楽文化専攻、第Ⅱ項約30分の個人面接に、演奏・歌唱、または音楽に関する発表10分以内を含む
メディア創造学科、第Ⅱ項約30分の個人面接に、自己アピールできる活動分野に関する発表約10分を含む
国際教養学科、第Ⅰ項・第Ⅱ項日本語と英語による個人面接約30分
その他のAO募集学科・専攻個人面接約30分。出願項目と提出書類に沿って準備

AOは「面接30分のほかに発表10分」ではありません。演奏や発表がある対象では、約30分の面接の中に含まれます。

第Ⅰ項は、高校生活での宗教活動や教会生活などの条件がある区分です。薬学部医療薬学科・看護学部看護学科のAO募集は第Ⅰ項のみで、学習成績や理科の履修条件もあります。食物栄養科学科の管理栄養士専攻はAOでは募集しません。

第Ⅱ項も、全学科共通の自由な自己PRだけで出願できるわけではありません。音楽、メディア、国際教養、社会、こども、言語・文学、生活、食など、志望学科・専攻が示す活動分野に合っているかを確認してください。

推薦S・C・M・Lの面接の有無を区別する

推薦という名称ですが、S・C・M・Lは大学の公式案内では総合型選抜として実施されます。学校長推薦書ではなく、自己推薦に関する書類等を提出する方式です。

方式面接等の扱いと対象
推薦S、公募制適性検査と書類等で判定。総合評価方式・基礎評価方式とも面接なし。音楽学科演奏専攻を除く
推薦C、同窓・校友子女対象1次は適性検査・書類、2次は面接。国際教養学科のみ日本語と英語で面接
推薦M、音楽学科書類審査、コールユーブンゲン、専門実技等で判定。通常の面接は選考項目にない
推薦L、国際教養・英語英文学書類、英語Writing45分、日本語と英語による個人面接約15分

推薦Cは、対象となる親族の在学・卒業等の条件があります。推薦Sと同じく誰でもその条件を満たすものとして扱うことはできません。AOやC・M・Lには専願・入学確約の条件があるため、方式の要件も確認が必要です。

推薦LのWritingは、日本語の短い指示を受けて英語で自分の意見をまとめる試験です。辞書は持ち込めません。面接の日本語回答を暗記するだけでなく、英語でも理由や具体例を説明する準備が必要になります。

活動実績と課題レポートをつなげる

AOでは、提出した活動やレポートについて、何に関心を持ち、何を調べ、どのように考えたのかを自分の言葉で説明できるようにします。団体活動は、団体全体の実績と本人が果たした役割を分けてください。

第Ⅱ項の課題レポートには、学科ごとにテーマが設定されています。次の表は概要です。実際には課題文を省略せず確認し、指定された条件に沿って準備しましょう。

学科・専攻2027年度第Ⅱ項の課題の主な内容
音楽・演奏演奏する際に大切にしていること
音楽・音楽文化社会・日常生活における音楽の意味を、自分の体験から考える
メディア創造生成AIなどを踏まえたメディア環境の変化と、新しいメディアビジネスの提案
国際教養日常の具体例から、日本文化の国際的な面を考える
社会システム居住する市町村の指定テーマから現状・問題と解決策を考える
現代こどもこどもに関する問題への関心、経験を踏まえた対応、大学で必要な学び
英語英文学AI時代に、言語・文学・コミュニケーション・文化の一分野を学ぶ意義
日本語日本文学これまでの経験と、専門的な学びを深める意義・将来との関係
人間生活住まい、装い、人のつながりの指定テーマから身近な問題を考える
食デザイン食品の安定供給を揺るがす三つの要因と、最も重要と考える要因

資格名を並べるだけでなく、学んだことを何に使い、何が分かり、どんな疑問が残ったのかまで説明することが大切です。

メディア創造学科の第Ⅱ項では、資格による出願条件の一覧にITパスポート試験や基本情報技術者試験などが明記されています。芸術・文化活動の実績による条件もあり、該当する資格・実績の証明資料を確認してください。情報オリンピックへの挑戦を、確認なしに一覧の指定資格と同じ扱いにすることはできません。

生物検定・化学検定・物理検定の学習や、食・生活に関するコンテストへの参加なども、本人の経験があれば振り返る材料になります。ただし、すべての学科で指定資格や加点対象になるという意味ではありません。出願条件を満たすことと、学習経験を面接で説明することは別です。

学科別の質問例と回答の考え方

以下は独自の架空の練習例です。実際の経験に置き換え、提出した書類や課題レポートと矛盾しない内容で準備してください。日本語で整理するための例なので、英語面接がある方式では英語での練習も必要です。

メディア創造:その制作で、自分は何を工夫しましたか

…(実際に制作したものと、自分の担当を書く)…。私は見てもらいたい情報が伝わるよう、画面の順番と説明文を担当しました。初めは見た目を優先しましたが、試してもらうと操作の意味が伝わらない箇所があり、表示を修正しました。ITパスポート試験の学習でも、情報技術だけでなく、利用者や運用の視点が必要だと感じました。ただし、確認できた人数は少なく、誰にでも使いやすいとは言い切れません。大学では、技術と表現の両面からメディアについて学びたいと考えています。

完成品の紹介に加え、制作過程と自分の担当を説明しましょう。機器や作品を使う場合は、面接の使用条件を確認する必要があります。

国際教養・表象文化:英語や文学を、大学で学ぶ理由は何ですか

…(外国語学習、読書、国際交流などの具体的な経験を書く)…。私は、言葉を訳せても、その表現が選ばれた理由までは分からないことに関心を持ちました。同じ作品の異なる訳を比べた際にも、受け取る印象が変わりました。ただし、限られた例だけで文化全体の特徴とは言えません。大学では言語や文学・文化の専門的な読み方を学び、背景や根拠を確かめながら考えたいです。資格の学習で得た力も、資料を読み、自分の考えを伝えるために生かしたいと考えています。

国際教養学科は英語で人文・社会の分野を学ぶこと、英語英文学科は英語を基盤とする専門分野、日本語日本文学科は日本語・文学・文化等の学びに合わせて具体化してください。三つの学科を同じ志望理由で済ませないことが重要です。

社会システム・現代こども:その問題への提案に、どんな限界がありますか

…(地域やこどもに関する本人の活動と、調べた問題を書く)…。私は参加者の意見を聞き、情報が届きにくいことを課題として考えました。ただ、聞けたのは活動に参加した人の意見が中心で、参加しなかった人の事情は分かりません。発信を増やすだけでなく、利用する時間や場所にも目を向ける必要があると思います。大学では、志望学科の調査方法や専門知識を学び、異なる立場の人の声も確かめながら解決策を考えたいです。

現代こども学科の課題では、参考にした図書・論文等を2点まで示す指定があります。経験と参考資料の内容を区別し、本人の考えを説明できるようにしましょう。

薬学・看護:学習経験は、志望する医療職にどうつながりますか

…(志望のきっかけと、実際に調べた内容を書く)…。私は正確な知識を相手に分かるように伝える難しさに関心を持ちました。生物検定や化学検定の学習では、分からない内容を基礎に戻って調べましたが、説明できるつもりでも言葉にすると曖昧な部分が残りました。大学では、専門知識と根拠に基づく考え方に加え、相手の状況を理解して関わる力を身につけたいです。今の知識だけで判断せず、学び続けられる医療人を目指したいと考えています。

薬剤師と看護職では役割も必要な学びも異なります。資格の実績は事実のあるものだけにし、志望学科に合わせて説明してください。AOの薬学・看護は第Ⅰ項のみなので、宗教活動等の出願条件を満たしていることが前提です。

生活科学:身近な問題を、どのように確かめましたか

…(住まい・装い・地域のつながり・食に関する実際の活動を書く)…。私は学校の探究で提案を考えましたが、便利だと感じる条件が人によって違うことに気づきました。自分の経験だけでは判断できないため、公開資料や調査結果も調べました。ただ、資料の対象や調査時期が違い、数字をそのまま比べられない場合がありました。大学では、生活や食の専門知識と、条件をそろえて分析する方法を学び、根拠のある提案ができるようになりたいと考えています。

人間生活と食デザインの課題は別です。食に関するコンテストの実績があっても、作品紹介だけで終わらず、指定された食の問題について調べて説明する準備が必要になります。

音楽学科では、これらの例とは別に、演奏や選曲の意図、練習で改善したこと、音楽をどのように学び続けたいかを整理しましょう。演奏専攻と音楽文化専攻で、演奏・発表の条件も異なります。

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
    合格へ

コースと合格実績をトップページで見る

発表機器・提出資料・日程を最後に確認する

面接で使用する資料や機器は、志望学科・専攻の注意事項が基準です。「PCを使える大学だから、全学科で自由に使える」とは限りません。

AO第Ⅱ項のメディア創造学科は、面接前に発表の準備時間15分があります。面接の約30分とは別の時間です。受験者向けのWi-Fi環境はなく、機器の不具合による面接時刻の変更もできません。接続条件を確認し、紙資料などの代替手段も検討してください。

音楽文化専攻第Ⅱ項は、面接前の機器準備や楽器練習の時間が10分です。演奏専攻は原則として暗譜・伴奏なしで、オルガンやチェンバロの楽譜使用などに例外があります。自分の楽器・コースに対応する公式の注意事項を確認しましょう。

2027年度AOの面接は2026年10月10日・11日の指定日で、2026年10月27日現在、試験は終了しています。推薦S・C・M・Lの出願登録も10月27日17時までなので、現在は登録締切を過ぎています。書類の郵送期限は同日消印有効ですが、必要な出願登録を済ませていることが前提です。

方式2027年度入試の試験日
推薦S2026年11月8日、午前・午後
推薦C1次11月8日、2次面接11月22日
推薦M11月7日~8日
推薦L11月7日

AOの出願書類は志願者本人が入力することが求められています。架空の例文を実績として流用せず、自分の経験・考えを整理する練習に使ってください。提出済みの内容を自分の言葉で説明できる状態にしておくことが大切です。

公式資料:2027年度AO募集要項、各種要項・学科別の面接注意事項、推薦S、推薦C、推薦M、推薦L。課題と出願条件は、必ず自分が受験する方式の原文で確認してください。

同志社女子大学の志望理由書例文を読むスキルパスの理系特化推薦対策

    合格を実現するスキルパスによる受験相談はこちら


    「第一志望合格率8割」を3年連続実現中

    合格を実現するスキルパスによる受験相談はこちら

    メールアドレス 必須

    相談者お名前 必須

    相談者の属性 必須

    現在の学年 必須

    電話番号 必須

    希望日程、曜日など 必須


    こちらで希望をお伺いの上、日程は担当者と調整後確定します。複数の日程を2,3日の余裕をもってご記入ください。土日・祝日も対応可能です。(10:00〜23:00まで対応可能です)

    所属高校・中学

    志望大学、ご要望、特に知りたいことなど

    当塾を何で知りましたか? 必須

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です