兵庫医科大学の総合型選抜は、医学部と、薬・看護・リハビリテーション学部で選考内容が異なります。薬学部の化学実験、看護学部の演習、リハビリテーション学部のグループ課題など、個人面接と合わせた準備が必要です。

2027年度の大学公式入試情報を基に、方式ごとの評価と、4学部・5学科に合わせた質問・回答例をまとめました。探究や資格の実績は、結果に加え、自分で考えて取り組んだ過程を説明しましょう。

以下の質問・回答例は独自の架空の練習用です。過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。省略部分は、本人が実際に経験した内容に置き換えてください。

兵庫医科大学の面接は学部と選抜枠を分けて確認する

学部・枠面接や関連する選考合わせて確認する内容
医学部・総合型一般枠/卒業生子女枠第二次で数理的課題の発表50点、個人面接50点、調査書・活動報告書・自己推薦書30点第一次は英語、理科2科目、小論文。推薦者等の資格条件あり
医学部・国際バカロレア枠第二次で数理的課題の発表50点、個人面接・自己推薦書50点第一次は英語、理科2科目、小論文。IBの資格条件あり
医学部・エキスパート養成第二次で志望診療科の発表・個人面接・志望理由書を合わせて100点、調査書・活動報告書30点第一次は数学、英語、理科2科目、小論文。卒業後の診療科・勤務等の条件あり
薬学部・総合型一般枠化学実験150点、個人面接100点化学基礎の試験100点、活動報告書等
薬学部・総合型探究評価枠探究発表150点、個人面接100点化学基礎の試験100点、探究活動概要説明書等
看護学部・総合型一般枠第二次で個人面接・演習を合わせて250点第一次は講義・試験等。活動報告書の提出も必要
リハビリテーション学部・総合型一般枠第二次で演習150点、個人面接100点理学療法は少人数グループで調べて発表、作業療法は少人数グループで討論
看護・リハビリテーション学部・総合型探究評価枠第二次で探究発表150点、個人面接100点第一次は講義・試験等。探究活動概要説明書の提出も必要
薬・看護・リハビリテーション学部・総合型卒業生子女枠個人面接100点自己推薦書・活動報告書と学部別の試験。一般枠・探究評価枠とは別の資格条件
医学部・学校推薦型一般公募制個人面接30点、調査書・活動報告書等数学、英語、理科2科目、小論文も必要

薬・看護・リハビリテーション学部の学校推薦型一般公募制は、専願前期・併願A・併願B・専願後期・併願Cの各日程とも、面接による選考ではありません。科目試験や調査書等で判定する方式と、総合型の面接・演習を混同しないようにしましょう。募集学部も日程によって異なります。

「医療系の面接」と一括りにせず、学部・枠ごとの発表、実験、演習、書類の違いを確かめてください。

活動報告書と探究の説明を面接につなげる

総合型一般枠の活動報告書では、主体的に学んだ経験や他者と協働した経験、取り組んだ理由、そこから学んだこと等が評価されます。部活動、授業の探究、地域活動等を振り返り、自分が担当したことと、周囲と相談して決めたことを区別して説明してみましょう。

薬・看護・リハビリテーション学部の探究評価枠は、高校で探究活動に取り組み、学内外での発表会・報告会等で発表した経験があることが条件です。出願時には探究活動実績証明書が必要です。

この枠では、個人活動かグループ活動かは採点・評価に影響せず、受賞歴による加点も行わないと公式に明記されています。受賞名の説明に時間を使い切らず、問いの立て方、方法、結果、考察を伝えることが大切です。

資格の学習を話す場合も、本人が理解した内容や活用した経験を具体的に説明してください。物理・化学・生物に関する検定等は、本人の学習経験の例として扱えますが、それだけで選考上の加点があるという意味ではありません。神戸キャンパスの総合型では、英語資格・検定試験の別途の配点制度があり、資格未受験でも出願できると案内されています。

学部・学科別の質問例と実績を伝える回答例

医学部:経験から、なぜ医師の役割に関心を持ちましたか

……(本人の医療への関心のきっかけ)……から、私は……(調べたこと、実際に参加した活動等)……に取り組みました。……(他者の話や資料から考え直した点)……を通して、知識だけでなく、多職種と協力しながら判断することの大切さを感じました。大学では医学を学び、分からないことを確かめ、根拠を持って考える力を身につけたいです。

医師の仕事に関心を持った理由と、兵庫医科大学で学びたい理由を、それぞれ具体的に説明してみましょう。エキスパート養成を選ぶ場合は、特定診療科の志望理由に加え、奨学制度の契約や卒業後の勤務等の条件を理解する必要があります。

薬学部・医療薬学科:化学の学習や実験で何を確かめましたか

……(本人が薬や化学に関心を持った経験)……から、私は……(実験、探究、化学検定等の学習)……に取り組みました。……(比較した条件や記録の取り方)……を工夫しましたが、……(結果だけでは説明できなかったこと)……が残りました。大学では薬学を学び、結果を根拠とともに考え、相手に説明できる力を深めたいです。

一般枠の化学実験では、実験に必要な計算も行い、思考力・判断力に加え、他者とのコミュニケーション能力等も評価されます。操作を覚えるだけでなく、目的や計算の意味を説明する練習も役立ちます。

看護学部・看護学科:相手を理解するために何を工夫しましたか

……(本人の交流、地域活動、見学等)……で、私は……(相手の希望や不安からの気づき)……を持ちました。……(話を聞き直したこと、自分の関わりを変えたこと)……を通して、思い込みで相手を理解したつもりにならない大切さを感じました。大学では看護の知識と技術を学び、相手の生活や考えも理解して関われるようになりたいです。

一般枠の演習は、状況設定や実技を伴い、思考力・判断力・表現力や他者とのコミュニケーション能力が評価されます。練習では、与えられた条件の中で何を確認し、どう考えたのかを説明してみてください。

リハビリテーション学部・理学療法学科:運動や身体について何を調べましたか

……(本人の運動、けが、身体への関心等)……から、私は……(動きの記録、資料調査、物理・生物の学習等)……を行いました。……(自分で比較したこと)……を通して、経験だけでは十分に説明できない点を感じました。大学では身体の仕組みや理学療法を学び、根拠に基づいて支援を考えたいです。

一般枠の演習では、少人数グループで課題を調べ、グループごとに発表します。情報を集める役割、内容を整理する役割などを実際に分担し、他者と考えをまとめる練習が役立ちます。

リハビリテーション学部・作業療法学科:生活の中で大切な活動をどう考えましたか

……(本人の交流、福祉活動、身近な生活への関心等)……で、私は……(同じ活動でも人によって意味が違うと気づいたこと)……を経験しました。……(本人が聞き、調べ、工夫したこと)……から、できる動作だけでなく、その人が何をしたいかにも関心を持ちました。大学では作業療法を学び、その人の生活を理解して支援を考えたいです。

一般枠の演習は、少人数グループでのディスカッションです。自分の意見を述べた後、他者の考えを受けて何を追加・修正したかも説明してみましょう。

探究発表は7分以内で、方法と考察を具体的に伝える

薬・看護・リハビリテーション学部の探究評価枠では、7分以内の発表が指定されています。資料をホワイトボード等に貼り付けて発表する形式です。

資料は、片面印刷のA4用紙9枚以内、片面印刷のA3用紙6枚以内、またはA0・A1用紙のポスター1枚以内です。約2m離れても文字や図表を確認できる大きさが求められています。受験番号、氏名、高校名は記載せず、既存の発表資料を使う場合も氏名・高校名を消す必要があります。

問い、方法、結果、考察を順に説明し、グループで行った探究なら自分の担当を明確にしてください。結果が予想と違った場合も、どの条件を見直したかを具体的に伝えましょう。

医学部の一般枠・卒業生子女枠・IB枠の発表は、数理的課題に対する科学的・論理的思考力をみるものです。上の「7分以内の探究発表」の規定を、そのまま医学部に当てはめないようにしてください。エキスパート養成の発表も、志望診療科に関する別の内容です。

実績の大きさだけでなく、自分が選んだ方法と考察を説明できることが、発表後の質疑にも役立ちます。

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
    合格へ

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2027年度の日程を確認して準備を進める

医学部の総合型各枠・エキスパート養成は、2026年10月1日~15日の出願が終了しています。第一次試験は11月15日、第一次合格発表は12月1日、第二次試験は12月6日、第二次合格発表は12月11日です。

医学部の学校推薦型一般公募制は、11月1日~6日出願、11月15日試験、12月1日合格発表です。学校長の推薦、学習成績の状況4.0以上などの出願資格があります。面接だけでなく、数学・英語・理科と小論文も合わせて準備してください。

薬・看護・リハビリテーション学部の総合型は、9月24日までの出願と、10月の試験日程が終了しています。これからの公募制は別の科目試験による方式です。専願前期・併願Aは11月1日~9日出願で11月14日試験、併願Bは11月1日~13日出願で11月22日試験です。次年度の総合型を目指す人は、対象年度の要項で変更を確かめましょう。

スキルパスでは、本人の資格、探究、制作、コンテスト等の実績づくりから、書類、発表、面接までを大学と方式に合わせて支えます。実際に取り組んだ経験を振り返り、志望する医療職とのつながりを説明する練習が大切です。

兵庫医科大学の面接対策は、志望学部の役割を理解し、本人の経験と医療を学ぶ意欲を具体的に伝える準備から始まります。

出典:兵庫医科大学公式2027年度入試情報、医学部総合型一般枠・卒業生子女枠、薬・看護・リハビリテーション学部総合型一般枠、同・探究評価枠、医学部一般公募制。

兵庫医科大学の志望理由書例文|総合型・推薦対策【2027年度】スキルパスの理系特化推薦対策

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