倉敷芸術科学大学の総合型選抜では、学びたい内容と学科の方針が合っているかを、面談・面接等で確認します。芸術学科は作品、生命科学部は探究や学習の経験から、本人の工夫と大学で深めたいことを具体的に説明しましょう。
2027年度の公式募集要項を基に、2学部5学科の質問例と回答例をまとめました。事前面談型・面接型には40分の基礎調査、言語活動型には小論文があるため、受け答えと並行した準備が必要です。
以下は独自の架空の練習用の質問・回答例です。過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。省略部分には、本人が実際に経験し、調べ、考えたことを入れてください。
倉敷芸術科学大学の総合型面接と公募推薦の違い
| 方式 | 面談・面接等の内容 | 準備のポイント |
|---|---|---|
| 総合型・事前面談型 | 40分の基礎調査と面談 | エントリー、適性確認、出願許可を経て正式出願 |
| 総合型・面接型 | 40分の基礎調査と面接 | 正式出願後に受験。事前面談型と手順が異なる |
| 総合型・言語活動型 | 60分の小論文と面談 | 小論文は600~800字程度。出願許可後に正式出願 |
| 公募推薦A・B方式 | 基礎テストまたは所定の実技と書類等 | 面接は課されない。B方式は資格・活動も評価 |
| 公募推薦K方式 | 所定の試問または実技と調査書 | 面接は課されない。学校長推薦等の条件を確認 |
事前面談型・面接型の基礎調査は学科別です。芸術学科は創作活動に関する作文、環境生命科学科・生命医科学科・動物生命科学科は化学・生物・英語から2科目、健康科学科は保健体育です。40分は基礎調査の時間で、面談・面接の長さではありません。
芸術学科は事前面談型・面接型で作品を持参します。データで持参する場合は、再生用の機器も自分で用意する必要があります。所定の大学主催コンクールの入選者等には持参免除の条件があるため、該当する場合は要項を確かめてください。
総合型は面談・面接だけで完結する入試ではありません。学科別の基礎調査や小論文、作品の条件と合わせて準備しましょう。
作品・探究・資格の実績を学びたい内容につなげる
エントリー情報には、経験や活動、大学での目標、興味のある分野等を入力します。「取り組んだ理由」「本人が工夫したこと」「結果から分かったこと」「大学で深めたいこと」を整理すると、書類と面談の説明をつなげやすくなります。
作品なら、見せたい表現と、修正する前後で変えた点を振り返りましょう。探究なら、条件のそろえ方、記録の方法、結果の限界も説明の材料です。資格も、名称だけでなく、学びをどう使ったかまで考えてください。
総合型には活動や資格等に基づく特待生の選考もあります。ただし、大学はこの制度を経済的支援と位置づけ、入学者選抜の合否には関係しないと明記しています。特待生の選考資料と、入試の合否評価を混同しないことが大切です。
2学部5学科の質問例と回答例
芸術学科:作品で伝えたいことを、制作過程から説明できますか
……(本人が制作した作品のテーマ)……を表すため、私は……(実際に選んだ構図、素材や技法)……を試しました。……(作品への反応やコンクール等で得た意見)……から、……(修正した点)……を見直しました。大学では表現と技術を学び、意図を形にする方法をさらに深めたいです。
環境生命科学科:環境や生物の探究で何を確かめましたか
……(本人の身近な環境や生物に関する探究)……では、私は……(実際の観察・記録・比較)……に取り組みました。……(生物検定・化学検定等の実際の学習)……も参考になりましたが、……(条件の違いや残った疑問)……がありました。大学では生物と化学を基礎から学び、生態系や持続可能な社会に関わる課題を深く考えたいです。
生命医科学科:実験や測定の結果をどう考察しましたか
……(本人が行った生物・化学の実験)……では、……(実際に担当した測定や記録)……を工夫しました。……(化学検定や科学コンテスト等に向けた学習)……も振り返り、……(誤差や結果の解釈で確かめたい点)……を整理しました。大学では臨床検査の知識と技術を学び、根拠を確かめながら医療に貢献する力を深めたいです。
動物生命科学科:動物との関わりから、何を専門的に学びたいですか
……(本人が動物に関心を持った経験)……から、私は……(実際の観察や文献調査)……に取り組みました。……(生物検定等の実際の学習)……を参考にしましたが、……(自分の観察だけでは判断できなかったこと)……が残りました。大学では動物の健康や人との関わりを学び、思いやりと科学的な根拠の両方から考える力を深めたいです。
健康科学科:運動や健康への関心を、学習からどう深めましたか
……(本人の運動活動や健康に関する探究)……では、私は……(実際に記録・比較したこと)……に取り組みました。……(統計検定や保健体育で実際に学んだこと)……から、……(結果の受け止め方で変わった点)……がありました。大学では身体や健康づくりを学び、仲間と協力しながら社会の課題を考える力を身につけたいです。
ここで挙げた検定・コンテスト等は、本人の経験を振り返るための例です。すべてが大学の特待生対象実績になるという意味ではなく、一律の加点や合格を示してもいません。取得していない資格や、経験していない活動を回答に加えないでください。
基礎調査・小論文と面談の説明を一緒に練習する
事前面談型・面接型では、エントリー情報をもとに本人の目的や学科への関心を伝えます。「なぜその学科か」「試行錯誤から何を学んだか」「大学でどのように発展させたいか」等を、独自の練習用の問いとして使えます。
芸術学科の作品説明は、完成品の紹介に加え、意図と制作過程を伝えてみましょう。科学分野の探究も、分からなかったことを隠さず、大学で専門的に学ぶ必要がある点まで説明できると、学びたい内容が具体的になります。
言語活動型では、学科に応じて創造性、自然との関わり、医療での対話、動物福祉、健康づくり等に関する小論文の出題概要が公表されています。自分の意見とその根拠を文章にまとめ、口頭でも説明する練習が役立ちます。
自分が行った工夫と考察を、文章・作品・口頭の説明で一貫して伝えられるように準備しましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
2027年度の今後の日程と出願手順
事前面談型Ⅲ期のエントリーは終了しており、適性確認は2026年11月3日、結果通知は11月13日です。出願許可を得た人の正式出願は11月18日~24日、合否発表は11月30日です。
Ⅳ期は12月14日~24日エントリー、2027年1月8日適性確認、1月18日結果通知です。許可後の正式出願は1月21日~28日、合否発表は2月12日です。面接型は3月2日~15日出願、3月19日試験、3月24日合否発表です。
言語活動型の適性確認は終了しています。出願許可を得た人は2026年11月9日~19日に正式出願し、11月27日が合否発表です。総合型の各方式は専願制です。エントリー・出願・書類提出の指示をそれぞれ確認してください。
公募推薦A・B方式は11月10日~19日出願、11月28日試験、12月8日合否発表です。K方式は11月26日~12月10日出願、12月19日試験、12月25日合否発表です。これらの推薦方式には面接はありません。
スキルパスでは、資格、探究、制作、コンテスト等の実績づくりから、書類と面接まで支えます。自分の経験を振り返り、芸術・科学の専門的な学びへ具体的につなげていきましょう。
倉敷芸術科学大学の総合型対策は、学科と方式の条件を確かめ、本人の経験から学ぶ目的を具体的に説明することが出発点です。
出典:倉敷芸術科学大学公式2027年度募集要項、事前面談型・面接型、言語活動型、推薦A・B方式、推薦K方式、アドミッションポリシー。


