川崎医療福祉大学の面接対策では、医療福祉への関心に加え、志望する専門職と学科の違いを理解しておくことが大切です。総合型の公募は集団面接、有資格・探究学習利用型・大学体験型は口頭試問を含む個人面接です。
2027年度の公式入試情報を基に、募集のある5学部16学科の質問例と回答例をまとめました。医療福祉学科は2つのコースに分けて紹介します。学科ごとの学びと本人の実績を結びつけ、専門知識を身につける前の疑問も具体的に伝えましょう。
以下は独自の架空の練習用の質問・回答例です。過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。省略部分には、本人が実際に経験し、調べ、考えたことを入れてください。
川崎医療福祉大学の方式別の面接と評価資料
| 方式 | 面接等の内容 | 準備のポイント |
|---|---|---|
| 総合型・公募 | 基礎学力確認テスト100点、集団面接80点、調査書10点、エントリーシート10点 | 国語・数学・英語のテストと活動の説明を準備 |
| 総合型・有資格 | 口頭試問を含む個人面接90点、調査書10点 | 全学科共通または学科別の資格条件を確認 |
| 総合型・探究学習利用型 | 口頭試問を含む個人面接50点、探究学習報告書40点、調査書10点 | 高校の探究の過程を説明。面接への資料持込み不可 |
| 総合型・大学体験型 | 口頭試問を含む個人面接90点、調査書10点 | 対象学科で所定の体験・課題を行い、出願資格証明書を得る |
| 公募推薦・前期の公募 | 基礎学力確認テスト100点、集団面接45点、調査書5点 | 学校長推薦と専願の条件を確認 |
| 推薦前期の有資格・大学体験型 | 口頭試問を含む個人面接90点、調査書10点 | 資格または体験の条件に加え、推薦書等を準備 |
| 公募推薦・後期A・B日程 | 基礎学力確認テスト100点、集団面接15点、調査書5点 | 両日受験する場合は面接も両日必要 |
基礎学力確認テストは国語・数学・英語の3教科を合わせた50分の試験です。総合型と推薦前期は専願で、合格後の辞退はできません。推薦後期は他大学との併願が可能です。
大学体験型は全学科で実施する方式ではありません。保健看護学科、理学療法学科、臨床検査学科、診療放射線技術学科は対象に含まれません。高校の探究の過程を問う探究学習利用型は、2027年3月に高校を卒業見込みの人が対象です。
集団面接で伝える内容と、個人面接で資格・探究・体験を説明する内容を、受験方式に合わせて準備しましょう。
資格の条件と実績の伝え方を分けて考える
有資格には、全学科共通の条件として英検2級以上、数学検定2級以上、GTEC930以上等が示されています。別に学科ごとの条件もあり、例えば臨床工学科や医療データサイエンス学科ではITパスポート等が対象です。所定の条件と証明書を必ず確かめてください。
面接の説明では、資格名に続けて「どこでつまずいたか」「どう学び直したか」「学科で何を深めたいか」を整理すると具体的になります。探究も、成功した結果だけでなく、調査や比較の方法と残った課題を説明しましょう。
大学は、他者の苦悩への共感、相手の言葉を聴いて適切に説明する力、医療福祉の専門職同士で協力する姿勢を掲げています。活動中に意見や立場の異なる相手と関わった経験も、自分の役割から振り返ってください。
5学部16学科・コース別の質問例と回答例
医療福祉学科・ソーシャルワークコース:生活上の課題をどう捉えましたか
……(本人の地域活動や福祉への関心)……から、私は……(実際の調査や交流)……に取り組みました。……(一つの支援だけでは解決しなかった点)……に気づきました。大学では制度と相談援助を学び、本人の希望と生活全体を踏まえた支援を考えたいです。
医療福祉学科・初等・特別支援教育コース:学びを支える上で何を工夫しましたか
……(本人の学習支援や学校活動)……では、……(実際に担当した役割)……に取り組みました。……(相手の理解に合わせて変えた説明)……から、一人ひとりの状況を確かめる必要を感じました。大学では教育と福祉を学び、子どもの学びと暮らしを支える力を深めたいです。
臨床心理学科:人の行動を調べるとき、どんな限界がありましたか
……(本人の心理に関する探究)……では、……(実際に比較した資料や方法)……を検討しました。……(統計検定や心理学の実際の学習)……も参考になりましたが、……(調査対象や解釈の限界)……がありました。大学で理論と研究方法を学び、根拠を確かめながら人を理解したいです。
医療保育学科:子どもの状況に合わせてどう関わりましたか
……(本人が子どもと関わった活動)……で、私は……(実際の準備や役割)……を担当しました。……(相手の反応に合わせて工夫したこと)……から、安心して過ごせる環境の大切さを考えました。大学では保育と医療福祉を学び、子どもと家族への支援を深めたいです。
保健看護学科:相手の声を聴く中で何を学びましたか
……(本人の交流や地域活動)……で、私は……(実際に行ったこと)……に取り組みました。……(自分の思い込みと異なった相手の話)……から、理解したつもりにならず確かめる姿勢を学びました。大学では看護の知識と実践を学び、根拠と相手の生活を踏まえて関われる力を身につけたいです。
理学療法学科:身体の動きへの関心をどう深めましたか
……(本人の運動や探究の経験)……から、私は……(実際の記録や比較)……に取り組みました。……(生物検定等で実際に学んだ内容)……も参考にしましたが、……(高校で確かめられなかった疑問)……が残りました。大学では身体の機能と理学療法を体系的に学びたいです。
作業療法学科:生活の中の活動をどう見直しましたか
……(本人が生活上の工夫に関心を持った経験)……で、私は……(実際に観察・調査したこと)……を整理しました。……(使う人の希望によって必要な工夫が異なった点)……に気づきました。大学では作業療法を学び、本人にとって大切な生活や活動を支える方法を考えたいです。
言語聴覚療法学科:伝わり方の違いにどう対応しましたか
……(本人の交流や学習支援)……では、……(説明が伝わりにくかった場面)……がありました。私は……(実際に変えた言葉や伝え方)……を試しました。大学では言語や聴こえ等の専門知識を学び、相手の状態を理解して支援できる力を深めたいです。
視能療法学科:見え方について何を調べましたか
……(本人が視覚に関心を持ったきっかけ)……から、私は……(実際の学習や探究)……に取り組みました。……(条件をそろえて比較したこと)……にも限界があり、専門的な知識が必要だと感じました。大学では視覚と検査について基礎から学び、相手に分かりやすく説明する力も養いたいです。
臨床検査学科:測定の根拠や条件をどう確かめましたか
……(本人の生物・化学の実験)……では、私は……(実際の測定や記録)……を担当しました。……(化学検定・生物検定等の実際の学習)……を振り返り、……(誤差や条件による違い)……を考えました。大学では検査の知識と技術を学び、正確な結果を支える根拠を理解したいです。
診療放射線技術学科:物理の学習をどう発展させたいですか
……(本人の物理の探究や学習)……で、私は……(実際に比較した条件や数値)……を整理しました。……(物理検定等の学習)……から、現象を説明するには基礎の理解が大切だと感じました。大学では放射線の知識と技術、安全への考え方を学び、医療に生かす力を深めたいです。
臨床工学科:機器や仕組みを調べて何が分かりましたか
……(本人の電子工作や情報の学習)……では、……(実際に調べたり改善したりした部分)……に取り組みました。……(ITパスポート等の実際の学習)……も生かしましたが、……(動作や安全について残った疑問)……がありました。大学では医学と工学を学び、医療機器を支える専門性を深めたいです。
臨床栄養学科:食と健康の関係をどう調べましたか
……(本人が食に関心を持った経験)……から、私は……(実際の文献調査や記録)……に取り組みました。……(生物・化学や統計等の学習)……を参考にしましたが、……(結果を一般化できない理由)……が残りました。大学では栄養学を体系的に学び、相手の状況に合う支援を考えたいです。
健康体育学科:競技や運動の経験をどう分析しましたか
……(本人の競技や運動活動)……では、私は……(実際に記録・比較したこと)……を担当しました。……(大会結果だけでは分からない改善点)……を振り返り、……(実際に変えた取り組み)……を試しました。大学では健康と運動を学び、経験を根拠から考える力を深めたいです。
医療データサイエンス学科:データやプログラムの限界をどう考えましたか
……(本人のデータ分析や制作)……では、私は……(実際に担当した処理や検証)……に取り組みました。……(統計検定、ITパスポート、情報オリンピック等の実際の学習・参加)……も振り返り、……(偏りや誤りを確かめたこと)……を整理しました。大学では情報と医療福祉を学び、適切にデータを扱う力を深めたいです。
医療コミュニケーション学科:情報を伝える上で何を工夫しましたか
……(本人が案内や企画を担当した活動)……で、私は……(実際に整理した情報や手順)……を見直しました。……(相手の立場によって分かりにくかった点)……を改善しました。大学では医療福祉の知識とコミュニケーションを学び、専門職や利用者を支える力を身につけたいです。
医療福祉デザイン学科:作品を使う人の視点でどう見直しましたか
……(本人の制作やデザインコンテスト等)……では、……(実際に想定した利用者)……を考えて形を工夫しました。……(試作への反応や指摘)……から、見た目だけでは解決できない課題に気づきました。大学では医療福祉とデザインを学び、使う人の生活を踏まえた表現や提案を考えたいです。
学習やコンテストの例がすべて有資格の出願条件になるわけではありません。物理検定・化学検定・生物検定等も、本人が実際に学んだ経験の例であり、一律の加点を示していません。資格条件と経験の説明は分けて確認してください。
探究学習報告書と面接の説明をつなげる
探究学習利用型は、総合的な探究の時間の情報収集、分析、考察、発表等の過程を問います。報告書の写しやその他の資料は面接に持ち込めないため、自分の取り組みを資料なしでも説明できるように振り返りましょう。
集団面接について、公式Q&Aは討論等の特殊な形式ではないと説明しています。他の受験者と議論する試験として準備するのではなく、問われたことに簡潔に答え、他者の発言も落ち着いて聴く練習が役立ちます。
個人面接の練習では、「なぜその方法か」「結果から何が分かるか」「本人の役割は何か」を問い直してみてください。これは独自の練習用の問いです。書類の内容を暗記するだけでなく、考えた過程まで説明できるか確かめましょう。
実績の名称に加え、本人が行った工夫と考察を説明できることが、書類と面接の準備につながります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
2027年度の公募推薦の日程と今後の準備
総合型の試験は2026年10月3日に実施済みで、合格発表は11月2日です。公募推薦前期は11月2日~6日出願、11月14日試験、12月1日合格発表です。前期の有資格・大学体験型も同じ日程です。
推薦後期は11月20日~12月3日出願、A日程は12月13日、B日程は12月14日試験です。合格発表は12月18日です。出願書類は締切日の消印有効で、窓口での受付はありません。両日受験の提出書類は日程ごとに必要です。
スキルパスでは、資格、探究、制作、コンテスト等の実績づくりから、書類と面接まで支えます。志望する専門職を調べ、これまでの学習から大学で深めたいことへつながる説明を整えていきましょう。
川崎医療福祉大学の面接対策は、方式の条件と志望学科の専門性を確かめ、本人の経験を具体的に伝える準備から始まります。
出典:川崎医療福祉大学公式入試情報、総合型・公募、有資格、探究学習利用型、大学体験型、公募推薦前期、推薦後期、提出書類、入試Q&A、募集学科。


