西九州大学の面接対策では、総合型の育成型・課題探究型・資格体験型と、公募推薦を分けて準備しましょう。同じ総合型でも、レポートをもとに話す方式と、資格や講座で得た学びを発表する方式では、準備する内容が異なります。本人が何を学び、その経験を大学でどう深めたいのかが大切です。
対象は健康栄養学科、社会福祉学科、スポーツ健康福祉学科、リハビリテーション学科、子ども学科、心理カウンセリング学科、看護学科、デジタル社会共創学環です。以下は独自の架空の練習用の質問・回答例で、過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。省略部分には本人の実際の経験を入れてください。学校推薦型は公募の学校長推薦とスポーツ特別推薦を扱います。
総合型3タイプと、公募推薦の選考を確認
| 方式 | 話す内容・形式 | 準備の中心 |
|---|---|---|
| 総合型タイプ1・育成型 | 育成プログラムと課題への取り組みを経て、学科別の発表と質疑応答 | プログラムで得た学び、志望理由、大学で深めたいこと。発表は学科ごとに5分程度または5分以内 |
| 総合型タイプ2・課題探究型 | 事前レポートに基づく面接。公式案内では10~15分で、プレゼンテーションなし | 指定課題について調べ、考えを整理。レポートは800字程度、健康栄養学科は1,200字程度 |
| 総合型タイプ3・資格・体験型 | 健康栄養・リハビリテーション・心理カウンセリング・看護は面接。社会福祉・スポーツ健康福祉・子ども・デジタル社会共創は発表と質疑 | 指定資格・検定・講座等の条件を確認し、学びと大学での活用を説明 |
| 学校長推薦Ⅰ・Ⅱ期 | 小論文90分と面接。調査書等の評価を面接に含む | 健康栄養・社会福祉・子ども・看護・デジタル社会共創は小論文50点・面接50点。他の学科は小論文40点・面接60点 |
| スポーツ特別推薦 | 書類審査と口頭試問を含む面接。面接50点、競技成績証明書等50点 | 競技への取り組みと、志望学科が指定する口頭試問の内容 |
タイプ3の発表では、「資格や講座で学んだことを入学後にどう活用するか」「大学で何を学び、社会でどう生かすか」のどちらかを選びます。発表時間と資料のルールは学科別です。子ども学科はパソコン使用不可のため、他学科と同じ方法で準備しないようにしましょう。
スポーツ特別推薦では、栄養・福祉・スポーツの時事問題、理学療法士・作業療法士の仕事、文章の理解等、学科ごとの口頭試問が案内されています。競技の実績を話す練習と、専門分野への理解を説明する練習の両方が必要です。
出典:西九州大学公式令和9年度学生募集要項16~21・34~47ページ、課題探究型の案内。
課題探究型はレポートに基づく面接、資格・体験型は学科別に面接または発表です。方式を選んでから、必要な資料と話す内容を整えましょう。
資格や体験を、専門分野を学ぶ理由につなげる
タイプ3は、指定された資格・検定や講座等が出願条件となります。全学科共通では英検準2級以上等、健康栄養学科では食物調理技術検定2級以上等、心理カウンセリング学科では心理学検定2級以上等が挙げられています。学科別の一覧と、必要な証明書を要項で確認してください。
資格を持っていることに加え、勉強して何を理解し、どんな課題に関心を持ったのかを説明しましょう。生物検定・化学検定・物理検定、統計や情報分野の学習も、本人の実際の経験なら話す材料になります。ただし、経験の例を、そのままタイプ3の出願資格として扱わないようにしてください。
課題探究型では、資料を集めた理由、情報の信頼性、比較した内容、自分の結論の根拠を整理することが役立ちます。他者の意見と本人の考えを分け、書いた内容を口頭でも説明してみましょう。
学科・学環別の質問例と回答例
健康栄養学科:食に関する情報を、どう確かめましたか
……(本人が食事や健康に疑問を持った経験)……について、……(調理・生物や化学の学習・資料の比較等)……に取り組みました。……(条件や根拠を確認して分かったこと)……から、情報をそのまま受け取らず確かめる大切さを学びました。大学では栄養を専門的に学び、人の生活に合った食の支援を考えたいです。
社会福祉学科:地域の困りごとから、何を考えましたか
……(本人が地域活動等で気づいた課題)……について、……(参加・調査・聞き取り等)……を行いました。……(本人の行動と、理解が変わった点)……から、個人の努力だけでなく環境や制度を知る必要も感じました。大学では福祉を学び、地域で安心して暮らすための支援を考えたいです。
スポーツ健康福祉学科:競技や運動の経験を、どう生かしたいですか
……(本人の競技・運動・支援活動の経験)……では、……(継続や参加の難しさ)……に気づきました。……(練習方法や役割を工夫したこと)……を通じ、人によって必要な支えが異なると学びました。大学ではスポーツと健康・福祉を学び、さまざまな人が運動に関われる環境を考えたいです。
理学療法学専攻:身体の動きへの疑問を、どう調べましたか
……(本人が動作や運動に関心を持った経験)……から、……(観察・物理や数学の学習等)……に取り組みました。……(条件を変えて比べた結果)……から、数値と本人の状態の両方を見る必要を感じました。大学では理学療法を学び、身体の機能と生活を支える方法を深めたいです。
作業療法学専攻:その人にとって大切な活動を、どう考えましたか
……(本人が生活上の不便に気づいた経験)……について、……(調査や道具の工夫等)……を行いました。……(意見を聞いて理解したこと)……から、同じ活動でも人によって意味が違うと感じました。大学では作業療法を学び、その人が望む暮らしや社会への参加を支えたいです。
子ども学科:子どもとの関わりから、何を学びましたか
……(本人の読み聞かせ・地域活動・学習支援等)……では、……(伝え方や関わり方で難しかった点)……がありました。……(本人が試した工夫)……を通じ、一人ひとりの反応に合わせる大切さを学びました。大学では教育や保育を学び、子どもの学びと育ちを支える力を伸ばしたいです。
心理カウンセリング学科:印象だけで判断しないために、何をしましたか
……(本人が人の心や行動に関心を持った経験)……から、……(心理学検定の学習・資料の比較等)……に取り組みました。……(予想と異なった点)……を知り、一つの見方だけで判断しない大切さを感じました。大学では心理学を基礎から学び、根拠を持って人を理解する力を伸ばしたいです。
看護学科:高校での探究を、看護の学びにどうつなげたいですか
……(本人の健康や生活に関する探究)……では、……(調べたり関わったりして分かったこと)……がありました。……(生物・化学の学習等)……も通じ、身体と生活の両方を理解する必要を感じました。大学では看護を専門的に学び、相手を尊重して健康を支えたいです。
デジタル社会共創学環:デジタル技術で、どんな課題に関わりたいですか
……(本人が地域や学校で気づいた課題)……から、……(情報分野の学習・データ集計・制作等)……に取り組みました。……(使う人の意見や、改善したこと)……を通じ、技術と利用する人への理解の両方が必要だと学びました。大学ではデジタル技術と社会の課題を学び、地域や組織で役立つ仕組みを考えたいです。
資格・活動の名前だけで終わらず、本人の工夫と学び、その専門を大学で学ぶ理由まで説明しましょう。
レポート・発表・質疑を、方式に合わせて練習
課題探究型では、提出したレポートを読み直し、調べた方法と根拠を説明しましょう。育成型では、プログラムと課題への取り組みを振り返り、学ぶ目標がどう深まったのかを整理します。資格・体験型では、指定資格や講座で得た力を、入学後にどう生かしたいかまで準備してください。
学校長推薦では、小論文の内容を理解する力と、自分の意見を根拠から説明する力も必要です。面接の練習でも、質問への答えを先に述べ、本人の経験を添えると考えが伝わりやすくなります。
スキルパスでは、資格学習・探究・活動の実績から、レポート、発表、小論文、面接まで一貫して支援します。本人が取り組んだ過程を振り返り、希望する専門分野の学びにつながる説明を準備します。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
2027年度の今後の日程と出願前の確認
学校長推薦Ⅰ期とスポーツ特別推薦は、2026年11月2日~6日が出願期間で、消印有効です。試験は11月14日、合格発表は12月1日です。学校長推薦Ⅱ期は11月30日~12月4日出願、12月12日試験、12月22日合格発表の予定となっています。
課題探究型・資格体験型のⅢ期は11月2日~12日出願、11月26日試験、12月22日合格発表です。Ⅳ期は11月30日~12月10日出願、12月24日試験、2027年1月25日合格発表。Ⅴ期は2027年1月6日~3月4日に出願し、試験・発表は随時です。いずれも募集の継続状況を確認してください。
総合型は、異なるタイプも含めて1学科・学環の専攻・コースにつき1回の出願という案内です。学校長推薦の評定、スポーツ特別推薦の競技・継続条件、総合型の資格・入学条件等も要項で確認しましょう。
総合型のタイプと学科ごとの条件を確認し、レポート・発表・面接のうち必要な準備を選びましょう。
志望理由の整理には、次の記事も参考になります。


